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「文法は苦手」そんな受験生はとりあえずこれ!

最終更新日:2022年7月5日

おすすめしたプロフェッショナル

木島 貴明 / 奈良女子高等学校

目次

  • Next Stage Best Trainer

Next Stage Best Trainer

桐原書店

おすすめのポイント

Q. 良かったところ

・問題量が多過ぎず少な過ぎずでちょうど良い。本校は、当教材に限らず同じ物を何周も繰り返すことを意識しており、問題数が多過ぎると繰り返すのが大変になるが、適度な量で良い

・本文データが付いており、テストを作りやすい

・問題冊子にはNext StageのPoint番号、解答冊子にはNext Stageの問題番号が掲載され、Next Stageのどこを参照すれば良いかがすぐわかる

・デザインが見やすく、電子黒板に投影しても見やすい。例えば類似教材「スクランブル英文法」と比べると、こちらのほうが白紙部分が明るい白なので、映し出したときに白くはっきり映る。ICTと組み合わせたときにも相性が良い

・別冊の解答解説も端的で適切。教員が板書で解説したいような内容が載っていると思う

・問題形式も、私立大受験が多い本校の生徒たちに合っている。たまに並び替えがある程度で選択式が多く、私立大の入試はほとんどが選択式なので

・全部大学の過去問からの出題で、受験で必ず出る問題もしっかり押さえられており、受験対策としても適切

Q. 困ったところや改善してほしいところ

複数の学習項目を横断的に確認できる「Random Check」問題がもっと増えると良い。現状は5~7章おきに1個で、各2ページ、それが1冊の中に4個しかないので、2~3章に1個くらいあると良い。

Q. 導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い

問題/課題:

10年ほど前から、国公立や難関私立大学を目指す「特別進学コース」でのみ、2年生からNext Stageを使っていたが、それだけでは演習量が足らないと感じていた。本校は単語と文法を重視しているが、本冊(Next Stage)だけでは定着しづらいという面があった。
何か良い文法問題集を探していたところNext Stageの準拠があったため着目し、中身を見てみて「良かったところ」に挙げた他の点も良かったため採用した。
約1年前(今の3年生が2年生の時)の2021年度から、Next Stage本冊と併用して、2年生から使用している。

 

状況(クラスの人数やレベル):

特別進学コースのみでの使用なので1学年1クラスで、人数は15~17名と少人数。
レベルは、卒業までに英検2級取得が目標。3年生時点で2級保持者が3人くらい、準1級を目指す生徒が1人くらいで、総じて準2級までは取得して卒業する生徒が多い。

Q. 実際の使い方 (どこを、どの程度のペースで等)

教材の構成(全体構成、ページ構成):

Next Stage本書と同じ章立てで、文法~語法~イディオム~会話表現~単語・語い~アクセント・発音の順番に第30章まである。各章あたり見開き約2ページ分の問題、「Random Check」問題4回分、巻末付録として「並べ替え」形式の問題を集めた「整序問題トレーニング」1回分が掲載され、総問題数865題を収録。問題形式は、選択式や穴埋め、並び替え、間違い指摘など。

 

進め方(年/学期単位、授業単位):

授業でも放課後の補習(希望制)でも使う。まずNext Stageをやり、同じ範囲の本書の問題を解く。45分授業(本来は50分だが新型コロナ関係で短縮中)のなかの後半15分くらいを使い、生徒が各自で解いている間に机間巡視する。

質問があれば挙手で呼んでもらい、質問が多かった問題を最後に2~3問、授業時間内で可能な分だけ前で説明して終わる。質問がなければ、机間巡視中の生徒の様子を見てひっかかっていた問題を、それもなければよく出題される問題をピックアップして説明している。問題採点は生徒各自で行い、提出は特にさせない。

授業では進度は一定だが、補習内容はその日に参加した生徒によって変わり、復習的なことをやったり応用的なことをやったりする。例えば、授業内容の理解が追い付いていないメンバーなら今日の授業で理解しきれていないないところをまずやる。今までにやった範囲を本書で1からやっていこうかという時もある。

授業での進度は、Next Stageだけでも全部やっていたら終わらないので、Next Stageについても、ピックアップ問題だけを解説し、右ページの解説を読んで自分でできそうなところは、テスト範囲になったときに各自でやっておくよう促す。それで進めて、1年半くらいかけて、文法範囲は全部終わる。

一番最後のイディオムや語法のところは、各自で解かせ、授業では扱わず確認は小テストのみ。小テストは不定期で、1単元内で8割くらい終わったら復習として実施している。その後学期ごとの定期テストで、それまでの既習範囲の定着度を確認する。

小テストは、付属のTestMakerとコピー用確認テスト(教師用の紙の冊子)を利用している。TestMakerはNext Stageと同じ問題がランダムに出題され、確認テストは全然別の問題。その時々でどちらかを使う。定期テストはTestMaker同様に同じ問題を出すが、Wordで作成する都合上問題だけ貼り付けたいため、付属の本文テキストデータからコピー&ペーストして作成している。

1冊を卒業するまでに何周もする。8割くらい何も見ずに解ける状態になった生徒には、ランダム版の問題をExcelで作って渡している。

 

指導する上での工夫:

NextStageも本書も、テキストを切ってバラバラにし、スキャナーで全部読み込んでPDFとして電子化してiPadに入れ、プロジェクターで映して前で見せながら解説している。
ややこしい問題などは、生徒と同じ画面を出して解決していくことを意識している。同じテキストを前に映し出して、言葉だけでの説明でなく、同じ物を見て説明する。

電子教科書だと使えるペンツールが限られていて、太いペンしか使えないなど使いづらいため、あえて自分でPDFにして、自分の使いやすいペンツールなどで解説するのがやりやすい。

生徒にもPDFを配っているので、iPad内で解いている。もう一度解きたいなど紙で解きたい子には紙を渡している。授業内でも何で解くかは好きにして良いことにしていて、PDFでの回答が苦手などで本冊に書き込んでいる生徒も一定数はいるが、今はiPadで解く生徒が大半。

似たような問題ばかり出てくると答えを覚えてしまうため、それを防ぐためにランダム版の問題を作った。本書付属のデータを取り込んで、ランダムに並べ替えるような仕組みをExcelで実装した。ランダム版もPDFにして同様に渡すが、希望に応じて紙で配っている生徒もいる。

Q. 使ってみた結果

生徒から、使いやすい、見やすい、点数が上がったという声が挙がっている。
定量的なデータはまだないが、何度も解いているだけあって、NextStage部分の定期テストの平均点は上がってきた印象がある。
教員側も当教材が良いというのが総意。

Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒

偏差値帯で言うなら、しっかり解説した後にやるなら偏差値45くらいから、初見でやるなら50中盤以上くらいが向いていると思う。

Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒

受験を目指さないクラス、そもそもNext Stageを採用していないクラスには向いていない。

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木島 貴明
奈良女子高等学校

プロフィール

大阪府出身。大阪市立大学大学院 文学研究科 英語英米文学専修修了。修士(英米文学) 現:奈良女子高等学校 4年目 教諭・英語科主任 【最近気になること、興味のあること】 観点別評価について。私学経営について。ICT教育について。 【趣味】 野球観戦(特に阪神戦…

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