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音読練習と英検対策がこれ1つで完結!リスニング・スピーキング学習がいつでもどこでも1人でできる、自主学習におすすめのアプリ

最終更新日:2023年6月9日

おすすめしたプロフェッショナル

卯城 大 / 昭和女子大学附属中学校・高等学校

おすすめのポイント

Q. 良かったところ

メニュー画面などの見た目も、いかにも勉強という感じではないところが良い。特に中学生にとっては、ゲーム要素も入っているので親しみやすい。

英検対策に関しては、全級分の練習問題が入っているので、問題集などを購入しなくても学習できる。2級に合格したら、すぐ準1級の対策に移れるなど、学習をスムーズに進められる点も良い。

授業内で生徒一人一人に対して音読練習のフィードバックをするのは物理的にも難しいが、本アプリを活用すると習熟度の異なる生徒に対して個別対応できる点が良いと思う。音読結果のAI判定の基準も、中高生にはちょうど良いのではないだろうか。

Q. 導入の経緯や、本アプリ採用の意図と狙い

問題/課題:

2021年度から導入している。英検対策と音読練習ができるソフトを探していた。

状況(クラスの人数やレベル):

中学校全学年と高等学校の2年生までのクラスに導入。

中学校18クラス(6クラス×3学年)高等学校12クラス(6クラス×2学年)

他の類似教材ではなくなぜこれか:

複数の教材を使うと生徒が混乱するので、できれば1つの教材で英検対策と音読学習ができるものが欲しかった。他社にも英検対策用のソフトはあったが、本教材は「教科書の音読学習と英検対策を1つのソフトでできるもの」という本校の目的に合っていた。

また、本校には中学校課程もあるが、対戦ゲームなどのコンテンツもあって中学生が取り組みやすい作りになっている点も良い。

Q. 主な機能や学習メニュー

リーディング・リスニング・スピーキング・会話・文法・読解など、英語4技能を身に付けるための学習メニューや、共通試験対策のメニューが基本機能として搭載されている。(リーディング・スピーキングなどの学習についてはCEFR-J(※)に基づきレベル分けされている。)

アプリに標準搭載されている英文教材のほか、自校で使用している検定教科書の内容も教材として使用可能である。そのため、教科書の単元内に登場する単語・本文・文法項目などの内容を、そのまま音読練習用の問題として活用できる。

オプションとして、英検やライティングのメニューの追加も可能。検定教科書以外にも、副教材や単語帳などを音読の教材として導入できる場合もある(要相談)。

音読練習の方法には、シャドーイングやディクテーションなどのメニューがあり、生徒が自分で選んで練習できる。音読した音声は、その場で録音・再生が可能。AIが一致率を判定した結果もその場で確認できる。
また、長文の場合、正確に読めている部分と間違えている部分が、色分けによって可視化されるようになっているため、読めない単語だけ繰り返し練習することも可能だ。

教師用の管理画面では、生徒の練習回数や音読の平均点、宿題の提出回数や宿題の点数などを確認できる。さらに細かい成績判定に関しては、業者に依頼するとExcelデータにまとめてもらえる。

※CEFR-J:欧州共通言語参照枠(CEFR)に基づき、日本の英語教育での利用を目的に構築された新しい英語能力の到達度指標。
参考:CEFR-J

Q. 実際の使い方

進め方(年/学期単位、授業単位):

本校では、教科書の音読と英検対策の2本立てで活用している。

授業内のみで使うのではなく、授業の復習として自宅で音読学習をするためにも使っている。
私が担当しているクラスでは、基本的な学習として単語と本文の音読を1日に1回ずつ練習し、余裕があればディクテーションや単語テストなどもできるだけやるように指示している。

音読の結果がその場で採点され、生徒自身が点数を把握できるため、100点を目指して何度も学習するよう伝えている。とはいえ、実際に100点を取ることを最終的な目標としているわけではない。あくまで、自主的に繰り返し学習することが目標だ。

日々の学習の状況は管理画面で見ているが、詳細な成績の判定は学期ごとに業者に依頼してまとめてもらったもので確認する。成績に関しては、点数を見るのではなく学習への自主的な取り組みを重視し、観点評価の主体性の部分に反映させている。

本校は生徒によって英語の習熟度が異なるため、英検対策の学習についても、各自が自分の英語レベルに合わせて自主的に学習している。英検対策の学習結果についても、教科書の音読練習の結果と合わせて、活動の意欲を観点評価に反映させている。

指導する上での工夫:

さまざまな機能が搭載されているので、初めて使う際は機能や使い方の説明などに関してフォローしたり、学年に適した機能を使うよう推奨したりといった工夫をしている(例:中学生は対戦ゲームで学習してみるなど)。

さまざまな種類の教材を使うと生徒は混乱するので、音読学習と授業で使用する教材は同じものを使うようにしている(検定教科書を使用)。

 

Q. 使ってみた結果

中学生向けには対戦ゲームなどのコンテンツもあるので、楽しく取り組めているようだ。

高校生は、英検対策としてかなり有効に活用していると思う。まだ導入してから2年ほどなので正確な結論は出せないが、昨年までの段階では英検の合格率は上がっているような感覚がある。

Q. 困ったところや改善してほしいところ(もしあれば)

英検対策の練習問題が全級分入っている点は良いと思うが、準1級と1級に関しては何度もチャレンジする可能性があるため、収録されている問題をすべて解き終わってしまうことがある。長期的な使用を想定すると、もう少し問題数が増えるとさらに良いと思う。

Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒

本アプリは、個別最適化ができるので、生徒の英語習熟度が異なる学校やクラスに向いている。英検対策もできるため、授業内で英検対策の時間を十分にとれないクラスにも適しているだろう。

Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒

生徒が自主的に学習を進めていく必要があるため、自発的に学習できない生徒には向いていないだろう。また、パソコンなどの環境が整っていないと活用が難しいかもしれない。

卯城 大
昭和女子大学附属中学校・高等学校

プロフィール

The University of Edinburgh MSc TESOL修了後、都内私立女子中高2校で勤務し、2017年~昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校勤務。同校英語科・外国語科科長。 生徒には日頃の授業でも無数にあるデジタルツールや教材の中から有意義…

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