英語は3語で伝わります
最終更新日:2022年8月17日
- おすすめしたプロフェッショナル
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福岡県私立高校 O先生 / 福岡県私立高校
英語は3語で伝わります
ダイヤモンド社
- おすすめのポイント
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Q. 良かったところ
とにかく指導がしやすい。以前利用していた文法や英語表現のテキストでは、文法に沿って固い教え方だった。しかし、本教材は平易な言葉で教えることができ、英語が苦手な生徒でも英作文に取り組みやすい。英作文の指導をしやすくなった。
Q. 困ったところや改善してほしいところ
特にない。
Q. 導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
3~4年前、本屋で見かけて手に取ったのがきっかけ。
英検の英作文指導を行う中で、分かりやすい英文を書くためのコツを教えるのが難しいと感じていた。多くの生徒は日本語が先行してしまい、意味が通る英語になっていない。本書は、平易な言葉で英語を表現する方法を説明しており、「そういう視点があるんだ」と衝撃を受けた。「5文型あるなかで、第3文型だけを使えば英文は書ける」という理論にとても納得した。
「英語が簡単にできるようになる」と謡っている教材はたくさんあるが、実際にはそう簡単には行かない内容が多い。しかしこの本は他の教材とは違っていると感じた。
Q. 実際の使い方 (どこを、どの程度のペースで等)
本教材は、授業で定常的に用いているわけではなく、教え方を参照するために私が個人的に活用している。
英検受験が近づくと、特進コースの授業のなかで、最初の20分~30分を英作文の時間として取る。
その際に、本書が述べている発想の仕方を参考に解説する。例えば、お題に対して英作文を書くという問題であれば、まずは日本語でどう言えるか、なるべく簡単な日本語でアイディアを出させる。その際に、SVO(主語、動詞、目的語の「3語」)を意識して考えるよう指導する。難解な英語にならないよう、シンプルな文章を英文にすると、意味の通った分かりやすい英文を書けるようになる。
また、英検指導以外でも、授業中に和訳をさせるときには、読んでいる英文に応じて本書から役立つ考え方を参照し、説明に用いている。
Q. 使ってみた結果
本校は英検取得を奨励しており、生徒が英検を受験しやすいように英検の準会場となっている。受験は希望制だが、多くの生徒が年2回受験する。私が担当する特進コースでは、3級~準1級まで生徒によってレベルに差はあるが、個々の生徒の英作文力は確実に上がっている実感はある。
Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒
一度英語を勉強はしたけれど、使いこなせていないと感じる生徒。
Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒
もともと英語力が高く、英作文が書ける生徒には必要ない。共通テスト対策には向かない。
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