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苦手な生徒もくじけない!レベル調整可能な実践的リスニング教材

最終更新日:2022年8月16日

おすすめしたプロフェッショナル

神奈川県内私立高校 T先生 / 神奈川県内私立高校

目次

  • Real Life Listening 2

Real Life Listening 2

旺文社

おすすめのポイント

Q. 良かったところ

レッスンごとに文法事項が学習テーマとして設定されているので、そこを軸に解説をすれば、疑問に思った生徒は何を復習すれば良いかが分かる。

音声にNatural Speedだけでなく、Slower Speedがあるので、スクリプトの内容によってはNatural Speedだとあまりにも早いと感じる生徒には、ゆっくりから始められる。できる生徒にはどういうふうに負荷をかければ良いか分かりやすく、レベルに合わせて調整ができる。

また、バックトランスレーションを行えるページが解答解説に入っているので、それを上手に活用すれば、英作文の力も伸ばせると思う。

Q. 困ったところや改善してほしいところ

週1~2回のペースで扱っていくと、1学期だけで15レッスンほどは終わってしまうので、20レッスンよりもう少しレッスン数があるといいなと思う。

Q. 導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い

問題/課題:

昨年令和3年度は、高校2年を担当しており、リスニング教材はアルクの「夢をかなえるリスニング」を使用していた。とても良い教材だったが、高校3年向けに1ランク上のものにすると、一気にレベルが上がるので、英語が苦手な生徒が受験前に心が折れてしまう可能性も考えられた。それで、苦手な生徒も心がくじけずにできる良いリスニング教材がないかと探していた。いろいろなセミナーに参加する中で、本書の著者の佐藤先生のセミナーがあり、この教材についてご紹介いただいた。実際どんなものなのか見てみたところ、高校生向けの本書は、学年が上がってもレベルが急激に上がることがなく、使いやすいなと感じた。私の今年度の担当が高校3年生だと決まったタイミングで、今年度の3年生向けに導入を決めた。

 

状況(クラスの人数やレベル):

高校3年生の5クラスすべてで使用。1クラス40人前後。

5クラス中、特進クラスが理系・文系でそれぞれ1クラスずつあり、その他3クラスは普通クラス。普通クラスには、上は難関私大を目指すレベルの生徒から、下は中学でのつまずきを克服している段階の生徒までが混在している。

 

他の類似教材ではなくなぜこれか:

1.レッスンごとに文法の学習テーマが設定されている。(例:「不定詞」「過去完了形」など)文法とリンクしているので、前後に文法項目を挟んで復習がしやすい。

2.アメリカ英語とイギリス英語どちらの音声も収録されている。最近の共通テストではイギリス英語も使われているので、本書によって耳を慣らすことができる。QRコードを読み取れば簡単に聞ける手軽さも良い。

3.付属のディクテーションシートにある、問題の穴埋め箇所や解説ポイントが、私がちょうど強調したい点をよく突いてくれている。このシートを使って、構文を解説して音読するというところまでつなげやすい。

Q. 実際の使い方 (どこを、どの程度のペースで等)

教材の構成(全体構成、ページ構成):

レッスン1~20まであり、各レッスンはB5で2ページ程度。(挿絵があるときは3ページにかかる)構成は下記のとおり:

<1ページ目>

・右上に音声のQRコード 「Natural Speed」と「Slower Speed」の2パターンのQRコードがある。

・「First Listening」まず一度聞いて、この話は何を言っているのか、話の全体像をつかみ、概要を把握するための問いが1問。

・「Second Listening」同じ内容をもう一度聞いて、内容を問う問題が3問。

<2ページ目>

・「キーセンテンス」テーマの文法項目に沿って、読み方の音の変化を解説(例:過去完了形のレッスンでは、例文「had believed that」のすべての音をはっきり発音するわけではなく、下線部のみ聞こえる感じ)

・「Exercise」音声変化に慣れるため、音声のディクテーションを行う。

 

別冊の解答解説集には、リピート音読の練習用に、チャンクごとに区切った本文と、ポーズが入った音声が付いている。日本語訳と単語、文法、スラッシュリーディングが載っていて、非常に丁寧な解説となっている。

 

進め方(年/学期単位、授業単位):

週3回のコミュニケーション英語の授業の中で、週に1〜2回扱う。1コマ(50分)すべてを本書に使うわけではなく、帯活動的に10~15分程度を用いて、クラス全体で音声を流して聞き、First Lisning、Second Listeningの問題を解き、解答まで全員で行う。ただし、ディクテーションを行って、スクリプトを扱い、構文解説まで行うときはある程度時間が必要なので、帯活動が本活動になり、その授業すべてを本書に充てるときもある。

 

指導する上での工夫:

下記の3つの点を常に頭において指導している。

1.英語の「音」を大切にし、くっつく音、消える音、どういう発音になっているかに注意しながら指導する。

2.学習テーマの文法に対する生徒の理解度が追いついているかどうかを確認しながら進める。理解度のチェックは、問題を出したり、「何が違うと思う?なぜこれを使っていると思う?」など問いかけ式で行ったり、生徒の様子を見ながら確認している。

3.生徒が苦手な構文(後置修飾・関係詞など)は、毎回の授業で反復して定着まで持っていけるように扱っている。教科書や文法書などをやっている時も、本書で扱った構文が出てきた時には毎回触れる。

Q. 使ってみた結果

レッスンの構成がよく、復習して定着を図ったり、音読活動を行わせたりしながら、授業の展開がしやすい。また、音読をする際に、長すぎず短すぎず適切な長さで、ポーズがあるバージョンやSlower Speedのバージョンもあるので、授業で音読させるのにも、生徒が自宅で音読するのにも、やりやすい。生徒からは「イギリス英語が入っているのがよかった」という声も上がっている。

Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒

標準的な普通コースで、英語が得意な生徒と苦手な生徒が混在しているようなクラスには使いやすい。

Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒

英語コースや国際コースなど、英語に特化しているクラスには物足りない。本書は英検2級・共通テストレベルなので、それをすでにクリアしている生徒たちには簡単すぎると思う。

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