ZESTAR総合英語
最終更新日:2022年2月23日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
ZESTAR総合英語
Z会
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
●Read Aloud
各章末にRead Aloudというパッセージ、もしくは、会話文が掲載されている。ここでの例文は本編に出てきた構文と一致しているため、どのようなシチュエーションで使える英語であるかを具体的に理解しやすい。
また、本書全体を通して出てくる登場人物が一貫しているため、人間関係などのストーリー性がある。特に、他の教材とは違って地元特有の土地柄や施設などが取り上げられていることもあり(例:駒ヶ岳、函館、夜景、地元の名店「ラッキーピエロ」というハンバーガー屋からインスパイアを受けて「ハッピークラウン」など)、生徒にとっても親しみやすい。
●絵がかわいい
●文法説明が分かりやすいことはもちろん、筆者の名前を用いた”Peter’s Room”、”Imai’s Room”が具体的に欲しい情報や実践的な情報、「かゆいところに手が届く」日本人のよくある疑問を解決してくれる
例)
第13章「疑問詞」の部分、”How come…?”と”Why…?”のニュアンスの違い
第14章「否定」の部分での、”a little”と”little”の、絵を使っての分かりやすい説明
また、相手に名前を聞きたいときに失礼に捉えられない聞き方など、日本人が教科書で習うのとは違う生きた英語が載っており、授業内容プラスアルファで生徒に伝えることがある。
Q.困ったところや改善してほしいところ
なし。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
学校全体で導入しているわけではないが、本校教諭のピーター・キーン先生と、今井康人先生を中心とした近隣の高校の教員たちが制作した教材なので愛着があり、個人的に活用している。
Q.実際の使い方
本校では生徒には別の参考書を副教材として使わせているため、ZESTARは個人的に授業準備や予習のために使っている。
授業内では、新しい文法項目に入ったときや、教科書に載っている例文以外にプラスで説明をしたいとき、生徒から質問があったときなどに使っており、定期的にではなくそれぞれの場合に応じて用いている。
学校単位で扱う場合は副教材の文法書・参考書として購入する学校が多いと思われる。
「ZESTAR 総合英語」は文法書だが、「ZESTAR 総合英語 English Grammar in 27 Lessons」(Z会出版編集部編)という学校専用に販売されている教科書や、ワークブックもある。学校単位で採用する場合は「ZESTAR 総合英語 English Grammar in 27 Lessons」を教科書に、ワークブックを副教材に採用するケースが多いのではないか。
「ZESTAR 総合英語 English Grammar in 27 Lessons」(Z会出版編集部編)にはCDが1枚付いている。Oral DrillとDictationも含まれているので、Speaking・Writingのトレーニングにも活用できる。また、授業の進行方法によってはコミュニカティブにも対応できるのではないかと思われる。
Q.使ってみた結果
例文やワンポイントを説明するときに使っており、生徒の「わかった!」の声につながっている。
Q.利用が向いているクラスや生徒
道南(北海道)の高校(地元密着型のため)
難関大学受験にも対応しているハイレベルな教材なので進学校にも対応が可能であると思われる
説明が他の教材よりも詳しくされている。新出文法事項を生徒が一人で読んで学習を進めても導入から理解、簡単な演習までできるので、自学自習にも十分に対応できる
- 匿名先生