【イベントレポート】エクストリーム教員研修・国際教育ナビFES - 2023 WINTER

最終更新日:2024年3月14日

2023年12月9日(日)、今夏に大好評だった対面セミナー「エクストリーム教員研修 国際教育ナビFES」の第二弾が開催されました。理論と実践から学ぶワークショップ、ヒップホップから学ぶワークショップ、交流会と超学べる超ユニークな4時間の研修が行われ、多くの先生にご参加いただきました。

当日のプログラム

第一部:ワークショップA
これからの英語教育を「動機づけ」と「学習方略」から考える~理論と実践の往還から~

第二部:ワークショップB
一夜限りのヒップホップ・イングリッシュスクール開校!

第三部:懇親会・セミナー
タップから注がれる生ビールやおつまみを片手に、登壇者や参加者とたっぷりと意見を交換しましょう。

 

第一部:ワークショップA
これからの英語教育を「動機づけ」と「学習方略」から考える~理論と実践の往還から~

ワークショップAの登壇者
・竹内 理(関西大学外国語学部・大学院外国語教育学研究科 教授)
・信田 清志(岬町立岬中学校 校長)
・堀尾 美央(関西大学高等部 英語科)

英語教育の未来を「動機づけ」と「学習方略」の観点から深掘りし、その理論と併せて、教育の第一線で活躍する登壇者に実際に取り組んでいる例を共有していただきながら、両者の結びつきを探求しました。

特に、学びながら使う英語教育の実践や、「やる気スイッチ」のお話が印象的で、生徒のやる気スイッチを長期的に支える方法を学ぶと同時に、参加者(先生方)の「やる気スイッチ」も押す刺激になるワークショップでした。

(参加者コメント 瑞穂MSC高校 志藤先生
特に竹内先生の話は、英語に限らず、どの教科でも、家庭教育でも使えるような話が含まれていて、とても参考になりました。学習方略と自己効力感の関係性については、教員として、生徒への指示に違和感を覚えることがあります。(例:「ちゃんとしなさい」と指示するも、そう言われても生徒は「何をちゃんとしたらいいのか」が分からないため、またできなくて、また怒られる、という負のサイクルに陥る)「何をしたらよいのか」を導くことが大切という点を確認できて良かったです。

 

第二部:ワークショップ
一夜限りのヒップホップ・イングリッシュスクール開校!

ワークショップBの登壇者
講師役
・田中 周作(明治大学付属中野中学・高等学校 英語科)
・水島 潮(Gakken)

生徒代表
・中川 千穂(工学院大学附属中学校・高等学校 英語科)

にご登壇いただきました。

英語学習にヒップホップ・ミュージックを用いるという、革新的アプローチをご紹介。このワークショップは、音楽とカルチャーを教育に取り入れることで、「楽しく英語を学ぶ」という教育の原点に立ち返ることができました。前半はラップの歴史と文化、ヒップホップのリズムとボキャブラリーが英語学習にどのように役立つかを学び、ワークショップの最後には実際にラップに挑戦。チームごとに発表していただきました。自然と身体でリズムを刻んでいる方も多く、会場は一体となり、盛り上がりを見せていました。

参考書:「HIP HOP ENGLISH MASTER: ラップで上達する英語音読レッスン」(Gakken)

 

〜「HIP HOP ENGLISH MASTER: ラップで上達する英語音読レッスン」著者のMEISOさんからビデオメッセージをいただきました〜

(参加者コメント サレジオ学院高校 近藤先生
生徒になる疑似体験ができ、生徒がどんな気持ちで授業を受けているのかがわかり、すごく学びがありました。HIP HOPが音に注目させるツールとしてとても良いと感じ、予定調和的な講義も、必要なものは残しつつ、まずは楽しい挑戦をどんどん作りつつ、仲間と協力するチャンスを伴うタスクを組み込んでいきたいです。まずは、本当にラップから始めてみます。

 

第三部:懇親会

今回の会場は「渋谷キャスト」。会場では生ビールやハイボールなどの飲み放題をご用意。またケータリングでは前回も大人気だった、もちもちのカレーパン、神楽坂の新星「Spicier スパイシア」の特製パンを多数ご用意し、先生同士の交流と共にお食事を楽しんでいただきました。

交流会の途中では、ヒップホップ・イングリッシュスクール内で、より楽しくノリに乗ってラップを披露していただいたチームの表彰式を実施。楽しい雰囲気に包まれました。

(参加者コメント)
・同じ環境にいらっしゃる先生方とレッスンアイデアなどシェアできました。
・普段なかなかない他校の、しかも関西圏の先生と、お話しする機会をいただきました。飲み物や軽食もありがとうございました。

おかげさまで、第二弾も大盛況で幕を閉じました。ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
2024年の夏も再び開催を予定しております。またお会いできることを楽しみにしております。

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