- 対象:高校生・大学受験生。実践レポートでは特進コースの高3で使用
- 技能:文法・語法を中心に、語彙、入試・資格対策
- レベル:標準〜応用・難関。難関大受験を目標にする受験意識の高い生徒向き
- 出版社:桐原書店。『Next Stage』著者の瓜生豊氏が全面監修
- 向く狙い:高3の最初に文法・語法を項目別に網羅的に総復習する
新解説 英文法[完全]演習 Power Frame 850[New Edition]とはどんな教材か
出版社の紹介文によると、本書は『Next Stage』著者の瓜生豊氏の全面監修による演習型の文法問題集で、New Editionで大幅にリニューアルされました。大学入試で頻出の文法ポイントを扱う例題(FRAME問題)と、同じ文法ポイントによる練習問題(実際の大学入試問題)で構成され、英文法の知識を網羅的に扱います。瓜生氏の指導理論に基づいた別冊『マスタリング・エイド』(別売)との併用で、より広く深い知識を習得できるよう設計されています。教師用には書籍関連データのダウンロードがあります。
実践レポートを寄せた先生は、良かった点として次の4つを挙げています。
- 文法ごとの学習がしやすい
- 問題数が多く、演習をしやすい
- ポイントのみが別冊にまとめられており、受験前に確認するのにも有用で使いやすい
- 小テストを多用しているが、test makerがとても使いやすい
現場で迷うポイント——どんなクラスに向き、どんな場合は別の選択か
先生は、難関大学への受験を目標としたコースに所属するような、受験意識の高い生徒に合っていると述べています。受験前に自主的に文法の総復習を行う生徒もいるとのことです。
一方で、大学付属高校のように一般受験をしない生徒には合わない可能性があると指摘しています。文法のみを演習させることの動機づけが難しいためです。受験という目標がないクラスで使う場合は、動機づけの設計が別途必要になります。
改善してほしい点として、「強いて挙げるなら」と前置きしたうえで、書き込みが一層しやすくなる工夫と、ライティングの要素が含まれるとさらによい、という2点が挙げられています。文法演習に特化した教材なので、英作文まで扱いたい場合は別の教材と組み合わせることになります。
授業での使い方——導入・展開・宿題への組み込み
先生の実践レポートでは、特進コースの高校3年生を対象に、高3の最初に本書で文法を復習する位置づけです。グローバル人材の育成を念頭に授業を行いつつ、受験の基礎演習としての対策も必要なため導入しています。文法項目ごとに分かれているので、文法・語法を網羅的に勉強するのに向くとのことです。
- 生徒に予習問題を事前に解いてもらう
- 授業で答え合わせと解説を行う
- こまめに小テストを入れて学習を促す(test makerを活用)
年間の位置づけとしては、2019年度までは本書で高3前半に文法を復習した後、『The Reflex 643』で入試に必要な複合的な問題の解答力を鍛えていました。2020年度からは『Next Stage 英文法・語法問題』と合わせて高2から文法の復習を行い、高3でもう一度再復習する流れを推奨する予定とのことです。使ってみた結果としては、文法ごとにまとまっているため文法の練習に使いやすいと述べています。
編集部からひとこと
『Next Stage』著者の瓜生豊氏全面監修による、演習型文法問題集の決定版が大幅リニューアル!





