即戦ゼミ 8 大学入試 基礎英語頻出問題総演習

桐原書店

おすすめのポイント

Q.良かったところ

１冊で基礎から標準レベルの英文法を網羅しています。単語帳と組み合わせて使うと、より学習効果がアップします。

Q.困ったところや改善してほしいところ

発音・アクセントの問題がCD収録なので、インターネットからのデータダウンロードにも対応しているとなおいいです。

Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い

愛知県の有名私立大学外国語学部合格を目指す生徒を教えるにあたり、基礎をしっかりとカバーしている教材を探していたところ、本教材を見付けました。

大学入試英語を克服する最も効果的な方法は、過去に繰り返し出題されている頻出問題のポイントを押さえた学習をすることです。本書は過去に実際に出題された重要構文・文法・イディオムの頻出問題を全て収録しており、効率的に大学入試対策ができます。さらに、丁寧な解説、見やすいレイアウトで勉強のモチベーションが継続できます。

Q.実際の使い方

左ページに設問、右ページに解説、下段に解答が書かれており、非常に使い勝手のいいレイアウトとなっています。

まず章ごとに問題を解いてもらい、間違えた問題については解説を見ながら補足説明を行っていました。解説内の例文を参考にしながら、類似問題を作成し、生徒がつまずいた部分を徹底的に復習できるように努めました。

章ごとに代名詞の構文、助動詞の構文、関係詞の構文等テーマが分かれているので、テーマ別に苦手分野を強化できます。構文は赤色で記載されているので、暗記シートを活用して覚える等の学習方法が有効です。

Q.使ってみた結果

一問ごとに丁寧な解説が付いています。基礎を固めることができるので、高１～高２までは英語をまともに勉強してこなかったが、受験に際し本腰を入れ始めた生徒にも取り組みやすい内容です。

問題演習は空所補充、選択式、整序、書き換えなど実際の試験を意識した問題構成となっており、本書に出てくる文法・イディオムがそのまま試験に出ることもあります。

Q.利用が向いているクラスや生徒

大学入試英語の基礎をしっかりと学びたい生徒

中堅～有名私立大学を目指す生徒

英文法が網羅されているため、この問題集を繰り返し学習することによって、大学入試における英語の頻出ポイントが身に付きます。

Q.あまり合わないと思うクラスや生徒

難関大学を目指す生徒はもう一段上の「英語頻出問題総演習」をお薦めします。

この問題集は頻出問題をひととおり押さえることに重きを置いているので、難関大学を目指す人はさらに演習問題の数をこなす必要があります。