keyワーク
最終更新日:2022年2月23日
- おすすめしたプロフェッショナル
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さおり
keyワーク
教育開発出版
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
演習量が多いのがいいです。すでに定期テストで80点以上取れる生徒には問題の質や量は物足りないところがありますが、これから通知表で「5」を狙う生徒の基礎力強化には有効です。
Q.困ったところや改善してほしいところ
文法・語彙のドリル形式の教材のため、読解演習はあまり期待できません。まとめ問題のところに簡単な読解問題(教科書準拠)がありますが、文量としては3~5文、問題数は2~3つなので、読解力を付けたい場合には別教材が必要でしょう。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
塾のマンツーマン指導で中学生に使っています。keyシリーズには、keyステップとkeyワークがありますが、keyワークが標準レベル、keyステップが基礎レベルです。あくまで個人的な感覚ですが、平均点を取れる生徒はkeyワーク(標準レベル)、平均点未満の生徒はkeyステップ(基礎レベル)と感じています。教科書準拠教材で、各教科書会社の教科書に対応しています。英語の定期テストが平均点程度の生徒の定期テスト対策で使用します。
Q.実際の使い方
各レッスン、各パートにそれぞれ対応した構成です。ターゲット文、新出語彙が紹介され、演習問題があります。授業では、文法や語彙の確認をした後に演習問題を解くことが多いです。ある程度の情報処理能力がある生徒であれば、パート1で肯定文、パート2で否定文・疑問文という内容の場合、文法の確認を先に済ませてしまい、残りの時間で演習、終わらなかったものを宿題にしています。
Q.使ってみた結果
基礎~標準レベルの文法と語彙問題をカバーできるので、この教材をきっちりやりきれる生徒は定期テストで70~90点くらいは取れます。教材の構成としては、各パートが見開き1ページでまとまっており、1レッスン分が終わったら、そのレッスンのまとめ問題とテスト問題が付いているので、テスト前に扱うと効果的です。
Q.利用が向いているクラスや生徒
現状英語は平均点以上取れていて、教科書レベルの基礎を固めたい生徒、定期テストで80点以上を狙いたい生徒には使い勝手がいいです。このレベルの生徒への指導であれば、集団でも個別でも対応できると思います。英語が得意な生徒で、普段はかなり先取りした内容、もしくは英検対策等をしている生徒であれば、定期テストできっちり得点するために宿題のみで扱うのもおすすめです。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
現状英語の点数が平均点以下の生徒には、少し難易度が高い教材です。問題自体の難易度が高いというよりは、語彙の説明がないので自力で解くのが大変だと思います。英語の基礎の基礎から確認する必要がある生徒には、同じシリーズのkeyステップの方が扱いやすいと思います。
- さおり