All aboard! English Communication1ワークブック
最終更新日:2022年2月24日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
All aboard! English Communication1ワークブック
東京書籍
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
偏差値40程度の本校の生徒のレベルでは、文字をたくさん書くことが得意ではない生徒が多い。そのため、授業のノートを取らせるのに難しさを感じていた。このワークブックは、ある程度の下地があるところに書き込んでいく形なので、生徒たちも取り組みやすい。また後で見返しやすい。教員側にとっても、管理がしやすく、説明がしやすいという利点がある。生徒のノート提出率も上がった。
Q.困ったところや改善してほしいところ
特になし。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
本校では「All aboard」の教科書を何年も使用しているが、教科書だけを使った授業でノートをうまく取るのがなかなか難しい生徒がいた。本教材は、教科書に準拠したワークブックであり、解説や和訳、単語やフレーズのポイントがすでに記載されている。また問題形式になっているので、ポイントをつかみやすい。3年ほど前の2018年度くらいから、教科書と併用する形で導入した。
Q.実際の使い方
教科書を開きながら、本書の対応する箇所を扱う。教科書の方に写真や細かい説明がある場合もあるので、両方を行ったり来たりする形で進める。ペースとしては、難易度に応じて、1つのトピックを1時間か2時間の授業で終わらせる。本書は、各トピック見開き2ページで、本文の解説と本文に沿った問題、本文の中で使われているターゲット文法が入っている。問題数は20から30弱ほどの問題数がある。45分の授業のうち、説明を6割程度の時間で行い、それ以外の時間で問題を解かせる。全員で解答まで行い、時間があるときは指名して答えさせる。終了した箇所は提出させ、ノート点として評価に含めている。
Q.使ってみた結果
本文と本文に沿った問題に加えて、ターゲットとなる文法の押さえておきたいポイントがはっきり書かれている。さらに、トピックとトピックの間に文法のまとめもあるので、文法を意識できる。以前は「どこをノートに書いていいか分からない」という生徒もいたが、本書は生徒にとっても分かりやすいので、実際にノートの提出率も上がった。見本になる生徒のノートをロイロノートで送って、他の生徒が参考にできるようにもしている。
Q.利用が向いているクラスや生徒
初心者レベルの生徒に向いている。中学校の復習も含めて、丁寧に学ぶことができる。基礎を固めるのにおすすめ。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
進学目的の学校や生徒には簡単すぎる。入試問題に慣れるための教材ではない。
- 匿名先生