メッセージ
Q. 良かったところ
語源が載っているので、単語のイメージがつきやすい点が良い。
「LEAP」とその入門編「LEAP Basic」の2種類があるため、幅広いレベルの生徒が混在している当校でも共通して使いやすい。
ページの構成も、情報が煩雑ではなく見やすく掲載されており、分かりやすいと思う。
Q. 導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
本校は、何を目指すかによって、5コースがある普通科と4つの専門科に分かれている。調理の世界で国際的に活躍する卒業生も多いので、ALTの授業や専門分野の本場への研修旅行など、専門分野に進学するコースや科でもしっかり英語を学べるようにしている。コースや科によって生徒のレベルが幅広いため、教材や指導方法を全く同じにはできずそれぞれに応じて変更や工夫が必要という環境。1クラスは35人。
本書の導入開始は、2020年4月から。「LEAP」とその入門編の「LEAP Basic」のうち、コースや科に合う方を使っている。(「LEAP」は、最難関国公立大・難関私大・中堅私大を目指すコースで、「LEAP Basic」は、専門性の高い学部を目指すコース・調理師や音楽家など専門分野を目指す科で使用)
その前は「Database4500」と「Database3500」を、同じようにコースや科によって使い分けていた。特に不便や不満があったわけではないが、本書は語源が載っていてイメージがしやすい点が良かったので採用した。
Q. 実際の使い方 (どこを、どの程度のペースでなど)
・教材の構成(全体構成、ページ構成):
「LEAP」「LEAP Basic」に共通する構成として、使いこなせるようにする「発信語彙」と、意味が分かるようにする「受信語彙」に、英単語が分類されている。本の後半になるにつれてレベルが上がっていく。前半は1年生の単語で、後半になると2年生で使うような単語。見開きの左側に、英単語と訳や語源、右側に例文と訳が載っている。
・進め方(年/学期単位、授業単位):
高1の時に購入し、毎週水曜日のロングホームルームで、約10分間毎回、取り組んでいる。
学期初めにテスト範囲を全部決め、1回の出題範囲を10~20ページで区切って、その中から10題くらいを出題する。このペースで進めると、高2の1学期か2学期の途中で、1冊分完了できる。1年間で終わらせようとすると1回分のテスト範囲が多くなるため、このペースにしている。
テストは、本書付属のテスト作成ツールを使って各学年の先生が作っている。テスト形式は、選択式・記述・穴埋めで、難易度をコースや科によって変えている。大学進学を目指す「LEAP」使用のクラスは全部同じで作っているが、専門分野を目指す「LEAP Basic」使用クラスでは、選択式を増やし記述式を減らすなどして難易度を変えた問題にしている。
答え合わせは、テスト用紙を回収し教員が採点して返却している。今後は紙でなくClassiですぐ答え合わせができるように変え始めているところ。
・指導する上での工夫:
LEAP自体は生徒と一緒に使うタイミングはなく、各自が自分で取り組む。
Q. 使ってみた結果
語源があるからイメージがつきやすい。本書は基本的には当テストで使うものとしているが、それ以外でも生徒は自学自習で使っていると思う。他の授業で出てきた単語を確認している生徒もいる。音声があるのも良い。生徒によっては聞いていると思う。
Q. 困ったところや改善してほしいところ(もしあれば)
特になし
Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒
大学受験を目指している生徒たちには「LEAP」が向いている。
Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒
専門分野を目指す生徒たちには「LEAP」よりも「LEAP Basic」の方が向いている。