Reading Gym 改訂版 英語速読テスト
最終更新日:2022年2月24日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
Reading Gym 改訂版 英語速読テスト
数研出版
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
長文テスト1枚ずつが、ファイリングができるように穴あきになっているので、ファイルして後から見返せる。また、毎回何分で読めたかを計って記録する「学習記録シート」が付いていて、速読力・読解力の推移をグラフ化できるようになっている。右肩上がりで、読める語数が少しずつ伸びている。生徒たちが目で見て成果を感じることができる。
Q.困ったところや改善してほしいところ
QRコードが付いていて、理想のReadingのスピードが音声で流せると良いと思う。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
私は昨年(令和2年度)までの10年間は公務員コース担当で、公務員試験のための英語指導を行ってきたが、今年10年ぶりに特進コースを受け持つことになった。久しぶりに受験に向けての指導に携わったところ、共通テストの長文の文量がだいぶ多くなっているので、読むスピードを上げなければいけないと感じた。なるべく早いうちから読むことに慣れさせたいと思った。あまり他の教材をいろいろ探す時間がない中で、出版社から本教材を紹介された。1冊に24回分のテストがあり、回数を多くこなせる点が良かった。また、文章も現在使っている教科書「LANDMARK」よりも易しい英語で、英語力が低い生徒でもとっつきやすく、ある程度読むことができる内容なので、特進コースの1年生を対象に今年度(令和3年度)から利用している。
Q.実際の使い方
1冊に24回分のテストが掲載されている。「標準編(150~210語)」・「発展編(200~270語)」・「入試編(300~400語)」の3段階があるので、3冊で72個の長文をこなせる。週に6時間ある英語コミュニケーションの授業の中で、毎回の帯活動として使っている。行事などで授業のない日を除いても、1カ月半から2カ月で1冊を扱い、1年生の間に3冊を終わらせる予定にしている。
テスト1回分は1ページにまとまっていて、長文1問に対して2~3問の設問がある。毎回の授業の初めに、まず4分以内で問題を解かせ、その後全員で答え合わせを行う。10分で解答まで扱えるのでそれほど時間も手間も掛からない。現段階では、授業内で解説は行っていない。入試編になると語数も増え、文章の構造も難しくなってくるので、授業内で解説も必要になると思う。
Q.使ってみた結果
まだ1学期間しか使っていないので、大きな効果は分からないが、Readingの力は付くと思う。分からない単語があっても、そこでつまずかないで、全体を流して読めるようになってきた。「大体相手はこういうことを言っている」ということをくみ取れるようになってきている。
公務員試験では、長文問題は、長くても400語くらいの文章が3問~4問だが、大学入試は文量がもっと多い。時間がなくなって焦ると、凡ミスが増えてしまう。そういうミスを防ぐために、時間を取られすぎず、落ち着いて取り組めるように、速く構造を読み取る訓練になっていると感じる。
Q.利用が向いているクラスや生徒
進路を進学(一般入試)メインで考えているクラス。その中でも特に、基礎を固める必要がある学習レベルに向いている。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
すでに英文をよく読める生徒には物足りないと思う。
- 匿名先生