New Horizon
最終更新日:2022年2月23日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
New Horizon
東京書籍
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
教員用のデジタル教科書を活用して授業を展開することができる。テレビなどに投影することができ、利便性は高い
ネイティブの音声が入っており、ネイティブの発音に触れることができる点は、リスニング能力強化に大変良い。またそのことにより生徒たちの興味や意欲喚起にもつながっている
教科書に5分間程度でできる適度な長さのリスニング問題が入っている。長すぎない問題であるため、授業内で扱いやすい
リスニング問題は、教科書の単元内の文法事項などに即した内容であり、利用しやすく感じている
Q.困ったところや改善してほしいところ
来年度から教科書が変わり、中学校で学習すべき内容が増え、長文を読まなくてはならなくなる。しかし「単語の発音の仕方が分からない」ということがネックになっている生徒が中学2年次に多くいた。
発音方法の補助になるような教材は掲載されていないため、ALTの先生と協同で独自の教材を作成。ALTの先生がマイクで吹き込んだ音声と、アルファベットごとに単語をグルーピングしたものを用いて「フォニックス」の発音の仕方をパワーポイントにして発音学習に利用した。
その結果、単語を見て発音できるようになった生徒が増えたため、中学1年次からこういった取り組みができたら良かったなと思う。本書内にも、そういった取り組みができるものがあるとより良い。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
利用期間:市が決めているので数年間利用している
本書を採用した理由:市が決めているため
Q.実際の使い方
利用学年:中学2年生
授業での利用方法
教員の範読(もしくはデジタル教科書なのでデジタル教科書内の音声)→生徒たちの音読→単語や文法のチェック→本文内容の理解と確認→新しい文法が出てきたら練習を行う、という流れで授業をしている。
文法練習は、具体的には、3つのキーワードを並べて提示し、「これらを用いて文章を作ってみよう」というような練習を、スピーキング力強化のためにも実施している。
【実践具体例】
比較級を学習した際は、「“ねずみ” “ぞう”を用いて、文章を作ってみよう」というアクティビティを導入した。実施方法としては、ペアで実施したり、グループで言い合ったり、皆の前でその場で発表させるといった方法を用いている。
Q.使ってみた結果
生徒の興味の有無の度合いもあるため、できるだけ、生徒たちの興味をひくような心がけをしたいなと工夫している。
本書のテーマには、「アニメ」や「ポップカルチャー」など、生徒たちが興味をもって取り組めるものもある。
もちろん、生徒たちにとっては興味のあまりないような「政治」の内容なども入っているが、生きていく上で、「興味がないようなことに触れてみる」、「興味の幅を広げていく」ということは、教育の中でしていくべきだと思っているので、テーマ性については、幅広い分野について掲載されている点でおおむね満足している。
- 匿名先生