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大学受験スーパーゼミ 全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集 標準編

最終更新日:2022年4月25日

おすすめしたプロフェッショナル

藍田凛 / 元 関東地区 公立学校

目次

  • 大学受験スーパーゼミ 全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集 標準編

大学受験スーパーゼミ 全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集 標準編

桐原書店

おすすめのポイント

Q. 良かったところ

基礎固めを一からし直していくと、受験まで時間がない。本書を通して、まず自分の弱点を把握して、その弱点の補強をしてからどんどん応用問題に取り組んでいくという流れを作ることができ、生徒たちは効率よく受験勉強を進めることができた。
ひとつの文法に対しても同じような内容を問う問題が複数出ており、確実な文法定着を感じることのできるテキストである。広く浅い問題が何度も何度も繰り返し出てくることによって、どのような出題パターンでも解くことができるか、問題意図をくみ取る力・何の文法を問われているかを把握する力の育成をするをことができ、生徒たちも、満足していた様子である。

Q. 困ったところや改善してほしいところ

完璧な文法問題集だと感じており、困ったところや改善してほしいところは特になし。

Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い

●問題/課題
(例:それまで利用していた教材では達成できなかった〇〇という課題点を本教材では〇〇のように達成できると期待して。)
多くの文法書の問題では、単元の問題が並んでいるため、どうしても解答がしやすい作りになってしまっている。例えば、不定詞の単元であれば、ひとまず「to」を付けてみよう、となってしまい、「実際にその文法が使えるようになっているのか」、「入試などで答える際、その問題が不定詞について問うていると把握できるのか」が分からない。その点、本書は、問われている文法事項が、まとまっておらず、バラバラになって出題されている問題集なので、「実際にその文法が使えるようになっているのか」、「入試などで答える際、その問題が不定詞について問うていると把握できるのか」がはっきり判明する。
また、一般的な問題集とは異なり、「弱点発見シート」という紙のシートが1枚付属されている。そのシートの一覧表で、全ての問題が、どの文法事項が問われているものなのか、一目瞭然で分かる。間違えた問題番号をマーカーなどでチェックするだけで、マーカーチェックの多い文法単元が自分の弱点だと判明する。どの単元の文法が弱点か、即座に分かるシートである。
ある程度、基礎的な文法を定着させた後に力試しとして挑戦させるのに最適だと思い、本テキストを選定した。
バリエーションに富んでいるとも言えるが、問題量は多いと言える。

●状況(クラスの人数やレベル)
受験を意識し始めた高校三年生に対して、個別で利用した。
 
●他の類似教材ではなく、なぜこの教材にしたか
解説書が、問題冊子の2倍以上の厚みがあり、大変分かりやすい解説が、丁寧に記載されている点が魅力的。自主学習に用いるには、やはり、解説書が充実しているものが最適だと考えている。

Q.実際の使い方

●本教材の構成
(例:1単元見開き2ページで,最初にその単元で扱う文法事項,その後本文があり,右側に新出単語, 並べ替えや穴埋め問題の練習問題が数問ある。)
全10回の問題が収録されている。
第1回~第9回はそれぞれ50問(所要時間30分)と第10回25問(所要時間30分)の構成。
それぞれ大問は4つで、4択問題、穴埋め、並び替え、間違い直し、同じような表現の選択問題などの問題がバランスよく入っており、入試問題に直結する形で、演習することができる。
付属の「弱点発見シート」は、縦列が「第1回」・「第2回」…と右に第10回まで列が分かれており、横行は、「時制」「態」「助動詞」「仮定法」…と文法単元が分かれて記載されている。また、それぞれの列・行の中に、問題番号が記されているため、生徒が間違えた箇所を自分でマーカーチェックしておくだけで、どの文法単元が弱点なのか分かる仕組みになっている。

●授業の進め方
(例:1回の授業でこれくらいの範囲を扱う。アクティビティは、〇人ずつのグループワークで行わせる…等)
本テキストは、授業で利用せず、自主学習用に利用した。
解答にはそれぞれ所要時間が30分となっているが、解説などをノートにまとめたら1時間以上かかるボリュームとなっているため、長期休暇や講習、演習の授業などに向いている。
自主学習で用いる際も、間違えた問題についても、多くの場合は解説書を読めば分かるようになっているが、それでも分からない場合は解説をした。
全10回の問題に取り組むと、どこの文法事項が弱点か分かるため、再度同じ文法問題に取り組むこともしやすい。本書の問題自体は、解説を見たら十分理解できる丁寧な解説が記載されている。しかし特に苦手な文法単元があると判明した場合は、学習済みの文法書などで学習し直すと、より確実に文法が定着すると助言している。利用当時は「スクランブル」という文法書を学校採用していたので、特に弱点だと分かった文法箇所は、「スクランブル」の該当箇所に立ち返って、復習をするよう促し、文法事項を確実に定着するよう指導した。

Q.使ってみた結果

問題のレベルは高かったものの、センター試験や日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)の英語入試が易しめの学部を受験する生徒向けに大変適していた。
一から文法事項の見直しをする時間はないため、容易に自分の弱点となっている文法事項が何なのか判明させることのできる本書は、「受験勉強の効率化」という意味でも、重宝した。

Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒

進学校なら高校二年生の冬くらいに挑戦してみたり、高校三年生の夏の自主学習や演習の授業にも適している。

Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒

まだ基本的な文法事項がひととおり定着していない高校一年生には厳しい。
受験しない生徒たちには向かない。

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藍田凛
元 関東地区 公立学校

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