時短でコツコツ!狙い通りのGTECスコアUP!
最終更新日:2023年11月22日
- おすすめしたプロフェッショナル
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森田 哲生 / 日本大学第二中学高等学校
RepeaTalk
コトバンク株式会社
- おすすめのポイント
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出版社を横断的に使えるため採用
実はリピートークを導入したのは2回目になります。
2020年度まではリピートークを使用していましたが、2021年度の高1から教科書を変えた際、その出版社と連携のあるアプリに変更しました。そのアプリは機能が豊富でしたが、うまく活用しきれず使い残してしまった感じもあり、2022年度の高1で再び教科書を変更した際、アプリもリピートークに戻すことにしました。
本校では学年ごとに教科書を採択しています。リピートークは教科書・出版社を横断的に利用できるところがメリットであるのと、私たちの採用目的であるリスニング指導への活用によりフィットしていると感じています。
また、共通テストや4技能検定でもリスニングがより重要になりました。リスニング力は高3で対策しても急には伸びないので、高1から音声を聞いて音読するリピートークをコツコツ活用するのがよいのではないかと期待しました。
平常点に含めてモチベーションUP
教科書の各レッスンの各パートが終わり次第、宿題としてリピートークに取り組むよう指導しています。授業の進捗にそって提出するのはやる気のある生徒が中心ですが、平常点に含めるようにしているため、学期末までにはほとんどの生徒がしっかり取り組んでくれます。
平常点への含め方は教員により異なりますが、私の場合、1回出せば何点…という形で、リピートークをやれば平常点20点のうち半分以上は取れる大盤振る舞いをしています。判定基準についても、提出すれば一致率に関わらずすべて「合格」にするなど、英語が得意ではない生徒もモチベーションを保てるよう、基準はゆるめに設定しています。
一方で、課題としているのが教科書本文のため、長期休暇中はリピートークが使えていないのが現状です。年間を通して活用するためには、もう少し工夫が必要だなと感じています。
練習内容はリスニングに特化
リスニング力の向上は、リピートークを導入した主目的の1つでした。リスニングの練習教材はたくさんありますが、聞く力を付けるには、分かっている英語を聞いて、耳と頭が結びつくことが大切であると思います。分かっている英語を聞く素材として一番良いのは、学んだばかりの教科書本文なので、リピートークの活用は理にかなっていると思います。また練習内容としても、リスニングにフォーカスするため聞く回数が多くなるようステップ構成にしています。
もう1点気をつけていることとして、生徒たちが面倒くさがらないよう、短時間の練習におさまる工夫をしています。例えば、モデル音声を聞いてからリピートするメニューだと単純に倍の時間が掛かるので、OverlappingやShadowingなど、音声を聞いて同時に話すステップをメインに、3回ずつ繰り返すメニューを組んでいます。
リピートーク導入前は、授業中の15分にOverlappingやShadowingを3回ずつ行っていました。そのため、リピートークの練習も、「やったらすぐ終わるからやってみようよ!」と言って、気軽に取り組めるという意識づけをしています。
3回くり返して聞けば、3回目にはだいぶ聞き取れるようになっているという手応えもあるので、リスニングの機会としても良いのではないかと思います。3年生になってから急にリスニングの力は伸びないので、「今からやっておいたら絶対いいことあるぞ」と声かけして、モチベーションを上げています。
GTECの結果で成長を実感
本校では毎年6月にGTECを全員受験しています。今年のGTECは、4技能のうち、リスニング以外の3技能は残念ながらそれほど著しい成長は見られなかったのですが、リスニングは30以上スコアが上がりました。
ちょうど昨年のGTECの時期にリピートークを使い始め、丸一年経って、はっきりと成果が表われてきたのだと感じています。この結果は本当にリピートークのおかげだと思います。
- 森田 哲生
- 日本大学第二中学高等学校
プロフィール
大学では勉強よりも熱心に山に登り、卒業後キャンプの指導員や移動教室支援に関わるうちに教員を志しました。勉強し直して現勤務校にご縁をいただきはや20年目。どうしたら生徒の好奇心がより旺盛になるか思案中。ワンダーフォーゲル部顧問として、月に一度わくわく山へ。 …