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  • 大学入試英文を加工なしで掲載!解説も丁寧で自宅学習にも有効

大学入試英文を加工なしで掲載!解説も丁寧で自宅学習にも有効

最終更新日:2022年7月27日

おすすめしたプロフェッショナル

田中宏延 / 浦和実業高等学校

目次

  • Cutting Edge Blue

Cutting Edge Blue

エミル出版

おすすめのポイント

Q. 良かったところ

中堅校~難関校と言われる大学の問題が掲載されており、内容も興味深いものが多い。なにより、実際に入試に出された英文がそのまま掲載されている点が良い。

また、解答がとても丁寧。1文1文の解説がすべて、英文構造解説というかたちで載っている。そのため、授業で時間数の関係でなかなか扱えないところなどは、解答(Orange以上では英文構造解説も)を配って自分で勉強してきなさいということができ、メリハリをつけやすくできる。解答や英文構造解説はバラ対応なので、学習後に終わったレッスン分だけを都度バラで配れる。

Q. 困ったところや改善してほしいところ

特に感じない。

Q. 導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い

問題/課題:

毎年年度によって長文教材を変えており、本教材は3年前の2019年度から、特進部の3年生に導入している(各担当教員が選択しており、中高一貫部は担当教員が違うため別の教材)。

教材会社によって教材の英文が、実際出題された入試長文からリライトされていたり、やや簡単になっていたりする(紙面の都合で少し削られたりしている)ので、変わっていない物を探していた。本教材は入試に出された英文のままなので、実際に受験している気分に近い点でうまく使えるかと思い採用した。

例えば、JMARCH(都内の難関私立大学)の大学の英文を問題集で扱ったとしても、簡単に書き換えられた英文だと「これくらいが読めればできそうだ」という雰囲気が出てきてしまい、それは避けたいというところがあった。そのため実際に出題されている問題にした。解答がとても詳しい点も良かったため選択した。

2022年度は、生徒のレベルが例年と違ったことや、教員1人が扱う教材数が多くなりすぎた都合上、別の教材を使用したが、次の2023年度はまた本教材に戻すことも検討中。

 

状況(クラスの人数やレベル):

本教材使用は特進部のみで、1クラス約30人。河合塾の偏差値で英語50くらいで、英検は2級、国公立・難関私立への進学を目標にしているレベル。

本教材はレベルがYellowからBlackまで色で5段階にわかれており、それぞれが「入試基礎、共通テスト・一般私大、国公立二次・有名私大、旧帝大・難関私大」のうちどのあたりかという難易度の目安も分かる。例年、真ん中のレベルのBlueを使用しているが、国公立を目指す生徒が多い年には難易度上で記述式問題が多いOrangeを使ったことも1度ある。

Q. 実際の使い方 (どこを、どの程度のペースで等)

教材の構成(全体構成、ページ構成):

シンプルな構造の問題集。各レッスンごとに、1~2ページ目に英文、次に問題文が載っている。1レッスンは2~4ページあり、1冊内に18レッスン(18大学分の過去問。ただし難易度が上がると取扱レッスン数は減り、Orangeは16、Blackは14)がある。

本体(64ページ)のほか、ナビブック(96ページ)と解答(146ページ)が付属している。ナビブックには、英文を読む上でのポイント・解くヒントがまとまっており、復習の段階で活用している生徒もいる。単語の意味を調べて書く欄や問題文の回答欄もあるため、本体に答えを書きたくない生徒はナビブックに書くこともできる。Blueより難易度が1つ上のOrangeやその上のBlackには、別売りで英文構造解説もある。

 

進め方(年/学期単位、授業単位):

本教材は3年生の英語授業のメインで使っており、12月までで1冊終わらせるのが目標の進度。

基本的に、週4コマ・4時間ある「リーディングスキル」の英語授業のうち、3コマの授業内で本教材を使用している(残りの1コマは別教材で文法の演習)

 

1コマ目の最初の20~25分で、まず生徒各自で問題を解く。時間を意識して解かせたいので時間を計っている。

その後、3~4名ずつのグループに分かれて設問の答えの分析会を行う。そこで全体で説明ができるように話し合う。ここまでで1時間。その後、各グループ代表者が自グループの回答をGoogleFormで送り、教員の元に集める。

2コマ目では、集めておいたGoogleFormの結果画面を映しながら各班が発表をする。例えば、4択の問題ならどこが間違いが多いかも全員で見て確認しながら、発表を聞く。

その後教員が、Form結果もふまえたうえで、どこが間違っているかをちゃんと意識できるような解答解説用のPowerPoint資料を作成する。

3コマ目では、作成したPowerPoint資料を確認しながら、各自で答え合わせをしつつ、英文解釈練習をしていく。

レッスンが終わらなかったり自分でやっておいてほしいものは、解答も配って自宅学習にすることもある。自宅での実施確認まではせず、質問がある場合だけ持ってくるよう指示している。

授業の中でナビブックまで取り扱いたいところだが正直そこまでは使えていない。

 

指導する上での工夫:

長文読解を考える思考プロセスを、話すことで自分でもより認識してほしい、なぁなぁで読むのは止めさせたいと考え、本教材導入当初からグループ分析会を実施している。
グループは最初はランダムで作り、毎回チームを変えて、各チームの理解度レベルやリーダー役が均等にバランス良くなるよう配慮している。

Q. 使ってみた結果

題材も面白いものが多いので、子どもたちも積極的に読む。実際に出た英文がそのまま載っているので、ある程度の緊張感はあり「読めなかったらこれマズイな」という気持ちが出て、勉強しようという気持ちが子どもたちのなかに出来てきたかなという印象がある。

難しいという声が生徒から聞こえることもあるが、でもこれくらいはできないとダメなんだよという話をして、そのきっかけづくりとしてはいいかなと思う。難しい英文に挑戦してほしい。

模試の結果など見てみると、子どもたちの頑張りもあると思うが、回を重ねるごとに少しずつ成績は伸びてきている印象がある。例えば、去年の4月の段階で英語の河合塾の偏差値が50未満だった生徒が、偏差値60以上の大学に受かるまで力を伸ばせた際に、本教材が貢献した印象がある。

教員用のデータも充実しており、音声データと入試の原本もCD-ROMに全部入っている。音声は、授業内で一度流して音を確認、QRコードを読み取って復習の時に音読してくださいという指示はしているがそれほど活用できてはいない。

読むところを意識して本冊の問題は多少変えられているところもあるが、その確認という意味で、最後にテストで実際に出た問題を解かせてみて「解けたじゃん」というふうにすることもある。入試の原本データがあるのでそのようなテスト作成にも使える。

Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒

レベルが5段階に分かれているので、いろいろなレベルの生徒が混在している学校ではスモールステップで進めるのでうまく使えそう。レベルにあったものを選びやすく、難易度を徐々に上げることもできる。ニーズにとても合った教材だと思う。

Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒

大学受験を意識していない生徒や、少し英語が苦手な生徒には合わないと思う。

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田中宏延
浦和実業高等学校

プロフィール

埼玉県出身。大学時代は英語教育学を専攻し、2015年より浦和実業学園高等学校に勤務。英語科教科代表ならびに特進選抜コース担任。「楽しく、どの生徒にとってもわかりやすい授業を展開する」ことを目標としている。英語学習に対する生徒の動機付けに興味があり、主体的な学び…

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