辞書 by 物書堂
最終更新日:2022年2月22日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
辞書 by 物書堂
物書堂
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
視認性が高く、電子辞書と比べても非常に見やすい英和辞典アプリ。さらにアプリ内で購入できる辞書であれば、出版社に関係なく、横断的に使用できる。また入学のタイミングで購入しやすいように、4月になるとセール期間がある。英和・和英2冊で¥3,000程度からあり、紙の辞書と比べると半額くらい。予算的に可能なら、ぜひ試しに使ってみてほしい。
Q.困ったところや改善してほしいところ
現状、Androidには使えないので、Androidにも対応してほしい。また、時期に関係なく学割などがあると良い。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
もともとは個人的に使う目的で、iPad上で作動する、きちんと編纂された英和辞典アプリを探していて、2016年に本アプリを見つけた。
この頃はまだ、物書堂は各辞書のアプリ版を別々に製作してリリースしており、私は当時学校で採用していたウィズダム英和辞典(三省堂)のiOSアプリを購入して使用していた。
しかし、2019年に物書堂は、個別の辞書を別々にアプリ化するのではなく、1つのアプリの中にすべての辞書データを格納する形式に改めた「辞書 by 物書堂」という新しいアプリをリリースした。それ以来ずっと個人的に使い続けている。
本校では、まだ全校生徒にiPadを導入していないため、生徒には個人的に勧めているレベル。
現状、生徒たちは電子辞書を使っているが、電子辞書は一画面に4~5行しか表示されず、欲しい情報を探すのがすごく大変。あまり実用性がないと感じている。例えば、一つの単語を検索して、いくつかの意味がある場合、電子辞書だと何ページも下へスクロールボタンを押さなければいけないため手間がかかる。しかし本アプリでは、冒頭に意味の一覧が表示され、その一つをタップすると、その意味の説明のところまで自動で飛んでくれる。アプリを切り替える必要もなく、アプリ内に収めた他の辞書に飛ぶこともでき、横断的に検索できる。またブックマーク機能が付いていて、自分でタイトルを付けてフォルダーを作ることができる。教科書で出てきた単語を辞書の例文と結び付けて、自分だけの英語表現集を作ることもできるため、大変便利。
Q.実際の使い方
現状は、生徒に1人1台のタブレットの導入が完了しておらず、個人のスマホを授業中に使うことも許可されていないため、自宅学習で使いたい生徒にはお勧めしている。Androidには対応していないので、iPad、 iPhoneを持っている生徒だけ。1クラス20人~35人くらいで、そのうちどれだけの生徒が利用しているかは把握していない。
現在の英語の授業では、新出単語の実際の使い方を理解するために紙辞書や電子辞書で複数の例文を見るよう指導している。しかし、本教材のほうが検索機能や例文の表示数などにおいて優れているため、今後iPadを導入した際には、ぜひ積極的に使用させたい。
Q.使ってみた結果
授業中に、使い方が難しい英単語が出てきた場合、本アプリの辞書だと、10~20の例文をすぐに提示してくれる。それを使って生徒に説明ができるので、「単語の実際の使い方を理解しやすくなった」という生徒の声が上がっている。それに伴い、単語を覚える力も付いてくると感じている。
Q.利用が向いているクラスや生徒
英語を学習するすべての生徒にお勧めできる。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
特になし。
- 匿名先生