Textbook Review

Next Stage Best Trainer

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この教材のスペック(要点)

採択・併用を検討する前に押さえたい基本情報です。各値は付与済みのタグ(出版社・学年・技能・レベル等)に基づきます。

Next Stage Best Trainer

出版社 桐原書店
学年 大学受験、高校
レベル 標準
種別 問題集、文法
  • 対象:高校生・大学受験生。実践レポートでは特別進学コースの高2〜高3で使用
  • 技能:文法・語法・語彙、入試対策
  • レベル:標準(入試基礎〜標準)。『Next Stage』本冊の演習量を補う位置づけ
  • 出版社:桐原書店。『Next Stage 英文法・語法問題【4th edition】』準拠、総問題数865題
  • 向く狙い:Next Stageと同じ章立てで演習し、何周も繰り返して定着させる

Next Stage Best Trainerとはどんな教材か

出版社の紹介文によると、本書は『Next Stage 英文法・語法問題【4th edition】』に準拠した入試基礎〜標準レベルの問題集で、『Next Stage』と同じ項目・構成の演習問題で構成されています。複数の学習項目を横断的に確認できる「Random Check」問題を4回分、巻末付録として「並べ替え」形式の問題を集めた「整序問題トレーニング」を1回分掲載し、総問題数は865題です。問題冊子にはNext StageのPoint番号、解答冊子にはNext Stageの問題番号が載っているため、本冊のどこを参照すればよいかがすぐ分かります。

付属品は、生徒用の解答書(B5変型 80頁・無料)と、教師用の書籍関連データダウンロード(本文テキストデータ[Word形式]、『Next Stage』問題番号対応表[PDF形式])です。

実践レポートを寄せた奈良女子高等学校の木島貴明先生によると、章立てはNext Stage本書と同じで、文法〜語法〜イディオム〜会話表現〜単語・語い〜アクセント・発音の順に第30章まであり、各章あたり見開き約2ページ分の問題です。問題形式は選択式や穴埋め、並べ替え、間違い指摘などで、全て大学の過去問からの出題とのことです。

現場で迷うポイント——どんなクラスに向き、どんな場合は別の選択か

木島先生は、偏差値帯で言うなら、しっかり解説した後にやるなら偏差値45くらいから、初見でやるなら50中盤以上くらいが向いていると述べています。同校では単語と文法を重視しており、Next Stage本冊だけでは演習量が足りず定着しづらいという課題から、準拠問題集として採用しました。

一方で、受験を目指さないクラスや、そもそもNext Stageを採用していないクラスには向いていないとしています。本冊のPoint番号・問題番号との対応が前提の教材なので、本冊と併用しない場合はその利点が活きません。

良かった点としては、問題量が多過ぎず少な過ぎず何周も繰り返す方針に合うこと、本文データが付いていてテストを作りやすいこと、デザインが見やすく電子黒板に投影しても白くはっきり映ること、別冊の解答解説が端的で教員が板書で解説したいような内容であること、選択式が多く私立大受験が多い生徒に合うことが挙げられています。改善してほしい点は「Random Check」問題の数で、現状は5〜7章おきに1個(各2ページ、1冊に4個)のため、2〜3章に1個くらいあるとよいとのことです。

授業での使い方——導入・展開・宿題への組み込み

先生の実践レポートでは、特別進学コース(1学年1クラス15〜17名、卒業までに英検2級取得が目標)で、2021年度からNext Stage本冊と併用して2年生から使っています。授業でも希望制の放課後補習でも使い、1年半くらいかけて文法範囲を終えます。

  1. まずNext Stage本冊を扱い、同じ範囲の本書の問題を解く。本冊はピックアップ問題だけを解説し、右ページの解説で自分でできそうな部分はテスト範囲になった時に各自でやるよう促す
  2. 45分授業の後半15分程度を使い、生徒が各自で解いている間に机間巡視する
  3. 質問は挙手で受け、質問が多かった問題を最後に2〜3問説明する。質問がなければ、机間巡視で引っかかっていた問題や、よく出題される問題をピックアップして説明する
  4. 採点は生徒各自で行い、提出はさせない
  5. 最後のイディオムや語法は各自で解かせ、授業では扱わず小テストのみで確認する

小テストは不定期で、1単元の8割くらいが終わったら復習として実施し、付属のTestMaker(Next Stageと同じ問題がランダム出題)とコピー用確認テスト(教師用の紙の冊子、別の問題)を使い分けています。定期テストは、付属の本文テキストデータからコピー&ペーストしてWordで作成します。1冊を卒業するまでに何周もし、8割くらい何も見ずに解ける生徒には、付属データをExcelでランダムに並べ替えたランダム版を渡しています。似た問題が続くと答えを覚えてしまうのを防ぐためです。

ICT面では、テキストの内容をiPadとプロジェクターで映しながら解説しています。ややこしい問題は生徒と同じ画面を出して一緒に解決することを意識し、自分の使いやすいペンツールで書き込めるようにしています。生徒もiPad上で解く運用で、紙で解きたい生徒には紙を渡しています。放課後補習では、その日の参加者に合わせて、授業で理解しきれていない範囲の復習や、既習範囲を本書で1からやり直すなど内容を変えています。

使ってみた結果、生徒からは使いやすい・見やすい・点数が上がったという声があり、定量的なデータはまだないものの、何度も解いているだけあってNext Stage部分の定期テストの平均点は上がってきた印象があるとのことです。教員側も本書が良いというのが総意だと述べています。

編集部からひとこと

確かな実力を養成

この教材の先生の実践レポート(全 1 件)

木島 貴明

木島 貴明先生(奈良女子高等学校)

「文法は苦手」そんな受験生はとりあえずこれ!

・問題量が多過ぎず少な過ぎずでちょうど良い。本校は、当教材に限らず同じ物を何周も繰り返すことを意識しており、問題数が多過ぎると繰り返すのが大変になるが、適度な量で良い ・本文データが付いており、テストを作りやすい ・問題冊子にはNext StageのPoint番号、解答冊子にはNext Stageの問題番号が掲載され、Next Stageのどこを参照すれば良…

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