スクランブル英文法・語法 4th Edition
最終更新日:2022年2月25日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
スクランブル英文法・語法 4th Edition
旺文社
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
本書は、文法項目ごとに細かく単元に分かれていて、各単元が見開き2ページ完結の構成なので、まとまり良く教えることができる。また、小テストなどを作成して行わせる際に、範囲を指定しやすい。
Q.困ったところや改善してほしいところ
特になし。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
7~8年前に、それまで使っていた単語帳を、旺文社の「ターゲット1900」に変えた。その流れで、旺文社の担当者に文法書として紹介してもらったのが本書だった。さまざまな文法参考書の中で、本書は扱っているイディオムや語法の数が多く(イディオム430問、語法250問ほど)高校の英語学習で必要な文法知識をバランス良く含んでいる。また、本書に収められている演習問題は実際に過去の大学入試に出た問題で、どの大学で出題された問題か大学名が記載されているため、学習の目安になる。
採用した後に旺文社から聞いた話では、全国的にも本書を使用している学校が多いそうで、「採用して間違いなかった」と思った。
Q.実際の使い方
特進コース(英検2級~3級レベル)を対象に、高校3年間を通して使用している。
授業の中で使用する際は、教科書で出てきたフレーズの補足説明として、教科書に対応する単元を参照する形で扱う。「こういう使い方もあるよ」という例文として、使い方も含めて授業の中で教えられる。
本書は【①文法、②語法、③語い、④イディオム、⑤会話表現、⑥発音・アクセント】の6つのパートに分かれており、各パートがさらに細かく単元に分かれ、全部で31の単元がある。各単元は見開き2ページで、左側に演習問題が数問、右側に解説が記されている。この演習問題は、過去の大学入試で実際に出た問題なので、教科書で学習した点が「大学入試ではこんな風に出ますよ」と、実際の入試レベルの問題の練習になる。さらに演習の数を増やすため、単元ごとに小テストを作成して行わせることもある。生徒たちが自学でも本書を使えるようになることを目標として、授業で指導を行う。3年かけて1冊全体を網羅する。
Q.使ってみた結果
学年の半分くらいの生徒が進学するが、そのうち大半は総合型選抜や指定校推薦を利用する。一般受験を受ける生徒は約30名ほど。一般受験で大学に合格していく生徒たちを見ていると、基礎レベルから難関大レベルまで「大学入試の文法は、これ1冊押さえておけば大丈夫!」という実感がある。また、文法に加えて、語法やイディオムの実践的な学習により、ReadingとWritingの力も強化されている。
Q.利用が向いているクラスや生徒
大学進学を目指す学校やクラス。特に、私立の入試問題や国公立の2次試験で、文法や語いの重要度が高い大学を受験する生徒。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
英語を活用しない進路に進む生徒には必要ないと思う。
- 匿名先生