アクティブ・ラーニングの英文法ワークアイデアブック
最終更新日:2022年2月18日
レビュー /アクティブ・ラーニングの英文法ワーク アイデアブック
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
アクティブ・ラーニングの英文法ワークアイデアブック
明治図書
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
アクティビティを通して楽しみながら学べる。生徒が発言する機会があり、教員が生徒とコミュニケーションを取りながら英語の学習ができる。
また、各章の終わりには「振り返ってみよう」というセクションがあり、【主体的な学び・対話的な学び・深い学び】という3つの観点で、生徒自身が自分の学習を5段階評価して振り返ることができる。
授業への取り組み方や達成度を振り返る良い機会になっていると思う。
Q.困ったところや改善してほしいところ
特になし。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
本校は進学校ではなく、就職する生徒が1学年200人ほどのうち6~7割。就職路別に分かれていて、不登校支援をしている学級も含まれる。そのため高校1年生は基礎の基礎を、アルファベットやbe動詞から始める。教科書ではレベルが高いので、プリント等を用意して利用することも多い。
本教材は中学生向けの教材ではあるが、本校では就職コースの初級、中級レベル(英検3~5級レベル)のクラスで使用している。英文法を書くだけではインプットされないので、口に出してゲーム感覚で楽しく学べるのが良い。文法を学習した後に定着させる目的で2年ほど前に導入した。
Q.実際の使い方
教科書の文法事項の学習が終わるごとに、次の授業を復習として用いている。
45分の授業の中で、他の復習教材も扱うため、本書は15~20分で扱う。
1つの章につき見開き2ページで、左側には教員用に指導手順が載せられていて、どのアクティビティを何分くらいで扱うか目安が書かれている。右側にはアクティビティ用のワークがStep1,Step2に分かれて2~3問掲載されている。
生徒には右側のワークの部分を印刷して配布。まず教員が解説を行い、その後、アクティビティを行わせる。ペアでクイズを出し合ったり、ジェスチャーゲームを行ったりする。
Q.使ってみた結果
文法事項の解説がやさしく、身近にある単語や日常的に使えそうな動詞を使っているので、英語が苦手な生徒も取り組みやすい。ただ書くだけではないので、アクティビティを通して楽しみながら文法を学べていると思う。
Q.利用が向いているクラスや生徒
英語の初心者向け(英検3~5級レベル)
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
進学を目指している生徒には簡単すぎるかなと思う。
- 匿名先生