Change the World [Standard] 入試攻略編 3rd Edition
最終更新日:2022年2月22日
- おすすめしたプロフェッショナル
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鮫島慶太 / ESN英語教育総合研究会・東京都内私立中高一貫校教諭
Change the World [Standard] 入試攻略編 3rd Edition
いいずな書店
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
英文の読解スキル向上に加え、Logical Thinkingスキルの訓練や記述答案の基本的な指導を行いやすい教材である。またTest Makerも付属しており、アウトラインやサマリー作成などの訓練教材としても活用しやすい。
Q.困ったところや改善してほしいところ
発信型のスキル(Speaking/Presentation/Writing)などについては活用次第であるが、あまり対応出来ていないので、今後はそうした分野での活用にも対応したものを期待したい。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
高校3年生で検定教科書を用いたクラス授業を行っていたが、入試対応への生徒の要望を取り入れ、授業内で主に長文読解力の養成を目的に活用している。年度によってはCutting Edge、「現代を読む」(いいずな書店)を利用している場合もあるが、ここ数年は Change the World (Standard)を用いている学年が多い。
Q.実際の使い方
学年によって全20章全てを予習させて授業で解説する使い方や、その場で読ませ問題も解かせながら20章の中で10章前後を選んで取り組ませる使い方もある。受験生で用いる場合には他教科の学習とのバランスを考え特に後期は付属のQuestions Bookletを用いた演習形式での活用が多い。30分前後で各自で取り組ませ、その後60分~80分程度で1章解説しながら進めるスタイルが多い。
Q.使ってみた結果
内容真偽問題では、RSTの同義文選択スキルを試すようなLogical Thinkingの要素も取り入れられている点では2020年改革・思考力重視を先取りしている教材とも言える(因果関係・イメージ同定要素などもある)。レベル的には中堅国公立大の個別試験・GMARCHレベルの長文読解に対応した教材なので、難関国公立大や早慶上智レベルの英文よりは易しく、逆に英語を苦手とする生徒にとってはかなり苦しいかもしれない。
Q.利用が向いているクラスや生徒
GMARCH・中堅国公立大レベルを目指す生徒が多い学校や生徒集団。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
難関国公立大志願者が多い学校やGMARCHレベルへの進学が少ない学校。
- 鮫島慶太
- ESN英語教育総合研究会・東京都内私立中高一貫校教諭