NEW TREASUREの文法カリキュラムに対応!二次元コードで長期休暇課題にも活躍。教師用追加データも充実!
最終更新日:2025年11月14日
- おすすめしたプロフェッショナル
-
後藤 宜孝(のりたか) / 駒場東邦中学校・高等学校
Listening Compass Introductory I~III
Z会
- おすすめのポイント
-
本書の概要
- 1回 約10分のリスニング(31回の学習コンテンツ)※指導用データ含む
- Google Formsでの配信対応(回答傾向・成績を自動集計)
- 音声は紙面に掲載の二次元コードから再生可能
- Z会の検定外教科書 NEW TREASURE STAGE1~2の文法シラバスに準拠
「5つの観点」でリスニング力をチェック!
- 音を認識
- 語句をイメージに変換
- 文をイメージに変換
- 短めのスクリプトを処理
- 長めのスクリプトを処理
つまずき箇所・課題が明確に!
特徴
1回10分で取り組める、学校専用のリスニング問題集です。現在、Introductory I~ IIIの3冊が発刊されており、文法カリキュラムベースで、中学~高校入学前のレベルに対応しています。各回が、オモテ面(語彙・文法の知識をビジュアル×リスニングで整理)とウラ面(演習問題)で構成され、リスニングを切り口に、バランスよく英語力の向上を目指せます。教師用データも豊富で、各回に対応した別問題やまとめのテスト、Google Forms上での演習や課題提出にも対応しています。
Q. 対象としたクラスの特徴(学年、人数等)
中学2年生の学年全体
Q. 導入の経緯
Introductory IIを中学2年生向けに、学年全体に導入しました。現在教科書として使用している、Z会の検定外教科書『NEW TREASURE』と文法カリキュラムの整合性が取れており、範囲・分量ともに、「夏期の長期休み課題」にちょうどよい教材だと考えました。
Q. 実際の使い方
長期休暇課題として活用し、生徒には、巻末の復習ドリルまですべて取り組むよう指示しました。二次元コードから音声サイトにアクセスできるため、生徒もスムーズに取り組めたようです。
また、音読アプリ「RepeaTalk」を使った音読活動用にも、Listening Compassのコンテンツを対応させ、できる限り取り組むように促しました。リスニング学習でインプットした内容を再度聞ながら産出活動につなげる学習の流れは、4技能を効果的に接続するという観点でも有効だと考えています。
RepeaTalkを活用することで、これまで複数のツールを組み合わせて試行錯誤していた音読活動を、デジタル上でリアルタイムに実現できるようになりました。さらに、定型化して生徒に提供できるため、各教材・教科書の活用度も向上していると感じます。
Q.この教材を使って良かった点
まず、教師用データが充実している点が評価できます。生徒がアクセスできない場所に、新規音声を活用した別問題が豊富にあり、その中の1つである「確認テスト用のまとめのテスト問題」を、夏期課題の成果測定に活用しました。このような提供方法は、生徒間の公平性が担保される点でも良いと思いました。
またリスニング問題集としても構成に違和感がなく、「語彙・表現の導入的なオモテ面→演習的なウラ面」という取り組み順も自然で、レベル感も適切でした。
Q. 教材への要望
巻末の最終ページにある動画コンテンツは、レベルが高く非常に面白いです。ただし、最後のページに配置されているため、生徒に気づかれにくいのが惜しい点です。中盤ページにコラムを設けるなど、より目に触れやすい場所に配置すれば、多くの生徒がアクセスできると思います。
また、Listening Compass Introductoryの復習ドリルは、レベルによって活動内容が異なります。今回使用したListening Compass Introductory IIは、英語を聞いて日本語で短答する形式でした。しかし、本校の生徒には、Introductory IIIのように英語で回答する方式でもよかったと感じました。難易度の高い問題は、穴埋め箇所を重点部分に絞るなどの対応で、十分に調整できるのではないかと思います。
- 後藤 宜孝(のりたか)
- 駒場東邦中学校・高等学校
プロフィール
駒場東邦中学校・高等学校、英語科教諭。「中高6か年を通してすべての生徒をAutonomous Learnersに育てる」がモットー。大学卒業後は3年間旅行会社に勤務し、団体旅行の営業および添乗業務を担当。その時経験した国際交流事業がきっかけとなり、オーストラリ…



