Field Report

都立の英語教育研究推進校が、無料アプリではなくRepeaTalkを使う理由

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岡坂 明日花先生

この実践レポートを書いた先生

岡坂 明日花先生

東京都立狛江高等学校

福岡県出身。高校時代にカナダ・ケベック州へ留学、大学時代にはベルギーへの交換留学を経験。大学卒業後は、在外公館派遣員として在フィジー日本国大使館に2年間勤務。帰国後、都立高校の英語科教員として勤務している。各国の文化や歴史を尊重し、学校教育… プロフィールを見る →

Microsoft Teams との棲み分け

Teamsが提供しているのはシンプルに「表示されている英文を読み上げ、録音する機能」です。しかし、生徒が我流で読み上げてしまうと、間違った発音に気付けなかったり、間違ったまま覚えてしまう問題がありました。とくに連結や脱落などは、モデル音声を真似ながらでないと身につかない発音です。

一方RepeaTalkでは、モデル音声を再生しながらの録音が可能です。モデル音声に続けて発音するRepeatingや、同時に発音するOverlapping、Shadowingなどの練習が設定できるため、別途こちらを利用することにしました。

結果として、生徒の取り組み状況をチェックする教員負担も軽減されています。Teamsにはない「学習時間の計測」機能もあり、課題に感じていた「評価の偏り」を解消できる点もいいなと思っています。

文章の意味を考えながら丁寧に「精読」させらせる

2年生では、家庭での復習用に使っています。
単語の復習では、まず英単語と日本語訳の表示された画面を見ながらモデル音声に沿ってRepeating、Overlappingをします。次に日本語訳に合わせてShadowingを。そのあとにDictationをし、最後に日本語訳のみを見て発音できるかどうかにチャレンジします。
本文の復習では、まず一文ごとに区切られた英文と日本語訳を参照しながら、モデル音声に沿ってRepeating、Overlappingをします。最後に段落ごとに区切られた英文を参照しながらReadingをします。
音読練習に関しては、授業中でもペアやグループで行ってはいますが、それとは別に「個人で行う意義」を説明するようにしています。ただ音読すればよいのではなく、文章の意味を考えながら丁寧に「精読」することを、家庭学習として位置づけたいと思っているからです。

学習時間が記録として残るので、実際の数値を参考に「主体性」を評価できる

課題を提出したか、合格できたかの2点を中心に3観点それぞれの評価に反映させています。合格するということは、生徒が自分の知っている知識を使い、よりモデル音声に近い発音となるよう試行錯誤した結果です。単なる意欲以上に評価してあげたいという想いがあります。

また、Teamsと違って学習時間が記録として残るので、実際の数値を参考に「主体性」を評価できる点がよいですね。他には生徒の発音とモデル音声との一致率が出るので、それを基に発音の正確性を評価しています。以前の音読テストで課題に感じていた、教員による評価の偏りは解消できていると思います。

生徒の発音の上達が目に見えてわかるように

生徒1人ひとりの音読を聞ける点が本当によいなと思います。授業中の音読練習では、声の大きい生徒しか聞こえないですし、聞けたとしても生徒1人に対して1文くらいなのですよね。「この生徒の音読はこのような感じなのだな」「この生徒はこういう声で英語を話すのだな」というのがわかるのは、教員として嬉しいことです。

また、生徒にとっては「恥ずかしがらずに練習できる環境」が必要なのだと感じました。RepeaTalkで提出された音声ではとても上手に発音している生徒が、授業中ではその力を発揮できていないことがありました。上手に発音することは、格好つけているようで恥ずかしい、という気持ちがあったようです。家庭学習としてのRepeaTalk活用に意義を感じました。
保護者のみなさんからも、「いつも頑張って練習しています」「お風呂でやっているようです」といった声がありました。このように、保護者の目に見えるところで勉強できていることはよいなと思います。

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教材レビュー RepeaTalk

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