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私立難関校受験におすすめ!長文読解にむけて学んだ構文や文法を系統立てて整理できる、無駄のない一冊

最終更新日:2023年8月30日

おすすめしたプロフェッショナル

花坂耕治 / 賢明学院中学校・高等学校

目次

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数研出版

おすすめのポイント

Q. 良かったところ

本教材は本冊も別冊の解答編も薄い。内容が詳しければ良いわけではない。本教材は大切なところはしっかり載っているが薄く、無駄がない点が良い。重たくないし、取り組む心理的ハードルも下がる。

デザイン面では、赤と黒だけの2色刷りでシンプルな編集も良い。カラーの分量もちょうどよい。本文の内容も面白い作品が多い。

Q. 困ったところや改善してほしいところ

教材としては正直少し貧弱。もう少しデータなど欲しいが、そこの部分は自作している。例えば、本文のCDを聞かせながら取り組めるリスニングシート(ディクテーションや単語の穴埋めができるようなもの)や、単語や語彙の小テストに使えるテストデータなど。リスニングの教材ではないが、音読するならリスニングシートもあると役立つ。可能なら要約の穴埋めのような問題もあると、1単元ずつ総まとめができて嬉しい。

見開き右側の内容理解のための問題は、少しやりづらさがある。丁寧に答えやすいように誘導されているのがよくわかり、例えば和訳問題が全文空欄ではなく途中に「は」「だった」のような補足が添えられているが、それがあるために上手く間に訳をあてはめられない生徒もいる。これらは内容理解の手助けになり解きやすさのハードルは下がるが実践向きではない。最後のOverviewは難易度は上がるが、英文と本文の内容一致を問う問題で、出題タイプが実践向きではないと感じる。

英検のような4択問題などもっと演習要素を入れて、読解勉強もできるが実践力も養えるような問題になると嬉しい。

Q. 導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い

問題/課題:

背景として、本校は教員によって使う教材が違う。1年生はこの教材を使おうという大枠は決まっているが絶対ではなく、他の学年と被らないような整合性調整はするが、教員によって多少変更するのはOKという状況。とくに副教材は担当者にお任せなので、各教員が各々で選択している。

本教材は、いろいろな教員が数年前から細々と使ってきた。使い方は、課題だけや授業で使うなど教員による。わたしは2021年度から、高2の特進コースのなかの一部の生徒が受ける英語選択の授業で使用している。英語選択のクラスは2クラスあるが担当教員が違い使用教材も違うので、担当の1クラスでのみ使用している。

本校はコース編成タイミング上、生徒を見てから教材を選ぶのが難しい。先に教材を決めておき、その後生徒がコース編成を決めるという順序になる。教材を1冊に固定しても、その年上手くいったとしても翌年上手くいかなかったりする。教材だけ見て最良なものは他にも存在するが、生徒にとって最良ではないこともあるので、ベターなもの、扱いやすそうなものを選んでいる。

 

状況(クラスの人数やレベル):

1クラスは20名くらい。レベルは、受験は私立難関校、英検は準2~2級を目指すくらい。

 

他の類似教材ではなくなぜこれか:

長文を読むために必要な構文を学ぶ教材なので良いと思った。類似教材は多く、本教材より良いものもあるが今年は本教材を使っている。多少生徒のレベルが変わっても生徒に合わせて使いやすいからだ。BasicとStandardがあり、生徒のレベルを見てどちらを使うか調整できる。BasicとStandardは英文や単語レベルでは大差なく、どちらも英検準2級~2級レベルで、対象の生徒たちにちょうど良い。違う点はトピックで、例えば、to-不定詞はBasicのトピックにはあるが、Standardのトピックにはないというように、トピックに挙げられている難易度が違う。

また、大切なところがポイントを押さえて最初に分かりやすく出てきて、解説も英文もあまり長くないので扱いやすい。要点を押さえるのに向いていると感じて使い始めた。

Q. 教材の構成(全体構成、単元ごとページ構成)

BasicとStandardは基本的に同じ構成。B5版で計40ページで、同じページ数の別冊解答編も付属している。全体構成は3つのPartに分かれていて、1つのPartにトピックが4~7個ある。1トピックは見開き1ページで、左側に構文解説と英文、右側にWords & Phrases、Paragraph Comprehension(部分和訳や選択問題などが5問程度)、Overview(英文が本文と一致するかなどが5問程度)が載っている。

Part1とPart2はBasic・Standardともに「意味のカタマリを意識しよう」、Part3はBasicが「紛らわしい用法を区別しよう」、Standardが「頻出の用法をマスターしよう」、巻末はどちらも「類題にチャレンジ」

Q. 実際の使い方 (どこを、どの程度のペースで等)

進め方(年/学期単位、授業単位):

本教材1冊の計15トピックを1学期間で終わらせるゆっくりペースで進めている。1学期にBasicをやり、Standardは去年は夏休みに課題として出した。今年度の生徒にはより良い別の夏休み課題を見つけたため、Standardは課題でなく2学期に使う予定。Standardまで1回終えたら、最上位レベルのAdvancedまではやらず、その後は別教材を使う。本校では両方購入しているのでBasicから始めるが、生徒のレベルがより高ければStandardからの使用でも特に問題はないと思う。

本教材を使用している英語選択の授業は週に4コマあり、基本的には毎回本教材を使うが、英検前だと英検の過去問に切り替えることもある。進度がゆっくりペースなのは、音読や暗唱を行って、授業内で定着させたいため。

1コマ50分の授業で、大体の本文が3~4段落構成のうちの、半分の2段落分くらいの本文と問題を終わらせる。見開き1ページの左側に本文、右側に問題で、問題も段落ごとに分かれている。難しい部分はあまりないので解説はあまりせず、付属のデータCD-ROMで教材を黒板上で簡単に見せ、授業前半25~30分で問題まで終わらせる。後半はリスニングや音読。

CDで音声を聞かせて、音読、オーバーラッピングなどを立って行う。ペアやグループでする場合もあり、暗唱ならペアにして半分ずつ覚えて15分後に発表させるなどしている。

 

指導する上での工夫:

全部解説したくなるが、要所要所で解説し、重要度の高いものはやるが低いものはしないように今はシフトしている。50分講義形式では生徒もつまらないし、集中力がもつのは本校では20-25分という感覚なので、解説はその間にポイントを絞って短く終わらせる。その分音読などの活動に時間を使う方が学んだ内容が定着すると感じている。

Q. 使ってみた結果

前述のリスニングシートを作ってCDでリスニングをさせている。おかげで英検でリスニングが苦手ではなくなったという声がある。毎回授業のたびに本文と新出単語のリスニングをさせているので、生徒たちもリスニングに慣れてくる様子。

Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒

受験校に向いている。今まで勉強したことを系統立てて整理したい、長文を読ませるために構文や文法を勉強したい、というようなときに向いている。夏休みの宿題にも向いていると思う。基礎的な事項は学び終えて受験直前でもない高2がちょうど良いだろうが、最上位レベルのAdvancedなら高3でも良さそう。

Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒

英会話などのアウトプット重視のところ、文法用の補完教材が不要なところにはあまり向かないかもしれない。

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花坂耕治
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