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【著者インタビュー!】実践で学ぶ長文読解のための英文法!学術的観点とのバランスも取れた長文問題集

最終更新日:2024年5月7日

おすすめしたプロフェッショナル

石原 健志 / 大阪星光学院 中学・高等学校 教諭

目次

  • 『英語長文読解 プラクシス(Praxis)』シリーズ

『英語長文読解 プラクシス(Praxis)』シリーズ

Z会

おすすめのポイント

おすすめポイント

入試英文の読解に必要な実践力が身に付く問題集。

本シリーズの特徴は、英文の理解そのものを深めるための設問を集めている点です。英語長文を多角的に学べるように、本冊「問題編」での本番を見据えた実践的な演習ができる設問に加え、別冊「サポートノート」でディクテーション問題・要約力養成に向けた問題・英作文のチャレンジ課題なども扱い、さまざまな設問に取り組むことで実力を養うことができます。

今まで英語の長文読解を苦手としていた生徒が、本シリーズを使って学ぶことによって、英文法の知識を身に付け、自信を持って入試にも取り組めることを目指しました。

授業での読解指導においては、さまざまな角度から繰り返し学習させられるため、ラウンド制指導法にもつながります。九州大学大学院准教授の内田諭先生との共著であることも、特筆すべき点です。

英語教諭としての筆者の経験則に、内田先生の研究者としての知識が加わったことによって、学術的観点と英語指導の現場で必要な知識のバランスが取れたテキストになりました。

英語学習は毎日コツコツ続けることが大切です。本シリーズは、それが実践できる問題集です。繰り返し同じ文法項目が出てくるため、反復学習が可能となります。1つの文法項目を繰り返し学ぶことによって、第二言語習得に効果的といわれている分散学習の効果が得られるでしょう。

本書の概要

英語習熟度に合わせて、レベル1~4まで4段階に分かれています。各レベルともに、「問題編」のほかに補助教材の「サポートノート」と「解答解説」が付属しています。

詳しくは下記を参照
https://www.zkai.co.jp/books/school/english/praxis/

課題意識

近年の入試問題は、長文に使用されている語彙の難易度が高い傾向にあり、一般的な受験単語帳を学習しているだけでは対策が不十分だと感じていました。

英語の長文読解の学習では、設問を解いて正解を確認して終わりになりがちです。同じ問題集を何周もやる生徒は多いものの、読み終わった英文を何度も読み返す意義もあまり感じられませんでした。こういった学習方法に疑念を感じたことが、本シリーズを執筆する大きなきっかけです。

英文の内容を漠然と理解している英語学習者は多くいます。文章を読みながら単語の意味を調べた際に、正しい訳語を使わずに読み進めてしまうことも少なくありません。訳語の選択を間違えてしまうと、本文の意図そのものがくみ取れなくなってしまいます。

大学入試の長文読解の英文が難解すぎるという話もよく聞きますが、原因の多くは、誤った訳語の選択によることも多いようです。そういった問題を減らすための教材を作りたいという思いもありました。

実際の使い方

授業および自宅学習として使えます。

教材を予習させて、長文の読み方を意識付けさせておき、つまずきやすいポイントについて授業内でフォローするとよいでしょう。設問自体が英文を読解するための重要なポイントになっているので、指導のヒントとして使ってみてください。

理解を深めるためには、二次元バーコードの音声を活用して、リピーティング・オーバーラッピング・シャドーイングなどを行うのも効果的です。Excelデータで語彙リストが提供されているので、単語の小テストや予習などに活用できます。

本シリーズで英文読解に必要な英文法の知識を身に付けたうえで、入試に向けた過去問演習に取り組むのが効果的です。

工夫したポイント

収録した英文は大学入試問題として使われたものの中から、教えたい構文や単語がしっかり入っているものを選びました。さらに、内田先生が開発された語彙レベル測定装置を通して難易度を客観的に測ったうえで、レベル別に分けています。

高校生が興味を持つ話題だけでなく、やや難しく感じられても知っておいてほしい内容が書かれた文章も入れるように意識しました。テーマは、文系・理系織り交ぜています。文系の生徒の中には、理系のテーマに苦手意識を持つ人もいますが、論文の作法に文理の違いはありません。分野の異なるテーマについても、英語を通じて触れられることを意識しました。

文法の学習方法に関しては、単に活用法を覚えるやり方ではなく、英文の読解を通じて学べるように工夫しました。特にLevel1の教材ではGrammar Checkという独自の項目を作り、英文の中で使われている文法について問う設問形式にしています。

設問は、単語が持つ言語外の知識(メタ言語知識)を読み取る訓練にもなっています。また、「通常の書き言葉では文頭にはbutを使わない」などのような、通例では避けた方がよいことについて気付きを促すような設問も作りました。

「読解へのアプローチ」内の「テーマに効く表現」では、英文を読解するために役立つ英語の仕組みに関する背景知識を与えています。

想定される効果

共通テストで出題される長文読解対策としての効果が期待できるほか、国立2次試験や記述模試の対策の足掛かりにもなります。共通テストの長文読解問題では、内容をいかに正確に把握できているかが問われます。書かれている内容を正確に理解するためには、英文法の知識が必要です。

本シリーズでは、長文読解に必要な英文法を身に付けられるため、対策として有効です。精読力が求められる2次試験に向けた過去問演習にも、本シリーズで身に付けた英文法の知識が生きてくるでしょう。

今後に向けて

本シリーズを使って学習し、生徒たちに「解けた!」「わかった!」という実感を持ってもらいたいです。入試傾向の変化に伴い、学習に使う教材も変わっていかなければならないと考えています。生徒に少しでも良質な教材を届けるためには、英語教員も含めた教育に携わる人間が協力して、本質的に学べる教材づくりをしていくことが必要です。

教育の現場に立っている英語教員自身も、生徒にとって良い教材かどうか判断するのは困難です。そういう先生方にも本シリーズの内容を知っていただき、生徒たちが本質的に英語を学べる教材として活用してもらいたいと思います。

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石原 健志
大阪星光学院 中学・高等学校 教諭

プロフィール

1982年生まれ。現在、大阪星光学院 中学・高等学校 教諭。神戸市外国語大学大学院 博士後期課程 在籍。英文法の知識が学習者の中にどのような形で蓄えられているかについて、明示的知識、自動化された明示的知識、暗示的知識という3つのメタ言語知識の観点から研究を進め…

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