現役教員が授業を磨き合う「英語授業研究学会」、11月23日に関東支部秋季大会を対面形式で開催!

最終更新日:2022年11月9日

 「生徒のためにより良い授業を提供したい」という思いは教員誰もが共通して持っているもの。自分の授業のどこを改善すべきか、他校の先生はどんな授業を行っているか、興味がありますよね。しかし、普段の学校生活の中では、そんな情報交換をする機会も時間もないというのが実状ではないでしょうか。

 

 東日本エリアの英語科教員によって構成される英語授業研究学会・関東支部は、2022年11月23日(水祝)に「第28回 秋季研究大会」を開催します。昨年はオンライン開催でしたが186名の英語教育関係者が集まる恒例のイベントがコロナ禍を経て2年ぶりに対面で復活。一体どのようなイベントなのか、同会関東支部で事務局長を務める今田健蔵先生(東京大学教育学部附属中等教育学校)にお話を伺いました。

 

「英語授業研究学会」とは?

 

 「英語授業研究学会」は、全国約700名の会員を擁する任意団体で、その大半が現役の英語科教員。英語授業のあり方に関して、理論と実践の両面からの研究と教育現場での授業改革支援を目的とした学会です。普段の英語の授業をビデオに収録し、それを題材に協議や講評を行って学び合うというのが主な活動となっています。

 

 毎月の月例会と春季・秋季大会は関東と関西の各支部ごとに行われ、年1回の全国大会は両支部合同で行われます。とはいえ、コロナ禍に見舞われたこの2年ほどは行動が制限され、基本的にオンラインでの会合となっていました。

 

 今回の関東支部秋季大会では、久々に対面での開催が実現しますコロナ前には、毎回180人前後はゆうに集まる大会だったとのことで、今回の対面開催にも期待が高まります。

 

テーマは「生徒の主体性」。リアル開催ならではの授業研究にも注目

 

 11月23日に開催される関東支部・秋季研究大会のテーマは「主体性を育む授業についてともに考える」生徒の自主性や、モチベーションにフォーカスしたプログラムが企画されています。中学・高校の授業研究に加え、後半にはパネルディスカッションや、日本大学・藤平敦教授をゲストに迎えての講演も行われます。

 

 高校の授業研究で登壇される今田先生は、「オンラインではなく対面開催だからこそ、より面白い授業研究になるはず」と今回の見どころを語ります。オンラインでの授業研究では、プライバシーの観点から授業映像に生徒の顔や一部の発言を伏せる加工が施されていました。しかし、生徒の表情が見えなかったり音声加工が入ったりしていると、授業の雰囲気は伝わりにくくなってしまいます。今大会は対面のみの限られたオーディエンスへの公開ということで、よりリアルな授業の様子を見せていただけるとのこと。分析や協議も深堀りした、濃密な内容になりそうです。

 

 また、会場では出版社や教育関連企業による展示や、資料配布も行われる予定です。生徒に適した教材や、最新の教材について知りたい先生方には、こちらも良い機会となるのではないでしょうか。

 

「刺激を受け、前向きな気持ちを共有できるオープンな大会」

 

 最後に、今田先生よりメッセージを頂きましたのでご紹介します。

 

 参加者の多くは日々ご多忙な現職の英語の先生方ですが、参加者の方々からは毎回『来て良かった』『やる気が出た』という声を多く頂きます。そういう前向きな気持ちを共有できるのが、この学会の一番良いところかもしれません。

 

 また、参加者の中には教職希望の大学生もいらっしゃいます。英語授業研究学会は現役教員だけでなく、英語教育に興味のある方に対して広く開かれた会です。今回の秋季大会は会員以外でも参加可能で、事前予約も不要なので、ぜひお気軽にご参加ください。

 

 英語教育系の学会やセミナーはさまざまありますが、対面での開催を再開している会はまだ少数です。教員同士の情報交換やネットワーキングの場としても良い機会になると思いますので、ご興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

[開催概要]

 

英語授業研究学会・関東支部 第28回 秋季研究大会

 

日時

2022年11月23日(水祝)13:00~17:20(受付開始 12:30)

 

場所

文教大学 東京あだちキャンパス AITADE HALL(東京都足立区花畑5-6-1)

 

参加費

会員は無料、一般参加 1,000円(学部学生は500円)

・参加予約は必要ありません。直接会場へお越しください。

・お車での来場はご遠慮ください。

 

テーマ

「主体性を育む授業についてともに考える」

 

内容

  1. 開会あいさつ(13:00〜13:05)

  2. ビデオによる授業研究と協議

     (1) 中 学 校(13:05〜14:05)

           中学2年生「生徒の気づきを重視した受け身の導入―言語機能に着目して―」

           授業者:菅原和人 (群馬県伊勢崎市立第三中学校)

           分析者:津久井貴之(群馬大学)

     (2) 高等学校(14:15〜15:15)

           高校3年生 コミュニケーション英語Ⅲ「はじめてのナラティブ・ライティングー学び合いの学校での試み」

           授業者:今田健蔵(東京大学教育学部附属中等教育学校)

           分析者:久保野雅史(神奈川大学)

3.「どんなことをやっている?」主体性を育む授業についてともに考えるコーナー(15:30〜16:00)

      コメンテーター:阿野幸一(文教大学)、豊嶋正貴(文教大学付属中学校・高等学校)、中島真紀子(筑波大学附属中学校)

4. 講演「子どもを主語にした学習環境づくり」(16:15〜17:15)

      講演者:藤平敦(日本大学)

5. 閉会あいさつ(17:15〜17:20)

 

英語授業研究学会

https://eijuken.smoosy.atlas.jp/ja

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