読みトレ50
最終更新日:2022年2月23日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
読みトレ50
浜島書店
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
1回あたりの英文が短いので、短時間で本文を読み、問題を解き、答え合わせまでを10分以内で実施できる点が、帯活動で利用するのに適している。どの問題も、5分~10分程度で完了させることができる。英語が得意(中3で英検準2級以上を取得できる英語力のある)な生徒であれば、2分程度で問題を解き終えることができる
多読とまではいかないが、教科書だけで授業をするよりは読む英文の量がはるかに増える点は大いに価値のあることだと感じる
触れる英文の量が増えることによって、語彙や表現、文法を復習する機会が増え、基礎知識の定着が進んでいるのが感じられる
付属している概要を問う問題を練習することにより、長文を大まかに理解しながら読んでいく力、多少分からない単語があっても読み進めていく力、あいまいさに耐える力が付いたように感じている
Q.困ったところや改善してほしいところ
帯活動の教材として満足しており、特にない。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
導入の経緯:研修に参加した際、講師の先生に勧められたのがきっかけ。中学校で使用している教科書だけでは、読む文量が圧倒的に少ないと感じており、『読みトレ』を使用することでその点が解消できると思った。
教材の意図:「徐々に長文に慣れていくこと」と、「短時間で長文の大まかな意味をつかむこと」の2つを狙いとしている。
Q.実際の使い方
週に1回~2回、授業の始めの帯活動で利用している。『読みトレ50』」は1年生の後半~2年生の後半で、『読みトレ100』は2年生後半~3年生前半で利用している。
学習時間としては、問題を解くのに4~5分、答え合わせで3~5分、合計10分あれば終わる内容であり、帯活動などでの利用に適している。
本文内容(日記)は見開きの半分で完了している。見開きの右側と左側はそれぞれ別の本文(日記)内容が掲載されている。
問題取り組み:日記形式になっているため、実際の時期に近いページを利用している。
答え合わせ :模範解答を見て自分で丸つけと訂正を行うように促している。別解等の質問があれば適宜答えるスタイルをとっている。
解説・指導:生徒が問題を解いている間や答え合わせをしている間に机間指導を行い、共通して多い間違いがあれば解説を行っている。覚えておいてほしい単語や熟語があれば、適宜、黒板の端に書き、必要に応じてノートに書かせている。(例えば、英語が得意で、その単語・表現を知っているということであればメモを取らない生徒もいる。)
文法の解説は行わず、何年生のどのUnitで学習したか、あるいはこれからするのかだけを伝え、各自の自主学習を促している。
Q.使ってみた結果
長文に対する抵抗感が無くなった。
また、1文ずつ和訳して理解するのではなく、おおまかに意味をつかむ力がつき、実践的な英語に役立っているように感じる。
Q.利用が向いているクラスや生徒
中学校1年生の後半~中学校3年生頃に適した教材だと思う。
文量、語彙レベル、文法ともに中学生向きである。
『読みトレ50』は中1後半~中2向き、『読みトレ100』は中2~中3向き。
英文執筆は、名古屋女子大学教授のDouglas Jarrell先生によるものなので、アメリカと日本の文化の違いなど、オーセンティックで読みやすく、興味をそそられる英文が多く感じる。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
小学生や中学校に上がったばかりの生徒には難しい教材だと思う。
- 匿名先生