<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>学校事例 | 国際教育ナビ</title>
	<atom:link href="https://kknavi.jp/school/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://kknavi.jp</link>
	<description></description>
	<lastBuildDate>Fri, 12 Jun 2026 04:10:21 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=5.8.16</generator>

<image>
	<url>https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/07/kknavi-favicon-512-32x32.png</url>
	<title>学校事例 | 国際教育ナビ</title>
	<link>https://kknavi.jp</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>鷗友学園の揺るがぬ信念　―オールイングリッシュ授業（前編）</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/13297/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[国際教育ナビ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 07 Jul 2025 01:00:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=13297</guid>

					<description><![CDATA[<p>鷗友学園のオールイングリッシュ授業　そのカリキュラムとは？ ――御校の英語授業といえば、やはり特徴的なのがオールイングリッシュです。2004年から取り組みを開始されたとのことで、かなり先駆的ですよね。鷗友の授業はどのよう…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/13297/">鷗友学園の揺るがぬ信念　―オールイングリッシュ授業（前編）</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>鷗友学園のオールイングリッシュ授業　そのカリキュラムとは？</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――御校の英語授業といえば、やはり特徴的なのがオールイングリッシュです。2004年から取り組みを開始されたとのことで、かなり先駆的ですよね。鷗友の授業はどのようなものなのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）本校は中高ともにメインの教科書は検定教科書ではなく、中学校がOxford出版の “Link It！”、高校がPearsonの “North Star” を使用しています。どちらも</span><b>海外の英語学習者向けの教科書</b><span style="font-weight: 400;">で、優れた内容を持っています。Oxford出版に関しては、廃盤により教科書変更を余儀なくされたこともありましたが、オールイングリッシュを導入した当時から継続して利用しています。</span><b>中学校は６</b><b>単位、高校は文系選択は７単位、理系選択は５単位</b><span style="font-weight: 400;">という体制で授業を行っています。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-13299" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/Link-It-600x449.jpg" alt="" width="600" height="449" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/Link-It-600x449.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/Link-It-768x575.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/Link-It.jpg 1199w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-13300" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/NorthStar-600x450.jpg" alt="" width="600" height="450" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/NorthStar-600x450.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/NorthStar-768x576.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/NorthStar.jpg 1198w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――オールイングリッシュ授業の課題としてよく挙げられるのが文法学習かと思います。鷗友ではどのように指導されているのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）</span><b>中学校での文法は大まかな説明</b><span style="font-weight: 400;">を中心に進めています。教科書がとても優秀で、４～６回の授業で1ユニットを完結するペースで進めますが、基本的に教科書のステップ通りに進めれば授業が成立するようにできています。最初にユニット冒頭の“Photo Story”を読み、そこからユニットで学ぶ文法や語彙、テーマに慣れ親しんでもらいます。その後、</span><b>徐々に語彙や文法を掘り下げていく</b><span style="font-weight: 400;">形で進めています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）高校では、文法説明が必要な部分では日本語を補足的に使うこともありますが、基本的には中学から引き続き、英語で発信するというスタンスを重視しています。また、高校１年次には「論理・表現」の授業が週２回あり、一つでは「ELEMENT」（啓林館）を使用し、もう一つでは「EMPOWER」（桐原書店）を用いてより詳細な文法解説を行っています。</span><b>中学で「なんとなく」理解していた文法が、この段階でしっかり腑に落ち、定着度も高まる</b><span style="font-weight: 400;">ように感じています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――中学ではaccuracyよりはfluencyに重きを置き、英語に親しむ・楽しむことを中心に学習を進めているのですね。そして、それを基盤にし、高校で文法項目のインプットを強化することで学びの幅を広げているということでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）はい、その通りです。高校１年生になると、語学力やその他の知識のバランスが整ってくる生徒が増えるため、</span><b>このタイミングでライティング指導</b><span style="font-weight: 400;">にも力を入れます。単元ごとに書かせるエッセイの種類も異なり、「Persuasive（説得文）」「Compare（比較文）」など、多様な形式を取り入れています。生徒は</span><b>ライティング慣れをするため、外部試験でのリーディングやライティングのスコアは安定</b><span style="font-weight: 400;">しています。生徒たちは論理的な思考力を養い、英語を使うスキルを確実に身につけていると感じます。</span></p>
<h2>先生×生徒・生徒×生徒の双方向授業を生む秘訣</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――授業は先生と生徒、生徒同士で活発なやり取りがあるそうですね。具体的にはどのような流れで行われていますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）中１ではペアワークを多用しています。たとえばグラマーなどは生徒が嫌になりがちなので、</span><b>「ペアで協力して、ちょっとこの問題を解いてみよう！」「この文にはどういうルールがあるだろう？」</b><span style="font-weight: 400;">といった問いを提示し、ペアで一緒に考えたり、話し合ったりすることが多いです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）</span><b>生徒が学んだ文法を自分たちの状況に置き換え、実際に使ってみるというアウトプットの機会</b><span style="font-weight: 400;">を重視しています。たとえば、「Iの場合はamだけど、sheのときはisだよね」といったことをbe動詞の文法的な役割を理解していなくても、生徒が自分たちで発見し、理解していくプロセスを大切にしています。高校になると、社会問題をテーマにしたディスカッションなど、より高度な活動が中心となります。使用している教科書には、日本の検定教科書では扱われないトピックが多く含まれ、知的好奇心を刺激する内容が満載です。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――一方で、英語が苦手な生徒も一定数はおられるかと思いますが、オールイングリッシュ授業だったり、難しいトピックについてこられない生徒さんはいないのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）そこは教員の工夫のしどころです。以前に「ジェンダーによる言語の違い」というテーマを扱いましたが、「ジェンダー」は概念的にも社会的にも高校生には難しいテーマですよね。そういった「難しそうテーマ」を内容に入る前に提示されると身構えてしまう生徒もいるので、まずは</span><b>ビジュアルや身近な話題から導入し、生徒の興味を引き出します。授業が進むにつれてテーマを深め、自然と難しいトピックに挑戦できる流れ</b><span style="font-weight: 400;">を意識しています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">また、英語が得意ではない生徒でも、言語以外で活躍できる機会を持てるよう工夫しています。絵が得意な生徒にプロジェクトの一環でイラストを描いてもらうなど、一人ひとりの特技を活かした授業作りを心がけています。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-13304" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/30ce4a64bf57973c12a9d5ed2c168b66-600x338.jpg" alt="" width="600" height="338" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/30ce4a64bf57973c12a9d5ed2c168b66-600x338.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/30ce4a64bf57973c12a9d5ed2c168b66-1200x675.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/30ce4a64bf57973c12a9d5ed2c168b66-768x432.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/30ce4a64bf57973c12a9d5ed2c168b66-1536x864.jpg 1536w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/30ce4a64bf57973c12a9d5ed2c168b66.jpg 1706w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">　　　　　　　中学２年生の授業。１クラスを半分に分けた少人数制の授業を展開</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）私は授業の中で</span><b>何かひとつでも「おもしろい！」と生徒が思える瞬間を提供</b><span style="font-weight: 400;">するようにしています。たとえば、ご見学いただいた中２の授業で「サンドイッチ店SUBWAYの語源は潜水艦から来ている」という話題がありましたよね。すると生徒たちは「へぇ～！」と驚き、興味を持ちます。そういった生徒の興味関心を高められるような何かを、毎回の授業でひとつは出すようにしています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）それも、やはり</span><b>トピックベースの授業展開だからこそ</b><span style="font-weight: 400;">だと思います。英語は苦手だけど、社会は好き、芸術は好き、という生徒はいますよね。North Starのテーマの幅広さはさまざまな生徒の「好き」を刺激し、英語と他分野の知識をつなげる思考力を醸成しているように思います。高校からのアカデミックライティングの指導では、社会科や家庭科といった他の科目で学習した知識を織り交ぜながらライティングする生徒もいて、英語をツールとしていろいろな科目を結び付けているな、というのが見えて興味深いですね。</span></p>
<h2>コミュニケーションツールであるからこそ他教科の学びとつなげる意味がある</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――だからこそ、鷗友のもう一つの特徴である教科横断型の授業にもつながりやすいんですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）やはり英語はコミュニケーションツールのひとつなので、他教科の内容とリンクしていきます。（参考：</span><a href="https://kknavi.jp/class/6946/"><span style="font-weight: 400;">横断授業を生む仕組み &#8211; 鷗友学園女子の教員間コミュニケーション</span></a><span style="font-weight: 400;">）</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-13301" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/8018f1d37b5e2a1507f0095d3f62ce4e-600x315.jpg" alt="" width="600" height="315" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/8018f1d37b5e2a1507f0095d3f62ce4e-600x315.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/8018f1d37b5e2a1507f0095d3f62ce4e-1200x630.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/8018f1d37b5e2a1507f0095d3f62ce4e-768x403.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/8018f1d37b5e2a1507f0095d3f62ce4e-1536x807.jpg 1536w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/8018f1d37b5e2a1507f0095d3f62ce4e.jpg 1578w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">たとえば、</span><b>高１の地理では「防災」というテーマで英語を組み合わせた授業</b><span style="font-weight: 400;">を実施しました。ここで大切にしたのが、単に防災に関連する英単語を学ぶのではなく、</span><b>「なぜ英語で防災を学ぶ意味があるのか」という意識づけ</b><span style="font-weight: 400;">です。たとえば、「地震の体験がほとんどないイギリスからの留学生が地震に遭遇したとき、どう相手を落ち着かせる？」など、生徒が自分事として必要性をイメージできるような投げかけをします。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">生徒に学びの意義が伝わったところで、具体的な授業に入っていきます。英語学習という観点では、ちょうど助動詞を学習している時期だったので、 “</span><span style="font-weight: 400;">You should not go to this path.” “You should avoid this street because something may fall.”</span><span style="font-weight: 400;">など、英語で外国人留学生に説明するという設定で学習内容と掛け合わせました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">こういった横断授業の場合、</span><b>地理の教員にも英語を使ってもらうのですが、それも生徒には刺激的</b><span style="font-weight: 400;">だったようです。英語科の教員が英語を話す姿は生徒にとっては当たり前になっていますが、英語科以外の先生が英語を話す姿がとても新鮮だったようです。</span><b>英語が真にコミュニケーションツールとして機能していることを実感</b><span style="font-weight: 400;">し、「こんな伝え方もあるんだ！」「一生懸命に話している姿がかっこいい」と感じたようで、そこで生徒がわーっと沸くんですよ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）他教科の先生が英語に興味を持つ姿勢を生徒に見せてくださっているんですよね。たとえば本校が取り組む多読では、</span><b>「ブックダイアリー」</b><span style="font-weight: 400;">として生徒が読んだ本や語数、レベルを記録しています。これは生徒だけでなく、教職員であれば誰でも持てるので、他教科の先生や、中１を受け持つことになった先生が生徒と一緒に始めてくださったりします。その姿が生徒のお手本になり、「私も頑張ろう」というモチベーションになっているようです。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-13298" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/849789161ff362be0aa631861a4882a4-600x388.jpg" alt="" width="600" height="388" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/849789161ff362be0aa631861a4882a4-600x388.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/849789161ff362be0aa631861a4882a4-768x497.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/849789161ff362be0aa631861a4882a4.jpg 1196w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　多読ルートマップ</p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-13306" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/6a58b6349fdcb14323a1024c501d2dc5-600x451.jpg" alt="" width="600" height="451" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/6a58b6349fdcb14323a1024c501d2dc5-600x451.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/6a58b6349fdcb14323a1024c501d2dc5-768x577.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/6a58b6349fdcb14323a1024c501d2dc5.jpg 1198w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブックダイアリー</p>
<p><span style="font-weight: 400;">――学校全体、そして先生一人ひとりが鷗友の「全人教育・リベラルアーツ」という教育目標を体現されていて、それが生徒の学習意欲を高めているということなのですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（</span><span style="color: #0000ff;"><a style="color: #0000ff;" href="https://kknavi.jp/class/13314/">後編</a></span><span style="font-weight: 400;">に続く）</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">取材・記事作成：小林慧子／編集：早田愛</span></p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/13297/">鷗友学園の揺るがぬ信念　―オールイングリッシュ授業（前編）</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>日本にいながら世界のスーパーエリートから講義を受けられる―Double Helix（後編）</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/8941/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Sayaka Ohkubo]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 13 Feb 2024 16:00:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=8941</guid>

					<description><![CDATA[<p>2023年7月に巣鴨中学校・高等学校で開催されたDHのレポートやDHの概要はこちら 学校の垣根を超えて私立中高の先生方が企画しているDouble Helix（ダブル・ヒーリックス）（以下DH）。2023年８月に市川学園に…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/8941/">日本にいながら世界のスーパーエリートから講義を受けられる―Double Helix（後編）</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;"><span style="color: #999999;">2023年7月に巣鴨中学校・高等学校で開催されたDHのレポートやDHの概要は<a href="https://kknavi.jp/feature/8930/">こちら</a></span></p>
<p>学校の垣根を超えて私立中高の先生方が企画しているDouble Helix（ダブル・ヒーリックス）（以下DH）。2023年８月に市川学園にて５日間のプログラムが開催され、</span><span style="font-weight: 400;">首都圏の６校（</span><span style="font-weight: 400;">市川中学校・</span><span style="font-weight: 400;">高等学校、鷗友学園女子中学高等学校、駒場東邦中学校・高等学校、南山高等学校・中学校女子部、巣鴨中学校高等学校、洗足学園中学高等学校）から生徒が参加しました。</p>
<p>国際教育ナビ編集部はプログラムの最終日に伺い、イベントを企画したダイレクターである鷗友学園の<a href="https://kknavi.jp/professional/6930/"><strong>村田祐子先生</strong></a>と市川学園の<strong><a href="https://kknavi.jp/professional/6288/">山本永年先生</a></strong>に取材させていただきました。<br />
</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"> </span></p>
<h2>「授業は受け身でよい」意識を払拭できた</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">———今回の企画で工夫されたことがあればお伺いできますでしょうか</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（村田）いくつかあります。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">先日巣鴨中高で開催されたDHは、医療分野に特化したものでしたが、今回は<strong>複数の分野の先生方にお越しいただきました</strong>。そのため</span><span style="font-weight: 400;">、初日に全員の講師と参加者が会えるようにプログラムを組みました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">２つ目は、<strong>動画を撮って配信した</strong>点です。今回のプログラムは、構成上半分の講師の授業しか受けられないのです。しかし、他の分野の先生がどのようなことを講義していたか知りたい生徒もいると思い動画配信することにしました。体調不良で休んでしまったり、自分が受けた授業をもう一度振り返りたいときにも使えるよう、授業をすべて撮影し、終わり次第アップロードしました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">３つ目は、最終日にステージで何かを発表する形式ではなく、<strong>ポスターセッションにすることで生徒たちが発表する場面を増やしたことです</strong>。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="wp-image-9554 size-medium" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0918-600x300.jpg" alt="" width="600" height="300" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0918-600x300.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0918-1200x600.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0918-768x384.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0918-1536x768.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———運営上で特にうまくいった部分があれば教えてください</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>臨機応変に対応できた</strong>点ですね。先生方も、授業内容はパッケージで持ってこられているものがあったんです。しかし、1回目のレッスンを終えてやはり2回目のレッスン内容を変えようとか、生徒に接し少し内容を変えようとか、工夫をしてくれました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-9556 size-medium" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7787-600x300.jpg" alt="" width="600" height="300" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7787-600x300.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7787-1200x600.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7787-768x384.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7787-1536x768.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———最後に、イベントを通じての狙いが達成できたのか、 現在の所感をお伺いしたいです</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（山本）今回のプログラムは、Post-Truth Era [Truth, Discovery, and Methodology]というテーマでした。そのなかで生徒に期待していたことは２つあります。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">第一に、<strong>学びに関心を持っている６つの学校から集まった生徒たちの化学反応</strong>。第二に、世界的に活躍する先生方との出会いによって<strong>思考を深めた結果、学校生活に戻った際に同じ授業を受けても「高次の思考」ができるようになっている</strong>こと。 「高次の思考</span><span style="font-weight: 400;">」をするためには、どのように学ぶべきかを自分で考えながら授業を受けるというマインドセットが不可欠です。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><strong>結果としては期待以上でした</strong>。生徒たちがたくさん交流し、先生方への質問の量も尋常でなかったからです。プログラムが進むにつれ、質問のクオリティも自身の意見を踏まえたものに変化していきました。これは思考のレベルが一段階上がっているということなんですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">最終的に、椅子に座ってさあ教えてくださいという「<strong>授業は受け身でいい」という意識を払拭できたのかなと思います</strong>。アンケート結果や生徒たちと話しているなかで確信したのは、イギリス・スペイン・日本の教員がチームとなって各校の子どもたちを育てる手伝いができたということです。このようなプログラムは日本中どこを探してもないものであり、この輪が広がっていくことを願うばかりです。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="wp-image-9555 size-medium" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0950-600x300.jpg" alt="" width="600" height="300" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0950-600x300.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0950-1200x600.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0950-768x384.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_0950-1536x768.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<h2>講師感想</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">今回のDHには、以下の講師陣が招かれました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">Mr. Charlie Jenkinson　教育学</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">Mr. Tristan Macleod 　歴史学</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">Dr. Elisa Carrasco　生物学</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">Dr. Roshan Sreekumar BMBCh BA　医学</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">Dr. Samuel Jackson　統計学</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">Mr. Seb Cooley　物理学</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">５日間の感想を伺いました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———今日が最終日ですが、初日と比べて生徒たちはどのように変わりましたか</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Mr. Macleod）生徒たちはこの５日間で<strong>とても自信がついた</strong>と感じます。初日は数人の生徒からしか質問がありませんでしたが、３日目、４日目になるとどんどん量が増えて休憩時間がなくなるほどでした。この５日間でいかに好奇心と自信を深めたかに気づき驚きました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Mr. Jenkinson）最初は当たり障りない質問で、具体的な知識を得るための質問でした。</span><span style="font-weight: 400;">プログラムが終わりに近づくにつれ、私に意見を求めてきました。自分はこう思うがどう思うか？と。その<strong>質問自体もより洗練されたものになっていた</strong>と思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Mr. Cooley）私たちが目の当たりにした彼らの明らかな変化は、自分が何を学ぶべきかを誰かに教えてもらわなくてよくなったことです。つまり、<strong>興味のあることを自分でいろいろ調べ考える力が身についた</strong>と思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Mr. Jenkinson）私もそう思います。このプログラムは彼らが自分の目的を考えるのに役立ったのではないでしょうか。興味のあることを見つけて、一度その目的を持てば、それに基づいて行動する能力も身についたと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr.Sreekumar）生徒たちは、ひとつのことに興味を持ち始めると、他のことを学ぶための時間とリソースが明らかに減少するという重大なことに気づいたと思います。そこで</span><span style="font-weight: 400;">、他の人と協力する必要性があることと、お互いから学ばなければならないことに気づいたはずです。生徒たちは、各々がそれぞれ一人で学習しているわけではありません。 彼らは<strong>自分自身の考えを個々に持つ必要はありますが、お互いに協力しなくてはいけない</strong>のです。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-9553 size-medium" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7814-600x300.jpg" alt="" width="600" height="300" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7814-600x300.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7814-1200x600.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7814-768x384.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/02/kk_IMG_7814-1536x768.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<h2>生徒感想</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">———今回なぜこのプログラムに参加しようと思ったのでしょうか</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Aさん）日本語でも英語でも、<strong>会話の能力を上げたい</strong>と思って参加しました。僕は男子校にいるのですが、とにかく男子校って閉鎖的で、知らない人と話す機会が欲しかったんです。いろいろな人と会話する、知らない人と会話するというのを目標にして来ました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———この５日間プログラムを受けた感想を教えてください。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Bさん）最初は他校の生徒は多いし英語もわからなくて緊張してしまって、先生に何も話しかけられませんでした。でも、英語ができなくてもいろいろやっていかないとこのプログラムに参加した意味がなくなると思ったんです。3日目あたりからは積極的にジェスチャーを使って発言するようにしました。そうすると自分の力でもある程度言いたいことが英語で伝わるんだなと実感できました。わからないなりにも、<strong>積極的に行動を起こせばなんとかなる</strong>と知ることができてよかったなと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Cさん）2日目のチャーリー先生のモチベーションカーブレッスンが個人的には印象に残っています。<strong>「小さなことを積み重ねていく」</strong>という話と<strong>「あなたにできるベストをその日に尽くしなさい」</strong>という話です。その日から、自分のベストってなんだろうというものを考え始めたんです。毎日目標を立ててそれをこなすようにしました。１日15回くらい、先生からの質問に答えようという目標を立てたのですが、やはり難しかったですね。でも、自分が変わっていくのを感じられ、チャレンジしていること自体が楽しくなりました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dさん）今回、僕は英語で自分の言いたいことを伝えられるようになるという目標で参加しました。初日は先生の言っていることを聞き取るだけで精一杯で、自分の意見を伝えるなんて夢のまた夢みたいな感じだったんです。でも、2日目以降は先生の話を聞き取るのもだいぶ慣れて、自分の意見も伝えられるようになって成長できたかなと思っています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———初日と最終日とで自分が変わったなと思うところはありますか</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Aさん）自分の意見を話すときに、初日は絶対自分の意見が間違いないと思って言っていたのですが、最終日が近づくにつれていろいろな意見があるということに気づきました。みんなで話し合って結論を出すときも、 自分の意見を押し通すより、相手の意見を聞いた上で自分はこう思うんだよねという言い方に変わりました。 </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Bさん）初対面の人でも積極的に話しかけるという姿勢が少しは身についたかなと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Cさん）<strong>失敗してもいいやと思って行動をおこせる勇気</strong>が身につきました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dさん）僕は、今までの勉強では一方的にインプットするだけのタイプでした。でも、今回のDHを通して学んだ知識を使って会話をして、<strong>相手とさらに知識を深めることができるようになってよかった</strong>なと思いました。インプットだけじゃなくアウトプットもできるようになったと思います。</span></p>
<p>記事作成：大久保さやか／取材：浜田・松山</p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/8941/">日本にいながら世界のスーパーエリートから講義を受けられる―Double Helix（後編）</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>就職？ 大学編入学？ 未来に進むための「実感できる」語学力を！ 神田外語学院で伸びる秘訣とは</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/14533/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[国際教育ナビ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 05 Dec 2025 01:00:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=14533</guid>

					<description><![CDATA[<p>「大学4年生の平均TOEICスコア545点（※）を、専門学校2年生が638点で上回る」——。必ずしも入学時の英語力が高いわけではない学生たちが、なぜこれほどまでに成長できたのか。 その答えは、神田外語学院の密度の濃いカリ…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/14533/">就職？ 大学編入学？ 未来に進むための「実感できる」語学力を！ 神田外語学院で伸びる秘訣とは</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><b>「大学4年生の平均TOEICスコア545点（※）を、専門学校2年生が638点で上回る」——。</b><span style="font-weight: 400;">必ずしも入学時の英語力が高いわけではない学生たちが、なぜこれほどまでに成長できたのか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">その答えは、</span><b>神田外語学院の密度の濃いカリキュラムと、「教えるプロ」による実践的な指導</b><span style="font-weight: 400;">にあります。実践的な英語スキルの習得はもちろん、異文化教育や社会問題を通じて教養を深める学びや、地域と連携したプロジェクト学習など、幅広い学びを提供しています。専門学校ならではの「語学漬けの2年間」で、学生は着実にスキルを身につけ、大学編入学や就職など多様な進路を実現しています。</span><b>インターナショナルコミュニケーション科のコーディネーター・伊丹 康洋氏</b><span style="font-weight: 400;">への取材を通し、</span><b>志の高い学生が国内外の大学や専門職へと進む「橋渡し」役を<span style="color: #000000;">担う</span>同校の取り組み</b><span style="font-weight: 400;">から、新たな進路選択の可能性を探ります。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">※『</span><span style="font-weight: 400;">TOEIC Program DADA &amp; ANALYSIS 2024』より</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">TOEICスコアが2年で1.7倍！　専門学校2年が大学4年を上回る語学力の秘密</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――教育目標について教えてください。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）神田外語グループの建学理念は</span><b>「言葉は世界をつなぐ平和の礎」</b><span style="font-weight: 400;">です。私の学科では、その理念をより具体化し、『「語学力」や「異文化コミュニケーション力」を身につけ、多様な文化や価値観を理解して主体的に行動できる人材の育成』という教育目標を掲げています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">本校には、ビジネスコミュニケーション科、インターナショナルコミュニケーション科、グローバルゲートウェイ科という３つの学科があります。各学科には、学生の卒業後の進路を意識したユニークなカリキュラムを有する２年制のコースが合計13あり、英語科目をどのコースにも設置しながら、ビジネススキルや多言語の習得を目指しています。私はインターナショナルコミュニケーション科のコーディネーターとして、語学系コース、主に英語系科目のカリキュラム開発や授業運営の管理をしています。私自身、姉妹校の神田外語大学の出身で、卒業後は一般企業で働いた後、地元の学習塾で英語教員をしながら放送翻訳の仕事もしていました。現在の仕事についてからTESOLを取得し、より良い英語教育とは何かを本格的に考え始めました。そうした背景から、現在は学習者と教員両方の目線でカリキュラム開発を行い、社会で活きる英語力を身につけてもらえる教育の実践に取り組んでいます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"> ――貴校は学生のTOEICスコアの伸びが良いと評判ですよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）ありがとうございます。TOEICは全学的に年4回の受験を必須としていて、学生は毎月任意でも受験ができる体制を作っています。<span style="color: #000000;">例えば、</span>本校を2024年度に卒業した学生のスコア平均は638.5点。国際ビジネスコミュニケーション協会（IIBC）のデータによると、これは大学4年生の平均である545点（※）を大きく上回っています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">※『TOEIC Program DADA &amp; ANALYSIS 2024』より</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――それはすごいですね。どのような学生が入学してくるのでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）入学時点ではすべての学生の英語力が高いわけではありません。例年、入学後すぐに実施する試験では平均スコアが400点未満。それが1年後には550点程度、卒業時には600点以上になるのがここ数年の傾向です。2024年度卒業生のスコア推移を見ると、全学の</span><b>入学時平均が376.7点のところ、卒業時には638.5点ですので<span style="color: #000000;">約260点</span>伸びています。</b></p>
<p><span style="font-weight: 400;">本校の学生の進路は、<span style="color: #000000;">就職や海外留学</span>に加え、近年は大学編入学が増えています。専門学校から4年制大学の3年次または2年次へ編入学できる制度ですが、TOEICで高得点を取得できれば、編入学試験時に英語の試験が免除されるなど、出願できる大学の幅が広がります。TOEICのスコアは就職活動においても重要ですが、大学編入学においても「入れる大学」ではなく、「入りたい大学」にチャレンジする際の大きな支えになっていることは間違いありません。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――大学への編入学も可能なのですね。現在、大学編入学を選択する学生の人数はどれくらいなのでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）2024年度卒業生の実績では、4年制大学への編入学試験の合格者はのべ193名です。合格率は93.2％で、姉妹校の神田外語大学をはじめ、青山学院大学や駒澤大学、日本大学などの私立大学に加えて、埼玉大学といった国公立大学にも学生を輩出しています。語学の専門学校からの編入学というと、語学系学部に進むイメージを持たれるかもしれませんが、「語学はKIFL（同校の愛称）でとことん学んだから、別の分野<span style="color: #000000;">で</span>学びを深めたい！」と、さまざまな学部に進む学生が多い印象ですね。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="wp-image-14899 size-medium" style="text-align: center; font-size: 1.6rem; font-weight: 500;" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/ee9559fe720995f8ce69b603475b0c31-600x400.jpg" alt="" width="600" height="400" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/ee9559fe720995f8ce69b603475b0c31-600x400.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/ee9559fe720995f8ce69b603475b0c31-1200x800.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/ee9559fe720995f8ce69b603475b0c31-768x512.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/ee9559fe720995f8ce69b603475b0c31-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p>＜<span style="font-weight: 400;">希望の進路を後押しする<span style="color: #000000;">大学編入学センター</span></span>＞</p>
<p><span style="font-weight: 400;">――必ずしも入学時の英語力が高いわけではない学生も大きく成長しているのですね。「伸びる秘訣」は何でしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）まず単位や授業時間数について申し上げると、</span><b>本校では2年間で114単位の履修</b><span style="font-weight: 400;">が求められます。一般的な大学が4年間で124単位前後ですから、非常に密度の濃いカリキュラムとなっています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">内容面では、</span><b>段階的・実践的な教育が特徴</b><span style="font-weight: 400;">です。例えば英語専攻コースでは、1年次に中学・高校で学習した文法、リーディング、ライティングといった基礎を徹底的にブラッシュアップして土台を固めます。2年次になると、ディベート、通訳トレーニング、ビジネス英語といった科目で、習得した英語力を実践する機会を数多く提供しています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">また、英語力を多面的に伸ばすために、</span><b>インプットとアウトプットのバランスを重視</b><span style="font-weight: 400;">しているのはもちろんですが、CLIL（内容言語統合型学習)の要素を取り入れた授業や多様な英語に触れる機会も設けています。例えば「ジャパン・スタディーズ」では、寺社や花見といった日本文化を英語で説明する力を養います。 また、「Global Englishes」という授業では、あえてEnglishを複数形にしているように、英語を母語としている国や地域のみならず、アジアやアフリカなど英語が公用語でない地域で使われている英語にも触れ、グローバル社会で通用する英語力を身につけます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さらに、本校の教育を特徴づけている<span style="color: #000000;">一つが</span></span><span style="color: #000000;"><b>EIC（English for  International Communication）、EIB（English for International Business）</b><span style="font-weight: 400;">です。これは全学科共通のネイティブ教員による英語</span><span style="font-weight: 400;">授業です。環境やジェンダー、SDGsなど、身近な社会問題をテーマに英語で考え、発信する</span><b>タスクベース学習</b></span><span style="font-weight: 400;"><span style="color: #000000;">を行っています。例えば、千代田区の観光協会と連携し、学生がチームを組んで千代田区をプロモーションするプレゼンテーションを作成・発表する取り組みなどがあります。こうしたプロジェクトを通して、 “Communication” “Critical Thinking” “Creative” “Collaboration”の “4C”を意識</span>した実践的な英語力を養います。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-14900" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/41ceb716d50c8da18ff368bc66defab6-600x399.jpg" alt="" width="600" height="399" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/41ceb716d50c8da18ff368bc66defab6-600x399.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/41ceb716d50c8da18ff368bc66defab6-1200x798.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/41ceb716d50c8da18ff368bc66defab6-768x511.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/41ceb716d50c8da18ff368bc66defab6-1536x1022.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――スキルだけでなく、教養や思考力を深める教育が組み込まれている点には、正直、驚きました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）専門学校なので、スキルを身につけさせるのは大前提ですが、それだけでは無味乾燥になってしまいますよね。卒業後にビジネスの現場に入って働く学生もいれば、大学へ編入学する学生もいます。そのため、より実践的で本物の学びをカリキュラムに取り入れたいと考えています。</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">ミスマッチを防ぐ！　モチベーション維持の仕組みと教員の指導力</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――単科大学や専門学校の場合、総合大学と比べ、学習内容が焦点化されていますよね。集中して学びに取り組める一方、興味・関心、学習意欲が別に移った場合、学生のモチベーションとのミスマッチが生まれることはありませんか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）本校の場合、語学専門学校という看板を掲げていますので、比較的ミスマッチは少ないかもしれませんが、全くないとは言い切れません。お伝えしたように、近年は卒業後の進路として、</span><b>半分近い学生が大学への編入学</b><span style="font-weight: 400;">を選択します。実績に基づいて本校に入学していただけることは嬉しいのですが、語学習得よりも大学編入<span style="color: #000000;">学</span>制度に目標の比重を置く学生もいるように感じるときもあります。</span></p>
<p><b>語学学習には地道な努力が求められる側面</b><span style="font-weight: 400;">がありますよね。コツコツと多くの単語を覚えたり、失敗を繰り返しながら書いたり話したりできるように練習を重ねる必要があります。本校は卒業に必要な単位数が多いため、日々勉強に取り組む姿勢が必要です。そのような環境の中で、ミスマッチを感じている学生のモチベーションをいかに高め、途中で投げ出させずに卒業まで導くかは、私たちの重要な課題です。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そんな課題に対し、本校では多角的なサポート体制を構築しています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400; font-size: 14pt; color: #ffffff; background-color: #0000ff;">明確な目標設定のサポート</span><span style="font-weight: 400;"><br />
</span><span style="font-weight: 400;"><span style="color: #000000;">大学編入学センター</span>やキャリア教育センターといった進路に直結する部署が、セミナーやイベントを頻繁に実施し、学生が短期・長期の明確な目標を持てるよう支援しています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400; color: #ffffff; background-color: #0000ff; font-size: 14pt;">徹底した学習管理<br />
</span><span style="font-weight: 400;">年間4～5回実施される全学での単語テストでは、不合格の学生が合格するまで徹底的にフォローアップします<span style="color: #000000;">。また、全学で実施するT</span>OEICの直前に無料で対策講座を開講したり、目的別の課外講座（有料）や選択科目の設置、TOEIC合宿の実施などを通じて、学生の学習意欲を高めています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400; font-size: 14pt; color: #ffffff; background-color: #0000ff;">リアルな体験や「つながる」機会の提供<br />
</span><span style="font-weight: 400;">ビジネスコミュニケーション科の学生にはインターンシップへの参加を必須とするなど、現場を体験することで学びの意義を実感してもらいます。また、「インターナショナルランチ」のようなネイティブ教員との気軽な交流の場や、留学生との交流を促すイベントを通じて、地道な語学学習を共に乗り越える「仲間」づくりを重視しています。さらに、担任制を導入することで、学生が困ったときに頼れる窓口を設けています。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-14901" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/0df38191f4c6761ae9f9ac0303f2732a-600x400.jpg" alt="" width="600" height="400" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/0df38191f4c6761ae9f9ac0303f2732a-600x400.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/0df38191f4c6761ae9f9ac0303f2732a-1200x799.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/0df38191f4c6761ae9f9ac0303f2732a-768x512.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/0df38191f4c6761ae9f9ac0303f2732a-1536x1023.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――教鞭をとるのはどのような先生方なのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）本校の教育の質を支えてくださっているのは知識と指導力を備えた素晴らしい先生方です。採用をさせていただく際に注目しているのは教育者としての姿勢です。大学では、アカデミックな経歴を重視する傾向にあるのに対し、本校ではご経歴もティーチングスキルももちろんですが</span><b>「目の前の学生の可能性を信じ、寄り添い、学習意欲を引き出すことができるか」を最も重視</b><span style="font-weight: 400;">しています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そのため、採用プロセスでは、優れたご経歴を持つ候補者であっても、複数回のサンプルレッスンを通じて、本校の学生に合った適性をお持ちであるかを評価させていただいております。元予備校講師のように、長年「教えるプロ」として学生と向き合ってきた経験を持つ教員がいらっしゃる一方、ビジネスの第一線で活躍された方も多くいらっしゃいます。単なる知識の伝達に留まらず、自身の経験を交えながら深みのある授業を提供してくださる先生方が豊富にいらっしゃいます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"> <img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-14902" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/401dd5bdc5846e7b0249c3870d1deab6-600x400.jpg" alt="" width="600" height="400" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/401dd5bdc5846e7b0249c3870d1deab6-600x400.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/401dd5bdc5846e7b0249c3870d1deab6-1200x800.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/401dd5bdc5846e7b0249c3870d1deab6-768x512.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/401dd5bdc5846e7b0249c3870d1deab6-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">神田外語学院の挑戦～新たな進路選択の未来～</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――これまで、私自身が、「高校卒業後の進路は就職・進学の二択」「進学するのであれば大学」という固定観念を持っていたのだなと気づき、考えを新たにできました。ここまでお話をうかがってきて、高校卒業後の進路として、大学進学や就職以外にも魅力的な進路選択があることに気づくことができました。特に生徒の興味・関心が語学に向いている場合、神田外語学院は選択肢として有力ですよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊丹）ありがとうございます。語学に焦点を当てるのであれば、間違いなく本校で学ぶ2年間は大変充実していると思います。ただ、現実問題として、社会に出る際、「大学卒業」という学歴が評価されやすい面があることは否めません。</span></p>
<p><b>だからこそ、社会で活きる目に見える力を身につけさせること。</b><span style="font-weight: 400;">その本校のミッションを果たすべく、英語力はもちろん、コミュニケーション力、思考力、課題解決能力、ビジネスマインド、資格取得など、幅広く、実用的な成果が得られるカリキュラムを意識して作成しているのです。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-14904" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/7606d4df3d3d94d16299494aeae398ca-600x338.png" alt="" width="600" height="338" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/7606d4df3d3d94d16299494aeae398ca-600x338.png 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/10/7606d4df3d3d94d16299494aeae398ca-768x432.png 768w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">本校の学生の多くが、「集中して専門的な力を身につけたい」「希望する進路に進みたい」といった明確な目的意識を持っています。身につけたいスキルや能力が明確で、限られた時間を効果的に使って真摯に勉強に向き合っている学生が多いです。社会の変化が加速し、多様なキャリアパスが求められる現代において、私たちはそういった</span><b>志を持つ学生が、専門性と実践力を身につけ、大学やビジネスの現場で活躍するための「橋渡し」</b><span style="font-weight: 400;">の役割を担いたいと考えています。ぜひそのことを多くの中学校・高等学校の先生方に知っていただければと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（取材・記事作成：小林 慧子）</span></p>
<p>&nbsp;</p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/14533/">就職？ 大学編入学？ 未来に進むための「実感できる」語学力を！ 神田外語学院で伸びる秘訣とは</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>地方から国内トップ、そして世界へ──公立高校の英会話部が見せた可能性</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/15977/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[白根理恵]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 01 Jun 2026 01:00:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=15977</guid>

					<description><![CDATA[<p>地方の公立高校から、全国トップレベルの進学校と並び、世界大会へと羽ばたく生徒たち。徳島県立城ノ内中等教育学校の英会話部（English Debating Society）は、創部わずか数年で目覚ましい成果を上げています。…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/15977/">地方から国内トップ、そして世界へ──公立高校の英会話部が見せた可能性</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>地方の公立高校から、全国トップレベルの進学校と並び、世界大会へと羽ばたく生徒たち。<strong>徳島県立城ノ内中等教育学校</strong>の英会話部（English Debating Society）は、創部わずか数年で目覚ましい成果を上げています。しかし、その道のりは決して平坦なものではなく、指導する教員自身の試行錯誤と葛藤の連続でした。</p>
<p>今回は、同校で英語科教諭を務め、英会話部顧問として生徒たちを牽引する<strong>和泉太輔先生</strong>に、ディベートを通じた英語教育の可能性、教員としての役割、そして<strong>「地方の公立高校でもできる」</strong>という熱いメッセージを伺いました。</p>
<h2>手探りの創部から世界大会へ──悔しい経験をバネに大きく成長</h2>
<p>――英会話部におけるディベート活動の概要と、これまでの輝かしい実績について教えてください。</p>
<p>（和泉）本校の英会話部は現在14名（4年生6名、5年生5名、6年生3名）で活動しています。2019年頃に草の根的に活動を始め、2020年に正式に英会話部としてスタートしました。</p>
<p>「PDA高校生即興型英語ディベート全国大会」において、2020年度と2023年度に全国4位となった実績があります。さらに2025年度には見事全国3位に入り、<strong>結成7年目にして初めて世界大会への出場を果たし、ベスト8という結果を残しました。</strong></p>
<figure id="attachment_16136" aria-describedby="caption-attachment-16136" style="width: 600px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" class="wp-image-16136 size-medium" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_3400-e1776762343197-600x604.jpeg" alt="" width="600" height="604" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_3400-e1776762343197-600x604.jpeg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_3400-e1776762343197-1200x1208.jpeg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_3400-e1776762343197-768x773.jpeg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_3400-e1776762343197-200x200.jpeg 200w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption id="caption-attachment-16136" class="wp-caption-text">＜2025年PDA高校生即興型英語ディベート全国大会3位獲得＞</figcaption></figure>
<p>――創部当初は、どのように生徒を集め、モチベーションを高めていったのでしょうか。</p>
<p>（和泉）当初は私自身も、ディベートの知識がほとんどない状態でした。4月に10人ほどの生徒を集め、手探りの状態で活動をスタートさせたのが始まりです。</p>
<p>当時は医学部志望の生徒が多く、地域枠の推薦などでは集団討論が課されることもあります。「医学部では討論があるから、ディベートを学んだ方がいい」と、<strong>大学受験に役立つという一点を前面に出して、生徒たちを引き込みました。</strong></p>
<p>――初めは受験目的だった生徒たちが、どのように全国や世界を意識するようになったのですか。</p>
<p>（和泉）やはり<strong>外の世界を見せたことが大きかった</strong>です。最初は関西のトップ層である東大寺学園高等学校や灘高等学校などの生徒が参加する大会に連れて行きました。すると、自信満々で臨んだ生徒たちが、たたきのめされるように負けて帰ってきたのです。猛烈な悔しさを感じたのでしょうね。</p>
<p>そこから彼らの心に火がつきました。2023年に全国大会で3位を取ったメンバーも、初めて東京大学での全国大会に出場した際は下から2番目でした。悔しい経験だったと思いますが、<strong>東大という舞台に立てたこと自体が彼らにとって良い刺激になり、大きく成長するきっかけになった</strong>のだと思います。</p>
<h2>教員はファシリテーター。学年混合で活動し、トップ層を常に意識させる</h2>
<p>――日々の活動の中で、和泉先生はどのような役割を担い、どんな練習を行っているのでしょうか。</p>
<p>（和泉）<strong>私の役割は、生徒とともにディベートを学びながらフィードバックを行う「ファシリテーター」や「少し先を行く先輩」のような存在</strong>だと思っています。</p>
<p>練習は月、火、木の放課後に行い、基本は紅白戦形式の「ラウンド練習」です。論題（テーマ）を含む活動内容は、基本的に私が決めています。練習後の夜のオンライン自主練などはルールを決めながら、生徒の自主性に任せています。ただ、<strong>土台や進め方がわからないと主体的に動けないため、必要な材料は私から提示するよう意識しています。</strong></p>
<p>――フィードバックや指導を行ううえで、特にこだわっている点はありますか？</p>
<p>（和泉）プレパレーション（準備）やフィードバックは、基本的に日本語で行っています。生徒に「こういう議論ができたよね」「この場面は間違っていたよね」と、<strong>議論の良しあしや改善点を正確に伝えるには、母語でなければ難しい</strong>からです。</p>
<p>また、「どこに焦点を当て、何を学ぶべきか」を具体的に説明することも重要です。たとえば世界大会後には、「君たちはトップ校とここが違う。だからこういう表現をしなさい」と、私が思ったことをすべて伝えます。<strong>生徒は自力で走っているように見えても、背中を押してあげなければ正しい方向に進みにくい</strong>のではないかと考えています。</p>
<figure id="attachment_16138" aria-describedby="caption-attachment-16138" style="width: 600px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" class="wp-image-16138 size-medium" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_4188-e1776762403904-600x393.jpeg" alt="" width="600" height="393" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_4188-e1776762403904-600x393.jpeg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_4188-e1776762403904-1200x785.jpeg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_4188-e1776762403904-768x503.jpeg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_4188-e1776762403904-1536x1005.jpeg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption id="caption-attachment-16138" class="wp-caption-text">＜英語部の練習＞</figcaption></figure>
<p>――異なる学年の生徒たちが一緒に活動する中で、レベルの差などはどのように埋めているのでしょうか。</p>
<p>（和泉）日本の教科書や参考書等は学年ごとにレベル分けされていますが、私はそれが生徒の学びを制限していると感じています。そのため、「この学年はここまで」といった制限は設けていません。練習も学年混合で行っています。たとえば、5年生がやっていることを4年生が見て、先輩の思考に無理にでも合わせる。いわゆる<strong>「Pushed output」の考え方</strong>です。</p>
<p>また、目指すべきゴールとして、<strong>常に上位入賞をするトップ層の生徒たちの姿を常にイメージさせています</strong>（聖光学院高等学校、 渋谷教育学園幕張高等学校、 渋谷教育学園渋谷中学高等学校、筑波大学附属駒場高等学校など）。彼らと同じレベルに立たなければ、東京大学や世界は見えてこないからです。</p>
<h2>ディベートは英語学習の延長。適切なモデル提示で成長を促す</h2>
<p>――そもそも、和泉先生ご自身がディベート指導に力を入れるようになったきっかけは何だったのでしょうか。</p>
<p>（和泉）理由は大きく2つあります。1つは徳島県の英語教育に貢献したいという思いです。もう1つは、<strong>英語の4技能5領域を伸ばすうえで、ディベートが最適</strong>だと感じたからです。</p>
<p>決定的なきっかけは、現在も日本のディベート普及の中心として活躍されている、聖光学院の河野周先生との出会いでした。私がイギリスのランカスター大学に在籍していた際に、共通の知人を介してつながりました。そして、さまざまな話をする中でディベートの重要性を確信し、徳島県に持ち帰って広めようと決意したのです。</p>
<p>――和泉先生は、ディベートを単なる部活動ではなく「授業の一環」として捉えていらっしゃると伺いました。</p>
<p>（和泉）そうですね。たとえば「ディベートの城ノ内」「ディベートの和泉」という形で、部活だけが独り歩きする状態にはしたくなかったのです。ディベートはあくまで授業のタスクの一つで、英語学習の延長線上にあるものだと、生徒にも伝えています。</p>
<p>私はイギリスでCELTA（英語教授法資格）を取得しており、CLIL（内容言語統合型学習）型の学習をさせながらディベートを取り入れています。<strong>学んだ知識を理解し、そこから思考を広げていくうえで、ディベートは非常に有効です。</strong></p>
<figure id="attachment_16137" aria-describedby="caption-attachment-16137" style="width: 538px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" class="wp-image-16137 size-full" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/IMG_4137-e1776762527105.png" alt="" width="538" height="295" /><figcaption id="caption-attachment-16137" class="wp-caption-text">＜授業の中でディベートに取り組む様子＞</figcaption></figure>
<p>――授業でディベートやスピーチを行う際、生徒の「発話」を引き出すために工夫されていることはありますか。</p>
<p>（和泉）スピーチ中は、生徒がたどたどしくても一切口を挟まず、メモを取りながら最後まで聞いています。これはCELTAのトレーニングで学んだことです。<strong>教員はつい途中で助けてしまいがちですが、最初はできないのが普通</strong>です。適切なモデルを示してあげれば、必ずできるようになります。</p>
<p>私は授業中、生徒が自ら発話するまである程度の時間待つことがあります。「できないことを楽しみ、次はできるようにしよう」「できなくても恥ずかしくない。できないから練習しているんだ」「わからないと言っていいんだよ」と伝え続けることで、生徒たちは安心して発話できるようになります。</p>
<p>――ディベートを通じて、生徒たちにどのような力を身につけてほしいとお考えですか。</p>
<p>（和泉）単に英語を話せるようになるだけでなく、「多角的に物事を見る力」や「批判的思考力」を養ってほしいです。参考文献やニュースを批判的に読む力は、大学というアカデミアの場で必ず求められます。</p>
<p>また、最近の大会では「エクイティ・ポリシー（公平性への配慮）」が重視され、ジェンダーや人種などに配慮した発言が厳格に求められます。さらに、ネイティブのような発音ではなくても、「Comprehensible（理解可能）な発音・発話」を心がけることも大切です。</p>
<p>ディベートは、こうした力を総合的に身につけられるものだと考えています。</p>
<h2>地方の学校でもできる──大切なのは一歩踏み出して外を見ること</h2>
<p>――今後、英会話部としての目標、そして和泉先生ご自身の教員としての目標をそれぞれ教えてください。</p>
<p>（和泉）英会話部としての第一の目標は、先日の世界大会であと一歩のところで負けてしまったコロンビアのチームや、また国内の強豪校に、「勝負どころの一戦で勝ち切る」ことです。そして、国内のトップ層の中にい続けること。さらに、<strong>徳島の他校も同じレベルに上がってきてくれることを期待しています。 </strong></p>
<p>教員としての目標は、現在研究している「CLILとディベート」をしっかり形にすることです。特に、日本の学校教育で不足しがちな「発音（音声）指導」を、内容理解や言語指導と統合した授業で実践できるようにしたいと考えています。自分の実践や研究を後進の育成につなげることが、私自身の目標です。</p>
<p>――最後に、日々現場で奮闘されている全国の英語教員の皆様へメッセージをお願いします。</p>
<p>（和泉）「城ノ内ができるなら、うちの学校でもできる」と思っていただきたいです。徳島県の公立高校という、いわゆる<strong>田舎の環境であっても、都会の進学校の生徒たちと同じ舞台に立つことは可能</strong>です。それを、本校の英会話部の生徒たちが証明してくれました。</p>
<p>池田高校野球部の蔦監督が「山あいの子どもたちに一度でいいから大海（甲子園）を見せてやりたかったんじゃ」とおっしゃったように、<strong>地方の生徒こそ、外の世界に出てみることが大切</strong>だと感じています。そして、強いチームには必ず理由があります。</p>
<p>ご自身の環境や生徒に対してネガティブな気持ちを持っている先生がいらっしゃったら、ディベートに限らず、少しでもコミュニカティブな活動へ「一歩踏み出す」きっかけにしていただけたらうれしいです。</p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/15977/">地方から国内トップ、そして世界へ──公立高校の英会話部が見せた可能性</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>鷗友学園の揺るがぬ信念　―教育で大切なもの（後編）</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/13314/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[国際教育ナビ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 07 Jul 2025 01:00:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=13314</guid>

					<description><![CDATA[<p>間違えを矯正するよりも、「あなた自身」を大切にする ――鷗友の生徒は思考力や自分の意見を構成する力が身に付いているように感じました。これは御校のカリキュラムが大きく関係しているのでしょうか？ （兵後）他言語を使う際に「間…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/13314/">鷗友学園の揺るがぬ信念　―教育で大切なもの（後編）</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>間違えを矯正するよりも、「あなた自身」を大切にする</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――鷗友の生徒は思考力や自分の意見を構成する力が身に付いているように感じました。これは御校のカリキュラムが大きく関係しているのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）</span><b>他言語を使う際に「間違えてはいけない」と考えることが心理的な壁</b><span style="font-weight: 400;">になりがちです。授業や生徒と接する際は、その壁をなるべく取り払うように意識をしています。そうすることで、文法の正誤ではなく、「多少の間違えは気にせず、自分の知ってることや自分自身のことを伝えてみよう」という気持ちや、内容をより理解しようとする姿勢になると考えています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）</span><b>間違えることへの抵抗感を払拭したい、というのが本校全体の方針</b><span style="font-weight: 400;">でもあります。それこそ、中学受験を乗り越えてきた本校の生徒たちは、受験を通じて「正解」を求められてきました。しかし、実社会ではさまざまな意見が存在します。</span><b>「あなたの意見も人の意見も大切。それらをどう組み合わせていくのかが重要だよ」「教室は間違えや失敗を恐れずに挑戦できる場なんだよ」。</b><span style="font-weight: 400;">こういった方針を英語科のみならず、学校生活のさまざまなところで生徒に伝えているからこそ、生徒たちは活発に発言をしてくれるのだと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）もちろん入学してすぐに自分の殻を破ることは難しいです。以前、中１の担任をしていた際、多くの生徒が間違えることへの抵抗感や恐怖感を持っている様子が見られました。しかし、それも教員の声掛けで少しずつ溶けていくのですよね。</span><b>生徒が発言したときに、文法などの誤りを指摘するのではなく、「その考え、とてもいいね！」「そのままで大丈夫だよ！」と内容部分に注目して褒め続ける</b><span style="font-weight: 400;">ことで、少しずつ変化が見られました。最初はおとなしかったクラスも、後期にはまったく違う雰囲気になります。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-13774" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/06/1f6f94cb441fe6458a5cceb2f015a7e9.png" alt="" width="601" height="449" /></p>
<h2>教員の役割は「正解」を伝えることではない</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――後藤先生は他校から鷗友に活躍の場を移されたと伺いました。教員という視点で、前任校との違いに戸惑われることはありませんでしたか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）本校に来てから、教員としての視座が大きく変わったと感じています。前任校は進学校で、広範囲を網羅する詰め込み型な指導の面もありました。一方で、本校では生徒と一緒にコンテンツを深く議論していくスタイルです。</span><b>「授業中に知識を教え込む」というよりは、話し合いの中で生徒の意見を引き出し、学びを深めるにはどうすればいいのか</b><span style="font-weight: 400;">を心掛けるようになりました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">さらに、生徒のアイディアをいかに全体で共有し、授業をより豊かなものにすることを常に念頭においています。目線を生徒に近づけ、一緒に考えていく姿勢を持つようになったと思います。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――役割としてはファシリテーターに近いということですね。すると、先生方には知識の伝達とはまた異なった力が必要になるかと思います。難しさはありませんか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）私も本校着任前は、「教員は生徒の前で準備した内容を話す」といったイメージを持っていました。しかし、</span><b>本校での授業は教壇に立つ時間よりも、生徒の中に入っている時間の方が圧倒的に長い</b><span style="font-weight: 400;">のです。当初はそのギャップに驚きました。また、生徒は予想もしないアイディアや発言をすることがあるので、それにどう対応するかというスキルが求められるように思います。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-13317" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/74d6198eff6e69f8e4cd8cff15e52d26-1-600x450.jpg" alt="" width="600" height="450" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/74d6198eff6e69f8e4cd8cff15e52d26-1-600x450.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/74d6198eff6e69f8e4cd8cff15e52d26-1-768x575.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/74d6198eff6e69f8e4cd8cff15e52d26-1.jpg 1200w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――柔軟な対応力を身に付けるのは難しそうですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）やはり経験を重ね、慣れることが大切だと思います。私が心掛けているのは、</span><b>教員が「これが正解」というものを授業に持ち込まない</b><span style="font-weight: 400;">ことです。教員の考える「答え」を生徒に教えるのではなく、生徒が出した答えをもとに授業を作り上げていく。難しいのですが、それは大切にしています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）私も同意見です。教員が想定した答えを持って授業を進めると、やはり生徒はそれが正解だと受け取ってしまいます。ディスカッションは意見が飛び交う場なので、たとえば一見、少し的外れな意見を生徒が言ったとしても、</span><b>「それもいいね。なぜそう思うの？」と問いかけることで、生徒に考えを深めさせることが大事</b><span style="font-weight: 400;">だと思っています。</span></p>
<h2>オールイングリッシュ授業のむずかしさ</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――オールイングリッシュ授業、という視点ではいかがでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）やはり教えることの難しさはありますね。よく言われることですが、高校生よりも中学生に教える方が難しい場面があります。たとえば、生徒に理解してもらうために</span><b>使用単語を絞ったり、あえて文法を簡略化して話す</b><span style="font-weight: 400;">こともあります。具体的には中１で過去形を学習するまではあえて過去形を使わないようにしています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ポイントなのは、生徒もそうですが、</span><b>教員も文法的な正しさよりも、コンテンツを相手に伝えることの重要性を意識して授業をすること</b><span style="font-weight: 400;">だと思います。生徒に伝わっていないと感じれば、どのポイントが聞き取れなかったか、どの部分が理解できていないのかを考え、その都度アプローチを変えていくのです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）後藤先生の指摘、本当にその通りです。</span><b>実際に生徒に対面するまで、どの程度まで理解しているのかはわかりません。</b><span style="font-weight: 400;">そして、こちらがわからせようと焦るときほど話しすぎてしまいます。そういった点で、オールイングリッシュ授業は難しさがありつつも、非常に魅力的な挑戦だと感じています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――ファシリテーションやオールイングリッシュの授業は、生徒の反応をよく観察し、状況に応じた対応が求められますよね。教員１名に対して20名なり40名なりの生徒をフォローするコツはありますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（兵後）私の場合は、全体への説明では、</span><b>「ある程度の生徒が理解していればOK」</b><span style="font-weight: 400;">としています。不安そうな生徒は意識して記憶しておき、見回りの際に個別にフォローしています。授業では生徒の中にいる時間が長いので、その場で対応できることが多いです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（後藤）英語以外の教科でもそうですが、生徒の主体性が中学から高校にかけてどんどん育っていきます。わからなければ自分で教員に質問し、理解をしていく生徒が増えていきます。</span><b>授業で100％の理解を目指すのではなく、生徒自身が自主的に学べるような環境を整えることが重要</b><span style="font-weight: 400;">だと考えています。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-13305" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/e09ce36c93f1e4d73c6a9d026adbb552-600x450.jpg" alt="" width="600" height="450" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/e09ce36c93f1e4d73c6a9d026adbb552-600x450.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/e09ce36c93f1e4d73c6a9d026adbb552-1200x900.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/e09ce36c93f1e4d73c6a9d026adbb552-768x576.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/e09ce36c93f1e4d73c6a9d026adbb552-1536x1152.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">　　　　　　　　　　　　　　校訓「慈愛と誠実と創造」の前にて</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-weight: 400;">取材・記事作成：小林慧子／編集：早田愛</span><span style="font-weight: 400;"><br />
</span></p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/13314/">鷗友学園の揺るがぬ信念　―教育で大切なもの（後編）</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>高１対象「全員必修」かつ「選択制」の海外研修　100％の満足も、即効性ある成果も目指さない、真の教育を求めて</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/15939/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[国際教育ナビ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 12 Jun 2026 01:00:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=15939</guid>

					<description><![CDATA[<p>全員を満足させなければ――。すぐに目に見える成果を出さなければ――。 学年行事や海外研修といった大規模なプログラムを担う際、このようなプレッシャーを感じる先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。 湘南白百合学園が実践し…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/15939/">高１対象「全員必修」かつ「選択制」の海外研修　100％の満足も、即効性ある成果も目指さない、真の教育を求めて</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">全員を満足させなければ――。すぐに目に見える成果を出さなければ――。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">学年行事や海外研修といった大規模なプログラムを担う際、このようなプレッシャーを感じる先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">湘南白百合学園が実践しているのは、「入り口は必修、中身は選択」という独自の海外・国内研修です。一見、華やかな成功事例に見えますが、その</span><b>出発点は「全員満足は目指さない」という潔い割り切り</b><span style="font-weight: 400;">でした。</span><b>生徒が感じる落胆や不便をも、学びの種として肯定したい</b><span style="font-weight: 400;">。湘南白百合学園が追求する真の教育とは？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">「実は、教員はなりたくない職業No.1だった」と語るのは、同校の</span><b>国際教育を牽引する伊海 真美先生</b><span style="font-weight: 400;">。挫折や葛藤の経験さえも力に変えた、試行錯誤のプロセスを辿ります。</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">中１から高１まで、学年行事としての国際教育プログラム</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">2022年度から段階的に開始した新しいプログラムでは、中１から高１までの４学年にわたり、各学年の習熟度に応じた機会を必修として提供しています。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="size-large wp-image-16334 aligncenter" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/37d1b27d645eaff7135dba11ea1a86b0-1-1200x521.jpg" alt="" width="1200" height="521" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/37d1b27d645eaff7135dba11ea1a86b0-1-1200x521.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/37d1b27d645eaff7135dba11ea1a86b0-1-600x261.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/37d1b27d645eaff7135dba11ea1a86b0-1-768x333.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/37d1b27d645eaff7135dba11ea1a86b0-1.jpg 1269w" sizes="(max-width: 1200px) 100vw, 1200px" /></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">「100％の満足」よりも「ベターな落とし所」を必死に探る</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――４学年にわたる必修の国際教育プログラムは、大きな舵切りであったと思います。どのような背景があったのでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）本校の国際教育プログラムは、もともとは他校さんと比べると決して活発ではありませんでした。当時の校長が「もっと骨太にしたい」という想いをお持ちで、とくに強くこだわっていらしたのが、それまでにはなかった全員参加のプログラムを作ることだったのです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――とくに高１の海外・国内研修は、必修でありながら選択制であり、なかなか前例のない取り組みですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）最初は「無理よね」と消極的でした。しかし、「他でやっていないことをやってみたい」という思いから、やる意義があると考え直しました。私が国際教育委員長に就任したのが2020年。ちょうどコロナ禍で海外渡航がストップした時期でした。この期間にしっかりと力を蓄え、コロナが明けた時に「湘南白百合学園はパワーアップして帰ってきた」というポジティブな印象を、在校生にもこれから入学してくる未来の生徒にも与えたかった。ある意味、シビアな学校経営戦略でもあります。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――前例のない取り組みとなると、指揮する際の苦労も多かったのではないでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）学内には多様な意見や懸念があって当然です。さまざまな考えに誠実に耳を傾け、しっかり意見交換をし、時にはあえて一歩引いて受け入れる謙虚さも大切にしつつ、私なりのやり方で、泥臭く信頼関係を積み重ねてきたつもりです（笑）。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">一方で、「校長や学校が描いた大きな想いを、現場に落とし込む役割を担うことが私の仕事である」とある意味割り切っていました。つまり、関係者とたくさん話をし、それをまとめ、いかに具現化するかに集中しました。</span><b>自分の主観だけで進めるのではなく、「学校の目指す姿からブレない」と考えていた</b><span style="font-weight: 400;">からこそ、過度に気負わずに進められたような気がします。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="size-full wp-image-16225 aligncenter" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/55e306949c9a329aedc7ce4fd99211fb.jpg" alt="" width="907" height="668" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/55e306949c9a329aedc7ce4fd99211fb.jpg 907w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/55e306949c9a329aedc7ce4fd99211fb-600x442.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/55e306949c9a329aedc7ce4fd99211fb-768x566.jpg 768w" sizes="(max-width: 907px) 100vw, 907px" /><span style="font-weight: 400;">――「全員必修」となると、生徒全員を満足させなければというプレッシャーはありませんか。 </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）もちろん、</span><b>生徒全員の心に刺さるベストな研修を作れたらよいですが、それは限りなく不可能に近い。完璧なものは逆につまらない。</b><span style="font-weight: 400;">レジャーではなく研修ですから、思い通りにいかない不便や、期待外れの落胆があってもいい。むしろ、そこで抱いた違和感や「ままならなさ」さえも、生徒にとって、その先の人生を豊かにする糧になるはずです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">全員にとってのベストを目指そうとすると動けなくなりますが、「ベターな落とし所」を必死に探る。そう割り切ることで、続けていられるように思います。</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">選択制は「誰一人取りこぼさない」というメッセージ</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――各プログラムの概要を教えてください。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）サンディエゴ研修では、ホームステイをしながら、High Tech High*の現役教員が講師を務める問題解決型の授業に取り組みます。世界大国の１つであるアメリカの熱量を体感しながら、高度な英語発信力の養成を目指します。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">マルタ共和国研修では、語学学校に通い、他国からの留学生とともに授業やアクティビティに参加。カトリック信仰の根付く国の歴史やヨーロッパの街並みから学びを得ると同時に、留学生との関わりやホームステイを通じて異文化を体感します。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">国内研修は「グローカルフィールドワーク」と題し、学校周辺の湘南・鎌倉エリアを舞台に、SDGsにまつわる環境課題の解決に挑みます。外国人講師とともに街へ出て実地調査を行い、見つけた課題の解決策を議論・発表。最終的には地元の自治体への提案・協働を目指す、地域貢献に根ざした実践的な内容です。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400; color: #000000;">いずれも夏休み中に実施し、海外渡航を伴うものは10日間程度、国内研修は４日間程度です。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><span style="color: #000000;">*High Tech Highとは…サンディエゴにある公立のチャータースクール。PBL（Project Based L</span>earning）の先駆的な実践校として、その質の高い教育が世界から注目されている。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">――中でも国内研修は、2024年度の開始当初と比べ、現在の生徒の特性により合わせた内容へとブラッシュアップされたそうですね。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">（伊海） 当初はコロナ禍の影響もあり、オンライン研修という選択肢も設けていました。しかし、日頃からICT教育の中でデジタルに慣れ親しんでいる生徒たちの様子を見るうちに、彼女たちに今必要なのは、より五感を刺激するリアルな体験ではないかと思い至りました。そこで現在は、あえてアナログなフィールドワークという形にデザインし直しています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――2026年度からは、選択肢に台湾とスリランカが加わるとのこと。とくにスリランカは斬新ですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）きっかけは、現校長の「アジア圏のプログラムを作る」という意向です。従来の「英語圏・座学中心」という枠組みを超えて国際教育を<span style="color: #000000;">さらに</span>骨太にしたいというねらいと、加速する円安の中で費用面でも参加しやすい選択肢を確保したいという現実的な視点が重なっています。アジア圏の中でもさまざまな国を検討した結果、最終的には「他校にない挑戦を」という想いから、関東圏の学校としては初派遣となるスリランカに決めました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――具体的な内容を教えてください。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）</span><b>研修の最大のねらいは、開発途上国に見られる「光と影」を肌で感じること</b><span style="font-weight: 400;">です。滞在方法は、５つ星ホテル・ローカルホテル・ホームステイの３種類を体験。都会の名門女子校との交流から、窓も壁もないローカルな学校や孤児院まで、多様な環境での交流を予定しています。視察に行った際、どこに行っても現地の皆さんが非常に好意的に迎えてくださったのですよね。スリランカと日本の歴史的なつながりや、両国が築いてきた友好関係を学ぶ機会にもなると期待しています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">実は、このスリランカ研修が最も人気で、１学年178名のうち51名が参加する予定です。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-full wp-image-16226" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/ed5553dc73de6789b9695c2ac193983c.jpg" alt="" width="1029" height="707" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/ed5553dc73de6789b9695c2ac193983c.jpg 1029w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/ed5553dc73de6789b9695c2ac193983c-600x412.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/ed5553dc73de6789b9695c2ac193983c-768x528.jpg 768w" sizes="(max-width: 1029px) 100vw, 1029px" /></p>
<p><span style="color: #000000;">――とくに海外研修においては、求められる安全性の基準がより高くなってきているように思います。どのように対応されていますか。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">（伊海）学校行事である以上は、「安全であること」が大前提です。そのため、<strong>すべての研修先には、責任者である私が必ず事前に足を運び、現地の様子を直接確かめる</strong>ようにしています。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">具体的には、生徒が実際に食べるもの、泊まる場所、移動するルートの一つひとつを自分の目で確認し、求める安全基準に達するまで調整します。また、お世話になる業者さんが適切なライセンスを持っているかを確認し、契約を交わして責任の所在を明らかにするなど、リスク管理も徹底しているのです。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">――なぜそこまでして、複数の選択肢を用意するのでしょうか。</span></p>
<p>（伊海）<span style="color: #000000;">これは、<strong>「誰一人取りこぼさない」という本校の強い意志の表れ</strong>でもあるのです。５つの選択肢があれば、その中の１つは各生徒の興味に合うもの、あるいは無理なく参加できるものが、きっと見つかるはずだと考えています。</span></p>
<p><span style="color: #000000;">そして、自分で選んだからこそ、自覚も責任感もぐっと増す。選択肢を用意することで、生徒たちが自律して歩き出すための入り口を手渡したいと考えています。</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">成果は「20年後」でもいい。海外研修の効果は「遅効性」</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――選択制<span style="color: #000000;">の海外・国内研修を実施して以降、各研修に対する希望者数は過度に偏り過ぎることなく分散しているとのこと。さまざまある生徒のニーズが満たされている結果だと思います。生徒に響く研修を作るために、どのようなリサーチをされているのでしょうか。</span></span></p>
<p><span style="font-weight: 400; color: #000000;">（伊海）特別なリサーチというより、日々の生徒との対話を何よりも大切にしています。私は教員ではありますが、それ以前に一人の人間として生徒と向き合いたい。だから生徒には、「私には話してはいけない話題はないんだよ」といつも伝えています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><span style="color: #000000;">学業のことに限らず、趣味の話でも、人</span>間関係の悩みでも。</span><b>生徒にとって「この人なら何を話しても大丈夫だ、プライバシーも守ってくれる」と安心できる存在でありたい。</b><span style="font-weight: 400;">そうした信頼関係から生まれる「たわいもない雑談」の中にこそ、彼女たちの本当のニーズが隠れている気がするのです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">よく「教員らしくない」と言われます。あえて壁を作らない生徒との向き合い方に、賛否両論があるのは重々承知です。けれど、「そういった教員がひとりくらいいてもいいよね」と思っています（笑）。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――国際教育を担当する先生方の中には、とくに海外研修は「参加して終わりで、一過性のようになってしまう」という悩みがあると聞きます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）確かにお金と時間という尺度で捉えると、海外研修は突出して労力がかかりますよね。しかし私は、そこで差別化するつもりはありません。２日しかない文化祭や１日しかない音楽コンクール、なんなら普段の授業と位置づけとしては同じだと捉えています。つまり、</span><b>海外研修はあくまでもさまざまな活動の中の１つであり、それをしっかりと経験した。おかずに例えるならば、ちゃんと食べて身体の栄養となり、時間をかけて血肉となっていくはず</b><span style="font-weight: 400;">なのです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">ふと気づけばアメリカのニュースが気になっていたり、マルタで食べたごはんの味が思い出されたり、なんとなく国際系の学部に進学したいと考えるようになったり。研修の話をしなくなったからといって、経験が消えたりなくなったりするわけではありません。その後も続いていく日常の中で、じわじわと浸透しているのですよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――即効性ある成果は求めなくてよいということでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）そうですね。</span><b>海外研修の効果は「遅効性」</b><span style="font-weight: 400;">と考えるようにしています。学校として、海外研修という種蒔きをした。<span style="color: #000000;">栄養と水も忘れずに与えている。そ</span>の種をどう育むかは生徒それぞれですし、花が咲くのは１年後、５年後、あるいは20年後かもしれません。いつか芽が出て必ず開花すると信じて、生徒がそれぞれの人生を一生懸命に生きてくれたら十分。教育ってこういうことかな、と最近は感じています。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-large wp-image-16227" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/27e410c210f9aabfd43eaa7a6ef33b39-1200x844.jpg" alt="" width="1200" height="844" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/27e410c210f9aabfd43eaa7a6ef33b39-1200x844.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/27e410c210f9aabfd43eaa7a6ef33b39-600x422.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/27e410c210f9aabfd43eaa7a6ef33b39-768x540.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/27e410c210f9aabfd43eaa7a6ef33b39.jpg 1266w" sizes="(max-width: 1200px) 100vw, 1200px" /></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">学校が苦手だった、かつての「私」を救うように</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">――そもそも伊海先生はどのような想いで、教育の道を歩み始めたのでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）実は、教員はなりたくない職業No.1でした。中高時代の私は、ハッピーな生徒ではありませんでした。当時はひねくれていて、嫌なことがあると環境や周りの大人のせいにして、学校に対してネガティブな感情を抱いていた時期が長かったのです。卒業後はアメリカの大学に進学し、そのまま現地就職するつもりでしたが、9.11の混乱で不本意ながら帰国することに。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――そこから、どのようにして教員の道へ？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）私の帰国を聞きつけた、中学時代の<span style="color: #000000;">私を知る母校の校長が、なぜか「うちで働かない？」と声をかけてくださったのです。やんちゃだった私を、「挫折や悩みを経験しているあなただからこそ、困っている生徒の痛みや不安がわかるはず。そういう先生がほしいの」と評価してくださった。決し</span>て立派な教育論を持っていたわけではなく、ただ</span><b>「私のように立ち止まっている生徒の力になりたい」</b><span style="font-weight: 400;">。既存の教員像とは少し異なるスタート地点こそが、私の原点なのです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">――その原点こそが、全員に平等に学びの種を蒔く海外研修の在り方につながっているようです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（伊海）最初から自信のある生徒だけが扉を叩く「希望制」では、かつての私のような生徒は一生扉を開けないかもしれない。だから、学校が「必修」という形で扉を置いておく。そこまでは学校の使命であると考えています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">平等に手渡された機会の先で、何を掴み、どう成長していくかは100％生徒次第。彼女たちの人生は、決して私たち教員が作るものではありませんから。私たちはただ、</span><span style="color: #000000;"><b>生徒が自律して歩き出すための選択肢を十分に準備して用意し、信じて待つ。それが、学校として、一教員としての誠意</b><span style="font-weight: 400;">だと思っています。</span></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"><br />
取材・編集：小林 慧子／構成・記事作成：早田 愛</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">関連記事</span></h2>
<p><span style="font-weight: 400;">泉澤 誠先生／私立武蔵野中学高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/class/15632/">「教室」と「世界」をどうつなぐか。生徒の没頭（エンゲージメント）を生む授業と海外研修の相乗効果</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">曽武川 道子先生／明治学院中学校・明治学院東村山高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/feature/15177/">再構築した「選べる海外研修」――多様な学びと明確基準で安全と意欲を両立</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">押尾 聡先生／藤嶺学園藤沢中学校・高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/feature/14980/">海外校との相互交流で学校全体を国際教育の場に　異文化を受け入れ、日本の良さを再認識する海外研修プログラム</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">北村 洋先生／専修大学松戸中学校・高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/feature/14640/">将来を考えるきっかけに―“楽しかった”で終わらせない海外修学旅行で視野を広げる方法とは</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">濵口 真那先生／芝浦工業大学柏中学高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/feature/14025/">国際感覚を身に付けるきっかけに。海外研修で異文化を体験し、多様な価値観を育む</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">杉田 竜之介先生／日本大学豊山女子高等学校・中学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/feature/14056/">中学１年生から参加できる海外研修の意義 自分事化を促し、自立につなげる工夫とは？</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">林 大輔先生／麗澤中学・高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/feature/13808/">学年全員参加型の海外研修で実践する英語＋αの学び 麗澤が大切にする「心の教育」とは</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">石井 道子先生／青山学院大学系属浦和ルーテル学院中学校・高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/feature/13162/">現地と直接つくるアメリカ研修――信仰と英語を「生きた体験」に</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">山﨑 優美子先生／須磨学園高等学校・中学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/class/11675/">英語コミュニケーションの授業を「知識」から「思考」へ 授業用冊子と海外研修で深まる学び</a></span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">山本 永年先生／市川中学校・市川高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;">村田 祐子先生／鷗友学園女子中学高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;">岡田 英雅先生／巣鴨中学校・高等学校<br />
</span><span style="font-weight: 400;"><a href="https://kknavi.jp/feature/7261/">グローバル教育担当者必見！研修旅行だけじゃない。学校独自の国際教育 トップ校の実践例</a></span></p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/15939/">高１対象「全員必修」かつ「選択制」の海外研修　100％の満足も、即効性ある成果も目指さない、真の教育を求めて</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>英語力だけでは、未来を切り拓けない――生徒の「グローバルマインド」を育む、東京家政大学附属女子中学校・高等学校のGCP実践</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/15399/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[国際教育ナビ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 27 Feb 2026 01:00:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=15399</guid>

					<description><![CDATA[<p>「これからの時代、生徒に本当に必要な力とは何か」。変化の激しい社会を前に、多くの先生方が自問されているのではないでしょうか。 東京家政大学附属女子中学校・高等学校では、「25歳の理想の私」から逆算して学ぶキャリア教育「ヴ…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/15399/">英語力だけでは、未来を切り拓けない――生徒の「グローバルマインド」を育む、東京家政大学附属女子中学校・高等学校のGCP実践</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">「これからの時代、生徒に本当に必要な力とは何か」。変化の激しい社会を前に、多くの先生方が自問されているのではないでしょうか。 </span><b>東京家政大学附属女子中学校・高等学校</b><span style="font-weight: 400;">では、「25歳の理想の私」から逆算して学ぶキャリア教育「ヴァンサンカン・プラン」を軸に、新たな国際教育をスタートさせました。 語学力の習得にとどまらず、</span><b>異文化の中で自分と他者を尊重しながら生きるための「グローバルマインド」</b><span style="font-weight: 400;">を育てる同校の挑戦。その背景と授業の実際、生徒たちの変化について、国際教育支援部部長の</span><b>岩川直子先生</b><span style="font-weight: 400;">にうかがいました。</span></p>
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-15651" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/01/cd983a724ad35ae6a84b79d3229598a1-600x508.jpg" alt="" width="600" height="508" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/01/cd983a724ad35ae6a84b79d3229598a1-600x508.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/01/cd983a724ad35ae6a84b79d3229598a1-768x650.jpg 768w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><span style="font-weight: 400;">▲ヴァンサンカン・プラン</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">「業者任せ」から「学校同士のつながり」へ。ゼロから再構築した国際教育</span></h2>
<p>――コロナ禍を経て、貴校の国際教育は新たなフェーズに入ったとうかがいました。</p>
<p>（岩川） <span style="font-weight: 400;">はい。コロナ禍で海外研修がすべてストップし、更地になったことを機に、これまでの旅行業者さん任せのプログラムから、学校と学校が直接つながる関係性重視の形へと再構築しました。 具体的には、系列大学のネットワークがある現地の大学や、私の友人が親子留学でお世話になっていた学校など、確かな「縁」をたどりながら、私が直接現地へ挨拶に行き、交渉を行っています。あくまで「信頼できる人の紹介なら」とお互いに思えるような、顔の見える関係をベースにすることで、何かあったときにも再開できる強いパイプを作っている最中です。</span></p>
<p>――先生ご自身が現地と向き合い、関係性を築かれているのですね。その中で導入されたGCP（Global Competence Program）ですが、これはどのような経緯で選定されたのでしょうか。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> 実はもともと、IB（国際バカロレア）の導入を検討していた時期がありました。IBのコンセプト自体は今の時代のニーズに非常に合っていて魅力的なのですが、評価の出し方などを日本の教育制度と親和性を持たせるのが難しく、現場の運用面で負担が大きいという課題があったのです。 そこで、</span><b>「世界の中でどう生きるか」というIBに通じる視点を残しつつ、日本の学校現場にフィットした形でグローバルマインドを育てられないか</b><span style="font-weight: 400;">と模索しました。その結果、</span><b>本校の理念とも接続しやすく適しているという結論に至ったのがGCP</b><span style="font-weight: 400;">でした。</span></p>
<p><span style="font-size: 10pt; color: #666699;">注）GCP（Global Competence Program）とは</span><br />
<span style="font-size: 10pt; color: #666699;">教育サービス機関であるISAが、OECD（経済協力開発機構）の提唱するキー・コンピテンスの概念に基づいて開発したグローバルリーダー育成プログラム。日本の生徒に適したグローバルコンピテンスの在り方を追究し、Student Centered Learning を通じて、グローバルマインドの醸成</span><span style="font-size: 10pt; color: #666699;">を図ります。具体的には、以下の6つの領域を学習していきます。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-15402" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/12/tokyokasei2-600x338.jpg" alt="" width="600" height="338" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/12/tokyokasei2-600x338.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/12/tokyokasei2-1200x675.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/12/tokyokasei2-768x432.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2025/12/tokyokasei2.jpg 1280w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p style="text-align: center;"><span style="font-weight: 400;">▲GCPプログラム概要</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">「言葉の壁」以上に立ちはだかったもの――ニュージーランドでの気づき</span></h2>
<p>――プログラム選定の際、「生徒たちにこの力を身につけさせなければ」と痛感された原体験などはありましたか。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> 以前、引率したニュージーランドでの語学研修での経験が、私の中では大きなきっかけになっています。 大学キャンパス内の比較的守られた環境で研修をしていたのですが、課外活動で現地の10代の若者たちと関わった際に、うまく関係を築けず、少しトラブルのような状態になってしまったことがありました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">もちろん、文化の違いや相手側の事情もあったとは思います。ですが、「では、私たちの側には問題がなかったのか」と考えると、やはりそうとも言い切れない部分がありました。現地では、生徒たちが「自分が異質な存在として見られる」という経験を初めてします。そのような異文化の中で、相手を尊重する姿勢や、自分たちを知ってもらおうとする表現の仕方を、十分に教えられていなかったのではないかと痛感したのです。 ただ単に英語を勉強していれば真のコミュニケーションが成立するわけではありません。</span><b>異文化の中で自分をどう表現し、相手とどう協調していくかというマインドの部分こそ、育てなければならない</b><span style="font-weight: 400;">と強く感じました。</span></p>
<p>――そうしたスキルは、今後日本国内でも必要になりそうですね。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> そうなんです。AIが台頭し、日本人の人口がどんどん少なくなっていく中で、「日本を出ないから英語は関係ない」という時代ではなくなっています。将来、会社で隣の席に座る同僚が日本人とは限りません。 </span><b>自分たちのやり方や文化を押し付けるのではなく、かといって自分を卑下するわけでもなく、互いの良さを活かして協働する。そうしたマインドは、一部の生徒だけでなく全員に必要なもの</b><span style="font-weight: 400;">だと考えています。</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">「英語で学ぶ」のではなく、「英語で自分を表現する」</span></h2>
<p>――実際の授業はどのように進められているのですか。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> 本校では</span><b>GCPを中学1〜3年生の</b><strong>探究学習の一部</strong><b>として位置づけ</b><span style="font-weight: 400;">ていて、文法を中心とした通常の英語の授業とは区別しています。</span><b>ネイティブ講師の先生が基本英語で授業を進め、私が日本語でフォローを入れるチームティーチング</b><span style="font-weight: 400;">の形をとっています。抽象的なテーマも扱うので、生徒が考えあぐねているときは、日本語で一度整理してから英語のアウトプットにつなげるような工夫もしています。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-15719 size-medium" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/02/tokyokasei_2-600x450.jpg" alt="" width="600" height="450" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/02/tokyokasei_2-600x450.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/02/tokyokasei_2-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p style="text-align: center;"><span style="font-weight: 400;">▲授業風景（先生ご提供）<br />
</span></p>
<p>――思考力を伸ばすのであれば日本語だけでもできそうですが、あえて英語で行う意図はどこにありますか。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> 思考の基本は母語にあると考えているので、理解を助けるためには日本語を積極的に使っています。ただ、最終的なアウトプットを英語にする意義は大きいと考えています。 日本語で考えた素晴らしいアイデアも、日本語が分からない人には届きません。英語というツールで自分の考えを表現できるようにしておけば、日本人以外にも、自分の価値やバックグラウンドを伝えられるようになります。</span><b>「誰にでも伝えられる形にする」練習として、英語でのアウトプットはとても有効</b><span style="font-weight: 400;">だと感じています。</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">「ドラゴンクエスト」にたとえて伝える、個性の活かし方</span></h2>
<p>――授業を通して、生徒さんにはどのような変化が見られていますか。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> 内面的な変化を感じる場面がたくさんあります。印象的だったのは、自分の「得意なマインド」と「苦手なマインド」を分析する授業です。 分析の結果、本校の生徒は「人に優しくする」「真面目に取り組む」といった面ではとても高い一方で、「人と違うこと、ユニークであること」に対しては苦手意識が強い傾向があることが見えてきました。</span></p>
<p>――周りと同調してしまう、という側面が出たのですね。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> そうなんです。でもその授業のあと、ある生徒が「自分はユニークであることが苦手だと分かった。でも、</span><b>人と違ってもいいし、自分の得意なところを伸ばせばいい。苦手なところは、それが得意な人とチームになれば、もっといいチームになる</b><span style="font-weight: 400;">と思った」と書いてくれたんです。こちらがそこまで言語化して伝えたわけではないのに、多様性の中で協働する本質を自分でつかみ取っていて、本当に驚きました。</span></p>
<p>――素晴らしい気づきですね。先生はそうした生徒たちに、どのようにアドバイスされているのですか？</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> よく「ドラゴンクエスト」のパーティになぞらえて話すことがあります。勇者・魔法使い・商人、それぞれが違う得意分野を持っていて、互いを補い合うからこそパーティとして強くなれる。</span><b>全員が同じ能力を目指す必要はなく、自分の「武器」を一つ見つけて磨けばいい</b><span style="font-weight: 400;">、と。そう伝えると、生徒たちも「人と違っていい」「自分らしさを活かしていい」と実感しやすくなるようです。 また、授業のフィードバックで「何を言っても否定されない経験ができて興味深かった」と書いてくれた生徒もいました。</span><b>否定されない安心感、心理的安全性が、自己肯定感や主体性につながっている</b><span style="font-weight: 400;">のだと思います。</span></p>
<p>――保護者の方々の反応はいかがですか。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;">保護者の方</span>は、時代の動きやニーズに敏感だといつも感じています。日々<span style="font-weight: 400;">社会で</span>働かれているため、<span style="font-weight: 400;">今どのようなマインドが必要なのかを肌で感じていらっしゃるので</span>しょう。<span style="font-weight: 400;">GCPの説明をした際には非常に熱心にメモを取っていらっしゃいました。「こういう教育を導入してほしかった」という声もいただいており、子どもたちの未来に必要なスキルへの理解が非常に高いと感じています。</span></p>
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-15718" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/02/tokyokasei_3-600x450.jpg" alt="" width="600" height="450" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/02/tokyokasei_3-600x450.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2026/02/tokyokasei_3-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><span style="font-weight: 400;">▲授業風景（先生ご提供）</span></p>
<h2><span style="font-weight: 400;">「誰でもリーダーになれる」――これからの挑戦</span></h2>
<p>――今後のGCP、そして国際教育全体について、どのような展望をお持ちですか。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> 大きな目標は「リーダーシップの育成」です。といっても、特定の誰かがみんなを引っ張るようなイメージではなく、</span><b>「誰でも、どんな場面でも、自分の得意なことがあればリーダーになれる」という感覚を身につけてもらいたい</b><span style="font-weight: 400;">と考えています。</span></p>
<p>――そのために構想されていることはありますか。</p>
<p>（岩川）<span style="font-weight: 400;"> 理想を言えば、海外研修の場で、生徒自身がゼロから企画したワークショップを実施するような機会を作ってみたいのです。 例えば「日本の文化を知ってもらう」というテーマで、場所だけ用意して「じゃあ、あとは自分たちでやってごらん」と任せてみる。学校の中だけだと、どうしても優しい反応が返ってきますが、</span><b>外の世界では無視されることもあれば、まったく相手にされないこともあります。それでも、自分たちで考えてやり切る経験は、本当の意味でのリーダーシップにつながる</b><span style="font-weight: 400;">はずです。 正直に言うと、「どこまで失敗させていいのか」というラインについては、まだ私自身の覚悟（肝）が据わっていないと感じることもあります。体制づくりにも時間がかかりますが、いつかは必ずチャレンジしたいと思っているのです。</span></p>
<p>――最後に、これからの学校の役割について、先生のお考えをお聞かせください。</p>
<p>（岩川） <b>学校ができることは、卒業までの間に、生徒の中に「何かの種をまいておく」こと</b><span style="font-weight: 400;">だと思っています。その種は、すぐに点数や目に見える成果として表れなくても構いません。むしろ、何年か経ってから、「あのときの学びがあったから、一歩踏み出してみよう」と思えるようなものであれば、それこそが教育の意味でしょう。 AIなどの技術で代替できることが増えている今だからこそ、人間としてのあり方や、多様な他者とともに生きるためのマインドを育てることが重要です。生徒たちが卒業するときに、「この学校で学んだからこそ持てた</span>マインドセット<span style="font-weight: 400;">」を一つでも</span>身につけて卒業させられる<span style="font-weight: 400;">ように、これからも試行錯誤を続けていきたいですね。</span></p>
<p>（取材・編集：小林 慧子／記事構成・執筆：松本 亜紀）</p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/15399/">英語力だけでは、未来を切り拓けない――生徒の「グローバルマインド」を育む、東京家政大学附属女子中学校・高等学校のGCP実践</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>日本にいながら世界のスーパーエリートから講義を受けられる―Double Helix（前編）</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/8930/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Sayaka Ohkubo]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 30 Jan 2024 15:00:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=8930&#038;preview=true&#038;preview_id=8930</guid>

					<description><![CDATA[<p>2023年7月27日から5日間、巣鴨中学校・高等学校でDouble Helix: Translational Medicineが開催されました。国際教育ナビ編集部はイベント初日に伺い、発起人である岡田先生や、現役医師であ…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/8930/">日本にいながら世界のスーパーエリートから講義を受けられる―Double Helix（前編）</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-weight: 400;">2023年7月27日から5日間、巣鴨中学校・高等学校でDouble Helix: Translational Medicineが開催されました。国際教育ナビ編集部はイベント初日に伺い、発起人である岡田先生や、</span><span style="font-weight: 400;">現役医師である講師の方々、講義を受けた生徒たちに取材させていただきました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>Double Helixとは？</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">Double Helix（ダブル・ヒーリックス）（以下DH）とは、「二重螺旋」のこと。<strong>「知識」と「高次の思考」を螺旋のように絡み合わせながら向上させていく</strong>との趣旨でプログラムとして命名されました。学校の垣根を越えて私立中高の先生方が企画しており、意欲的な生徒を集め、海外から講師を招いて行われます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">元々、プログラムの発起人である岡田先生が勤務されている</span><span style="font-weight: 400;">巣鴨中高は、イートン校のサマースクールへ参加できる東京で唯一の男子校でした。イートン校は、</span><span style="font-weight: 400;">歴代首相や名だたる著名人を輩出するイギリスの超名門校です。参加希望者は殺到し、残念ながら参加できない生徒も多数いる状態でした。そんな生徒のために企画されたのが巣鴨サマースクール。イートン校サマースクールを経験した講師を招き、まるでイートン校のサマースクールに参加するような体験ができます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">このサマースクールを巣鴨中高の生徒以外にも開放しようと企画されたのがDHです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">2020年に第1回DHがオンラインで開催されました。第2回目となるDH: Translational Medicineは、巣鴨中高にて<strong>対面形式で実施することができました</strong>。参加者は首都圏の6校（巣鴨高等学校、市川</span><span style="font-weight: 400;">学園高等学校、駒場東邦高等学校、鷗友学園女子高等学校、広尾学園、洗足学園女子高等学校）、関西の2校（南山高等学校、四天王寺高等学校）から52人もの生徒が参加しました。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-8937" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/649b67f0-5243-4af1-8de4-cf1c5db358db-0-600x360.jpg" alt="" width="600" height="360" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/649b67f0-5243-4af1-8de4-cf1c5db358db-0-600x360.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/649b67f0-5243-4af1-8de4-cf1c5db358db-0-1200x721.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/649b67f0-5243-4af1-8de4-cf1c5db358db-0-768x461.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/649b67f0-5243-4af1-8de4-cf1c5db358db-0-1536x922.jpg 1536w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/649b67f0-5243-4af1-8de4-cf1c5db358db-0-500x300.jpg 500w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<h2>自分の価値観が揺さぶられる体験をしてほしい</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">———今回のDHはどのようなものでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（岡田）DHはDouble Helix: Onlineと、Double Helix: Translational Medicineというシリーズがあります。今回は後者のDouble Helix: Translational Medicineといって、<strong>医療系に特化したもの</strong>となっています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———なぜ医療系に特化したプログラムを作られたのでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（岡田）今回、一緒に企画をしてくれたDr Matsumiyaから聞いた話なのですが、という方がいるのですが、彼は東大と慶應のそれぞれの医学部で講義経験がありました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">日本のいわゆる名門大学の医学部には、<strong>医療に興味がない学生も少なからず通っています。</strong>そういう人たちは、高校の成績が良いがために、教員に医学部に行ってみてはどうかと言われてそのまま入ってくる。すると、一部の学生たちはリスクを犯さずに社会的高い地位を得るには何科に行けば良いかを考えるようになるらしいのです。そして、そういう人たちも結局医療界のトップに行く。そうすると日本の医療は良くならないですよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">以前より、なぜそのような人材だと医療界は良くならないか、何が欠落しているかを私とDr Matsumiyaで議論していたんです。結果、<strong>倫理とチームワークが欠如している</strong>のではという結論に至りました。そこで、</span><span style="font-weight: 400;">医者になって自分の身を犠牲にしてでも患者を助けたいという倫理と、一人の力は限られているけどみんなで力を合わせれば多くの人が助けられるというチームワーク。この2つが学べるプログラムを作ろうとなりました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———会場運営などの様子を拝見していて、先生方もチームワークを発揮されているなと感じます。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（岡田）そうですね。今回、全8校19名の先生方が5日間のプログラムに来てくださっています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———今回のプログラムで、最初に先生たちにモチベーションカーブ※をお話ししてもらう構成にしたのはなぜですか？</span><span style="font-weight: 400;">（※編集部注　自分の過去を振り返り人生のモチベーションの高さを時系列で表したもの）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（岡田）今回講師として来てくださった先生方は、みなさんすごい経歴なんです。 イートン、ゲンブリッジ、オックスフォード大学病院、東大。いわゆるスーパーエリートです。 僕が今まで関わってきたプログラムすべてに共通しているのですが、 <strong>成功している人は失敗の数がすごく多い</strong>んですよ。 </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">しかし、<strong>失敗の克服の仕方、失敗からの学び方がすごく上手</strong>でもあります。それを子どもたちに伝えたくて、このような構成にしました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">生徒には事前に、講師陣はスーパーエリートで成功した、キラキラした人たちなんだという部分だけを見せておくんです。しかし実際に来てみて、最初にモチベーションカーブを聞くと、「 えー、こんなに失敗しているの？」という風になる。そうすると、生徒たちも講師をすごく身近に感じるんですよね。そんな風に、<strong>成功するためには失敗というのは必要なこと</strong>なのだとわかってほしかったんです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">巣鴨のサマースクールも、今回のTranslational Medicineもすべてこの構成になっています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">みんな不確定な世の中で将来何が起こるかわからないというわりには、 挑戦の機会が少ない道を選択したりしていますよね。そういう安全な道</span><span style="font-weight: 400;">を選択することは悪くはないですが、安定が得られるかはわからない。 何があっても対応できるようにするのが、進学校の役割だと思うんです。しかし、現状はそうなっていない。依然として、有名大学の合格者数で良い学校、悪い学校を決めている風潮があって、その風潮がすごく嫌なんですよね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">評価軸としてはわかりやすいけれども、それって生徒たちの幸せにどれくらい関係あるのか。 おそらく大人たちの幸せには関係ありますが…。 そういう状況に一石を投じたく、 <strong>生徒たちととにかくいろいろなことを試して、いろいろ失敗していきたい</strong>んです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">生徒たちが、幸せになれる好きな分野に散らばっていって、 好きな分野に散らばれば散らばるほど、 自分ができない部分というのが増えてくる。そのときに<strong>お互い助け合って物事を進めていけば、一人ではできないたくさんのことを成し得ます。</strong></span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-8934" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/f147ea8c-fbca-49a9-aae3-9d48b771468a-0-600x360.jpg" alt="" width="600" height="360" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/f147ea8c-fbca-49a9-aae3-9d48b771468a-0-600x360.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/f147ea8c-fbca-49a9-aae3-9d48b771468a-0-1200x720.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/f147ea8c-fbca-49a9-aae3-9d48b771468a-0-768x461.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/f147ea8c-fbca-49a9-aae3-9d48b771468a-0-1536x922.jpg 1536w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/f147ea8c-fbca-49a9-aae3-9d48b771468a-0-500x300.jpg 500w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———好きな方向に行ってリスクをとって、 そこでの失敗から学んでほしいということですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（岡田）そうですね。 Dr Matsumiyaも言っていましたが、人生のライフバランスは、 やはり自分でやってみないとわからないと思うんです。 たとえば、仕事を100%やりたい人もいれば、60%の人もいる。子どもたちにいろいろなことを試させたり経験させないで、 大人が言ったことをただやるだけでは、どうやったら自分で物事ができるようになるんだという話になりますよね。 </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">今回の先生方の経歴を見ると、 たとえばイーファ先生というアイルランド出身の先生は、 最初は科学系の学部に行って、他のことを3つ4つやってからお医者さんになることを決めているんです。 結構皆さんそういう経歴なんですよ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———大学を卒業してすぐ医師になられた方ではないんですか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（岡田）そうではないんです。だから経験の幅が広いんです。 イギリスではこういう経験の幅の広い人がトップの組織にたくさんいると思うんですよね。 そこが日本とすごく違うんです。<strong>経験の幅が広いからいろいろなことが知識として備わっている。</strong>そういう人は意見もさまざまな観点から見られますよね。 </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">日本の場合いかに現役で合格して、いかに失敗せずに人生を歩んでいけばいいかとなってしまうので、 経験の多さや豊かさが将来自分にどう戻ってくるのかを考えなくなってしまうのです。<strong>経歴ばかり重視されていては、社会自体よくならない。</strong>生徒自身もいかに失敗せず早く「成功」するかという競争になってしまうので、 自分の人生の大切なものがわからなくなってしまうと思うんです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">そういう<strong>社会の概念を絶えず変えるようなプログラム</strong>を組もうとしています。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———生徒にとって非常に刺激的ですね。 親御さんが医師という生徒さんも何人かいたのですが、今回の先生方のようなロールモデルは見たことがないかもしれません 。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（岡田）そうですね。 なので、オックスフォード大学病院のような場で活躍されている世界のトップ中のトップの先生がどのようなことを考えてどのようなことを大事にしているのか。―そういうストーリーを生で聞けるというのはとても良い経験だと思います。 </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———今回のプログラムに参加している生徒たちはすでにオープンマインド※だと思うのですが、初日と5日目にどういった変化が起こることを期待されていますか。</span><span style="font-weight: 400;">（※編集部注　心が広い・頭が柔らかい・開放的・偏見がないこと。違う意見や思想なども認めることができることを指す）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（岡田）たしかにもうすでにオープンマインドな生徒が多いと思いますが、オープンマインドの質が最後になるとがらりと変わります。 </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">オープンマインドってとても難しい。自分と違う意見というのは聞いたふりをしても実は受け入れていないことが多いですよね。 しかし、オープンマインドとは自分の価値観を疑うということでもあります。つまり、<strong>自分の世界を不安定にする挑戦を絶えず続けられる</strong>状態なんです。それって<strong>とても残酷なことでとても勇気がいること</strong>なんですよ。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">でもこのプログラムでいろいろな学校の生徒や先生の話を聞くと自分の価値観が揺さぶられます。すると、だんだん揺さぶられること自体が心地よくなり、胆力がついてくる。 自分の思考が妨害されないように部屋に閉じこもっている状態から、他者に耳を傾け、自分を疑い、<strong>新しいことに挑戦したりやり方を変えていく</strong>ようになる。</span><span style="font-weight: 400;">そこの変化がすごくおもしろいですよ。 </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———5日間でそこまで変わっていくものでしょうか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"> （岡田）そうですね。完全には変わらないですけど、そのきっかけにはなると思っています。<strong>オープンマインドになるための種がまかれるようなイメージ</strong>ですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">去年のDHで「なんでイギリス人の先生は人を助ける、人を助けるって言うんだろう？」という感想がありました。ちょっと信じられないでしょう？お医者さんなのだから人を助けるのは当たり前だと思うじゃないですか。日本の子どもたちの中にはそれを不思議に思う子もいるんです。</span><span style="font-weight: 400;">でもそれは子どもたちが悪いんじゃないです。私たち<strong>大人の言動にどこかおかしなところがあるから子どもはそう思ってしまう</strong>んですよね。本来は人を助けるための仕事なのに…。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———このような機会が日本にいながらにして得られるのは本当に素敵なことですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;"> （岡田）そうですね。イギリスでもこれだけのメンバーは集まらないのではとDr Matsumiyaも言っていました。生徒たちにはその貴重さはなかなかわからないかもしれませんが、それでいいと思うんです。僕たち大人は環境を用意してあげて、自分も話を聞くことができる。そういう中からの学びや新たな発見もいろいろあるので、<strong>生徒にとっても教員にとってもとてもいい機会</strong>だなと思います。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-8935" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9487cbb4-fb2c-4b6b-8c07-d1eea007dcd0-0-600x359.jpg" alt="" width="600" height="359" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9487cbb4-fb2c-4b6b-8c07-d1eea007dcd0-0-600x359.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9487cbb4-fb2c-4b6b-8c07-d1eea007dcd0-0-1200x718.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9487cbb4-fb2c-4b6b-8c07-d1eea007dcd0-0-768x460.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9487cbb4-fb2c-4b6b-8c07-d1eea007dcd0-0-1536x919.jpg 1536w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9487cbb4-fb2c-4b6b-8c07-d1eea007dcd0-0-500x300.jpg 500w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<h2>講師感想</h2>
<p><span style="font-weight: 400;">今回のDHには、イギリスから現役医師５名が招かれました。</span><span style="font-weight: 400;">それぞれ初日の授業後に感想を伺いました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>Dr Matsumiya</h3>
<p><span style="font-weight: 400;">（巣鴨高等学校岡田先生と共にDHTM</span><span style="font-weight: 400;">を企画、運営。今回はモチベーションカーブとチームワークについて講義</span><span style="font-weight: 400;">）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———今回2回目の開催となりますが、前回・今回を通して生徒の熱量や参加への意思について、何か思うところはありますか？ </span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr Matsumiya）今回はまだ初日なので現段階では分からないですが、 教員としては3日目から変化が現れてくれれば一番嬉しいですね。 去年は本当にそれを感じることができたので。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">初日って一番難しいんです。会ったことのない別の学校の生徒たち、 しかも男子校と女子校が混ざって、その環境下で5日間ずっと英語でやる不満や不安が一気に押し寄せてくるんですよね。 でも去年は最終日になるとみんなとても仲良くなっていました。<strong>講義が終わってもみんな教室から出ないでずっと話して名残惜しそうにしていた</strong>んですよ。DHがきっかけでいまだに他の学校の生徒と仲良くしている学生もいると聞いているので、 そういう結果が一番ありがたいですね。高校生にはあまりそういう経験や機会ってないじゃないですか。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">なので、講義の内容はともかく、そのような<strong>繋がりが生まれることのほうがとても重要</strong>だと思います。今回学んだ知識はおそらく1ヶ月、1年経ったらほとんど忘れるでしょう。でも、あの時こういう刺激があったなとか、 知識の部分は忘れたけど、あのときの記憶のこの部分を自分の頭の中で探せば答えが導き出せるなと思えれば十分だと思います。 </span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>Dr Aoife</h3>
<p><span style="font-weight: 400;">（器官の関係性について講義）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———1日目の講義を終えられた感想を教えてください。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr Aoife）生徒たちは今回、非常に難しい概念を別の言語で学んでいるにも関わらず、本当に熱心に取り組んでいました。彼らにとってはとてもチャレンジングなことだったと思いますが、恐れずに取り組んでいたので、素晴らしかった。英語が得意な生徒もいれば、あまり得意でない生徒もいる中で協力しあって、学びを共有する姿には感銘を受けました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>Dr Jason</h3>
<p><span style="font-weight: 400;">（災害時の救命について講義）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———この5日間のプログラムを通じて、学生に何を学んでほしいですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr Jason） 医学の全分野についてですね。私は救急医療が好きなので、自分が教える内容は自分の好きな分野にしました。他の講義の内容も踏まえて、学生たちにマネキンを使って、今日の講義で話したことを実際に行ってもらいます。それを通じて、<strong>患者と一緒にいる場合はどのような感じになるのか、実践的な経験をさせてあげたい</strong>ですね。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———次世代の医師たちに何を伝えたいですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr Jason）自分に合った専門分野を見つけることです。私は緊急事態、つまり物事が迅速に進むシチュエーションが好きなんです。私は忍耐強くないので、家庭医には向いていません。 緊急事態では、自分の行ったことはほぼ即座に効果が出て、結果を見ることができます。ただ、それが全員に向いているというわけではありません。緊急時の対応力が試されるからです。家庭医や皮膚科医にはその必要はありませんよね。なので、<strong>自分自身の得意な部分を最大限に引き出せる分野を見つけてほしい</strong>ですね。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-8939" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9f1b23e3-d5fc-4966-9489-b7a88bd984c0-0-1-600x359.jpg" alt="" width="600" height="359" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9f1b23e3-d5fc-4966-9489-b7a88bd984c0-0-1-600x359.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9f1b23e3-d5fc-4966-9489-b7a88bd984c0-0-1-1200x719.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9f1b23e3-d5fc-4966-9489-b7a88bd984c0-0-1-768x460.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9f1b23e3-d5fc-4966-9489-b7a88bd984c0-0-1-1536x920.jpg 1536w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/9f1b23e3-d5fc-4966-9489-b7a88bd984c0-0-1-500x300.jpg 500w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<h3>Dr Nadia</h3>
<p><span style="font-weight: 400;">（医療倫理と法律、研究倫理の知見を持つ。イギリス研究倫理委員会のメンバー。今回は医療倫理について講義を行い、数ケース（例「赤ちゃんが危険な状態の妊婦に医者は帝王切開を勧めるが妊婦はそれを拒否。」）について、自分ならどのような意見を持つかどうかを考えるケーススタディを行ったりした）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———なぜ今回のテーマを高校生向けの講義に選んだのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr Nadia）医療倫理は、たとえ医師にならず別の職に就いたとしても、役立つと思い今回のテーマを選びました。生徒たちは高校でいろいろなことを学んでいると思いますが、医療倫理については学んでいないのではないかと思ったのも理由の一つです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———生徒たちに何を伝えたいですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr Nadia）<strong>勇気を出して、間違いを気にせず、ただチャンスを掴むように</strong>と言いたいですね。つまずいてしまったり、何か問題が起こっても、振り払って立ち上がれば、なんとかなるよと伝えたいです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>Dr Sonia</h3>
<p><span style="font-weight: 400;">（公平と公正、特権について講義）</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———なぜ今回のテーマを選んだのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr Sonia）私は家庭医で、今までいろいろな家庭を見てきました。裕福な家庭から、今日食べるものにも困る貧しい家庭まで本当にさまざまです。<strong>人生は公正ではない。</strong>だからこそ、平等と公平の違いについて取り上げました。この<strong>違いを知ることが、より良い世界を作るのに必要</strong>だと伝えたかったんです。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———今回の講義で生徒たちに何を期待していますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Dr Sonia）特権を持つ人とそうでない人がいることをわかってほしいですね。特権を持つということはお金持ちであるかどうかではなく、今日食べるものが満足にあるかということです。</span></p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-8936" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/52ea9f42-1951-4305-b967-05356dfee5bc-0-600x353.jpg" alt="" width="600" height="353" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/52ea9f42-1951-4305-b967-05356dfee5bc-0-600x353.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/52ea9f42-1951-4305-b967-05356dfee5bc-0-1200x706.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/52ea9f42-1951-4305-b967-05356dfee5bc-0-768x452.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/52ea9f42-1951-4305-b967-05356dfee5bc-0-1536x904.jpg 1536w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<h2>受講生感想</h2>
<h3>Aさん、Bさん</h3>
<p><span style="font-weight: 400;">———なぜ今回このDHに参加しようと思ったのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Aさん）英語の先生に勧めてもらったのと、もともと医療に興味があったからです。特に救急医療や倫理観に興味があり、見た瞬間「参加するしかない！」と思って応募しました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Bさん）僕は英語がそこまで得意じゃなくて、それほど勉強もしてきませんでした。でも、高校生になっていろいろな人からの刺激を受けたいなと思って。冬にも留学したいと考えていたので、そのための経験としてこのプロジェクトに参加してみました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———講義はすべて英語ですが、それに対する抵抗はないですか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Aさん）抵抗はあまりないですね。<strong>自分の英語がどのくらい伝わるのか、先生のおっしゃっていることがどのくらいわかるのかなっていうのが知りたくて、むしろ楽しみ</strong>にしてきました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———この5日間を通してこういう風になりたいなど期待していることはありますか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Bさん）全部英語なので、自分の言いたいことがすぐ出ないことがたくさんあると思います。それでも、いろいろな表現で伝えたいことを言えるようになりたいです。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>Cさん</h3>
<p><span style="font-weight: 400;">———なぜ今回このDHに参加しようと思ったのでしょうか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Cさん）私、先日フィリピンに行ったんです。</span><span style="font-weight: 400;">そこでとても貧しい子どもたちに出会いました。貧しくても楽しそうにしていて、その子たちみんなが日本に行きたいって言ってくれたんです。</span><span style="font-weight: 400;">でも、ある子が、自分は事故に遭って片腕がないから日本に行けないって言っていて。</span><span style="font-weight: 400;">そういう理由で日本に行くチャンスがないのはちょっと悲しいなって思って、 医者になりたいって思ったんです。その時にちょうど、学校のチラシでこのプログラムを見て、すごく興味が湧いて今回参加しました。</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">———今回すべて英語での講義ですが、どのくらいわかりましたか？</span></p>
<p><span style="font-weight: 400;">（Cさん）大体は理解できるのですが、 たまによくわからない部分があると調べたくなりました。</span><span style="font-weight: 400;">でも、受験でも英語の長文問題などでわからない単語があっても、前後の文脈で理解することが大事だって言うじゃないですか。なので、今回もそうやってなんとなく前後の文脈から理解していきました。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>記事作成：大久保さやか</p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/8930/">日本にいながら世界のスーパーエリートから講義を受けられる―Double Helix（前編）</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>日本初！ ケンブリッジ英語導入校の大奮闘　未知の教育が実を結んだ瞬間とは</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/9609/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[国際教育ナビ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 28 Mar 2024 01:00:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=9609</guid>

					<description><![CDATA[<p>イギリスの名門・ケンブリッジ大学が英語教育の世界的エキスパートらとカリキュラムを研究・作成し、編纂したテキストで実践するケンブリッジ英語プログラム。その最大の特長は、母国語（日本語）を介さずに英語を学ぶこと。「世界基準」…</p>
<p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/9609/">日本初！ ケンブリッジ英語導入校の大奮闘　未知の教育が実を結んだ瞬間とは</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>イギリスの名門・ケンブリッジ大学が英語教育の世界的エキスパートらとカリキュラムを研究・作成し、編纂したテキストで実践するケンブリッジ英語プログラム。その最大の特長は、<strong>母国語（日本語）を介さずに英語を学ぶ</strong>こと。「世界基準」としてその品質が認められ、主にヨーロッパの非英語圏の国を中心に運用されています。</p>
<p>そんなケンブリッジ英語プログラムの教科書発行元である「ケンブリッジ・ユニバーシティ・プレス」が<strong>Cambridge Better Learning Partnerに日本で初めて認定したのが高槻中学校・高槻高等学校</strong>です。国内での認定校はたったの2校。厳しい基準を突破し、「英語で英語を学ぶ」という従来の英語教育とはまったく異なる授業に主担当として奮闘されてきたのが鈴木優子先生です。困難ややりがい、生徒の変化、具体的な授業法について伺いました。</p>
<h2><br />
導入にあたって</h2>
<p>———ケンブリッジ英語を導入された時期ときっかけを教えてください。</p>
<p>（鈴木）2023年度で4年目になります。学校長の決定がきっかけでした。本校はグローバルリーダーの育成を教育目標に、ケンブリッジ英語プログラムのみならず、海外名門大学との連携など、生徒が世界へ羽ばたく土台作りを目指しています。学校長も英語の教員だったので、<strong>本当の英語力をつけることの意味や方法を検討され、ケンブリッジ英語の導入を決断</strong>されました。</p>
<p>———授業方法などに大きな違いがあったと思うのですが、ご苦労はありましたか？</p>
<p>（鈴木）苦労したことは本当にたくさんあります。その中でも大きかったのは保護者や学内からの理解を得ることと、授業の進め方の2つです。</p>
<h2>未知の世界に反対者も多数</h2>
<p>———保護者や学内から不安視されましたか？</p>
<p>（鈴木）もちろんされました。ケンブリッジ英語を実施すると決まった当時、私は学年主任だったのです。「授業はオールイングリッシュで、検定教科書ではない専用の洋書を使います」「ですが結果は出ると思うので信じてください」というお話を保護者集会の際に何度もしました。</p>
<p>保護者の方は「大学受験に対応できるのか」「オールイングリッシュでうちの子はついていけるのか、ついていけなかったらどう勉強すればいいのか」などを心配されていました。</p>
<p>保護者の方もご自身が受けてこられた教育が「普通」なので、不安に思われるのも当然のことです。<strong>私にとってもケンブリッジ英語プログラムは未知でしたし、もちろん保護者の方にとっても未知</strong>。だからこそ、学年集会でたくさんお話をさせていただきました。</p>
<p>個別にご意見をうかがう機会なども重ね、少しずつご理解いただきながら導入した結果、<strong>英検などの取得率が徐々に伸びた</strong>のです。「うちの子の年齢でも英検2級が取れるのですね！」など保護者の方々が安心される結果へつながりました。</p>
<p>学校内でも不安視する声がありました。模試で結果が出ないと「ケンブリッジ英語はやはりよくないのではないか」と指摘される可能性もあるので、結果を出すことはずっと意識し続けています。</p>
<h2>試行錯誤の末に情報量の削ぎ落しを行った</h2>
<p>———授業の進め方はどのような難しさがありましたか？</p>
<p>（鈴木）私たちはケンブリッジとパートナーシップを結んでいるので、チューターがカリキュラム作りから授業のやり方まで相談にのってくれます。しかし、<strong>これまで実践してきた授業とはまったく異なる方法なので、折り合いをつけるのはかなり大変</strong>でした。</p>
<p>たとえば、文法学習ひとつとっても全然違うのです。検定教科書であれば、1つの単元に1つの新出文法、そして未学習の文法事項は掲載されていないのが基本です。しかしケンブリッジはオーセンティックな題材を扱うので、新出文法など関係なく過去形もあれば命令形もある、さらには三単現のSも出てくる…など容赦がありません。</p>

<figure id="attachment_9933" aria-describedby="caption-attachment-9933" style="width: 600px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" class="wp-image-9933 size-medium" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/5621deba8a18b839c7a4321764bb05e8-600x263.jpg" alt="" width="600" height="263" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/5621deba8a18b839c7a4321764bb05e8-600x263.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/5621deba8a18b839c7a4321764bb05e8-768x336.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/5621deba8a18b839c7a4321764bb05e8.jpg 1072w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption id="caption-attachment-9933" class="wp-caption-text">＜左から＞Unlock3（Reading, Writing &amp; Critical Thinking)、Unlock3(Listening, Speaking &amp; Critical Thinking)、Uncover1／出版元：Cambridge University Press &amp; Assessment</figcaption></figure>

<p>&nbsp;</p>
<p>ケンブリッジのチューターからは、“can”を学習する単元であればそれだけを解説すればいいとアドバイスされるのですが、私たちとしてはそれでは不安です。生徒が初めて出会う文法事項を一つひとつ立ち止まって教える形で授業を進めていました。そうすると1つの単元を終えるだけで膨大な時間が必要になってしまいます。</p>
<p>頭を抱えてたくさんの疑問や不安をチューターに問いかけてみましたが、返ってくる答えはいつも“No problem！”。教科書通りやればいい、それ以外のことはやる必要がないと言うのです。</p>
<p>揉めに揉めましたね。同じ英語科の先生とよく議論もしました。なかなか結果も出ませんでしたし、正直「ケンブリッジ、大丈夫なんか？」と何度も思いました。「やり始めたからには後には引けへんしやるしかない！」と耐えて耐えて…。</p>
<p>でも、<strong>2年目のあるとき、「すべての情報を教えること」を一切辞めようと思った</strong>のです。</p>
<p>———なぜ急に辞めたのでしょうか？</p>
<p>（鈴木）1年少しやってみてわかったのですが、文法事項をすべて説明しないと理解できないだろうと情報を足して教えていても、単元が進むにつれて、同じ文法事項が少しずつレベルを上げながら何度も何度も出てくるのです。</p>
<p>ケンブリッジ英語は、スピーキングやライティングで毎時間膨大なアウトプットをします。それを積み重ねていくことで、<strong>「ここにS（主語）があるとなんかモヤモヤする」というように生徒が不自然さを感じるようになる</strong>のです。<strong>ネイティブの感覚が時間とともに身につく</strong>ことがわかり、いちいち細かく教えていく必要がないと気づかされました。そこから、あえて情報量を削ぎ落していくと、やっと結果が出るようになりました。</p>
<p>———日本の学校で教わるSVOCのような型は教えずに、出てきたものを学んでいくんですね。</p>
<p>（鈴木）まったくゼロにしてしまうとよくないかなと思い、講習の時などに少し教えたりします。そうすると<strong>生徒たちはぼやっとしていたパズルが枠にはまるかのように理解</strong>するのです。「だからここにbe動詞が来ていたのだ」といったことがストンとわかるという理解の仕方がケンブリッジ流なのです。<strong>理解力のスピードが圧倒的に速い</strong>のが驚きでしたね。</p>
<p>———授業は週に何時間行っておられますか？</p>
<p>（鈴木）中1でケンブリッジ英語を導入した現高1は、英語コミュニケーションが週に4時間、論理表現が週に2時間あります。これとは別に、各コースごとの英語（サイエンス英語、グローバル英語など）が週1時間あり、計7時間英語の授業があります。</p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-9915" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/cd0bf6c3e7c782ab1556655320ae5681-600x450.jpg" alt="" width="600" height="450" srcset="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/cd0bf6c3e7c782ab1556655320ae5681-600x450.jpg 600w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/cd0bf6c3e7c782ab1556655320ae5681-1200x900.jpg 1200w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/cd0bf6c3e7c782ab1556655320ae5681-768x576.jpg 768w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/cd0bf6c3e7c782ab1556655320ae5681-1536x1152.jpg 1536w, https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/cd0bf6c3e7c782ab1556655320ae5681-2048x1536.jpg 2048w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p>———授業形態はどのようなものでしょうか？</p>
<p><br />
（鈴木）1クラス43人程度なのですが、<strong>授業はペアワーク・グループワークが中心</strong>です。私が講義スタイルで授業を行う場面は文法の説明をしている時などほんの少しです。あとはクラスの特徴も見ながら授業を組み立てています。グループワークがすごく好きなクラスもあれば個の方が強いクラスもあって、そこに合わせたりします。担任の先生ともよくコミュニケーションを取り、<strong>「最近こんな問題があってちょっとクラスの雰囲気が悪い」などを聞くと、あえてグループワークにしてみたり。</strong></p>
<p>うまいこと英語の授業を使ってクラスの雰囲気もよくなってくれればと思っています。</p>
<p>———定期テストはどうしているのでしょうか？</p>
<p>（鈴木）<strong>従来型の暗記などだけでは対応できない問題</strong>を出しています。<strong>エッセイライティングを行い、クリティカルシンキングを使ってきちんと考えられているかを確認するような問題</strong>ですね。単語を覚えたり文法を覚えるだけで解ける問題ではありません。テストって本来そういうものなのだろうなと最近は思っています。</p>
<p>よく、「テスト勉強どうすればいいですか？」と生徒から質問されるのですが、「普段の授業を頑張っていればできるんじゃない？」と答えていますね。それがケンブリッジ英語も望んでいることだと思っています。</p>
<h2>教員は今やファシリテーターの時代</h2>
<p>———ケンブリッジ英語で実際に指導されて、気づいたことはありますか？</p>
<p>（鈴木）私は教員を30年やっていますが、<strong>もう教員の役割は知識を教え込むことではない</strong>ということですね。ケンブリッジ英語の教科書は、答えのない問いばかりなのです。</p>
<p>たとえば、ちょうど今日やった授業では、「ある大学で、成績優秀者にインセンティブとしてお金を給付する議論がある。賛成か？　反対か？」という問いが出てきました。まずはクラスの中で英語で意見を言い合って、その後、トピックについてのディスカッションをリスニングします。それを聞いて、自分はなぜ賛成なのか、反対なのかをさらに少し深めていきました。</p>
<p>日本語で考えてもおもしろい題材について、英語というスキルを使いながら落とし込んでいくイメージです。今や教員はその落とし込みの作業を成功させるために、時に意見の対立を解消し、時に次の質問を投げかけたりするファシリテーターなのです。</p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-medium wp-image-9914" src="https://kknavi.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/13c54a3e-b44b-45fc-9ccb-a8c6d386719b-600x348.png" alt="" width="600" height="348" /></p>
<p>———授業をする中で大切にされていることはありますか？</p>
<p>（鈴木）一番はモチベーションを高めることです。リーディングにしてもリスニングにしても、読んでみたい・聞いてみたい気持ちにさせるための準備に一番時間をかけます。経済の話など、高校1年生では興味を持ちづらいトピックの際は、生徒に身近な話から入ったり動画を見せたりする工夫をしています。<strong>興味が持てると取り組み方ががらりと変わる</strong>。リーディングで新出の単語の意味がわからなくても、わくわくしながらその答えを探そうと文章を読んでくれるようになるのですよ。</p>
<p>もう少しケンブリッジ英語での学びが成熟してきたら、私ではなくて生徒に興味付けを任せてみたいと思っています。「グループで次の教材のイントロダクションを考えてきてくれない？」と頼みたいですね。そうすると調べ学習にもなりますし、おもしろいかなと思います。</p>
<h2>グローバルリーダーになるためのツールとして英語を活用してほしい</h2>
<p>———生徒には最終的にどうなってほしいですか？</p>
<p>（鈴木）グローバルリーダーを作るという、学校と同じ目標ですね。<strong>何をやるにも苦労しない程度にツールとしての英語を学んでほしい</strong>です。</p>
<p>いまだに学内ではいろいろ意見があるのですが、英語教育について考えてらっしゃる外部の方は賛同してくださる方もおり、ありがたいなと思っています。「私は間違っているのかもしれない」と悩みながらずっとケンブリッジ英語を実践してきましたが、今はもうあまり気にせず思うようにやってみようと思っています。生徒たちの可能性だけは潰さないように、生徒たちと私が楽しめたらいいかくらいの感じですね。</p>
<p>共通テストでも文法の四択問題などがなくなったので、ケンブリッジ英語を通して結果を出してほしいなと思っています！</p>
<p>取材・構成：小林慧子／記事作成：大久保さやか</p>
<p>&nbsp;</p><p>The post <a href="https://kknavi.jp/school/9609/">日本初！ ケンブリッジ英語導入校の大奮闘　未知の教育が実を結んだ瞬間とは</a> first appeared on <a href="https://kknavi.jp">国際教育ナビ</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>研究発表をモチベーションにつなげた実践紹介　日本人生徒をサイエンスの国際舞台で活躍できる人材に！</title>
		<link>https://kknavi.jp/school/10643/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[国際教育ナビ編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 18 Nov 2024 00:00:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[学校事例]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kknavi.jp/?p=10643</guid>

					<description><![CDATA[]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
