Revised Vision Quest
最終更新日:2022年2月25日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
Revised Vision Quest
啓林館
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
・デジタル教科書には学習した文法項目を使ったシチュエーションのアニメーションや映像があるので、説明や解説ばかりになりがちな授業に色どりやアクセントをそえることができる。
・宿題の和文英作問題をオンライン上で事前に提出するという教科書外のサービスや英語話者による英作文の添削サービスも利用できる。
・教科書に載っている例文や説明は必要最低限で、教科書だけ学習すれば理解できるような教材ではないため、文法書を参照させる習慣をつけることができる。
Q.困ったところや改善してほしいところ
デジタル教科書の文法書の解説PDFが通常版のもので、実際に生徒が持っている文法書(レベルがひとう上のもの)と一致しておらず、ページ数や構成などが一致していないこともある。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
・以前使用していた教科書は英語表現重視で文法ベースでなく、授業で中心的に使用してた文法書とワークブックとも別の出版社のものを使用していたため、有効的に活用できていなかった。そのため、ワークブックや文法書も充実していて、教科書に簡単な文法書と問題集を兼ね備えている部分に魅力を感じて本教材を採用した。
・以前は追加のプリントを作成したり、教える順序などは教員に任せられていたが、教科書を使うことで統一して同じような授業展開ができること、難易度が高い教科書で生徒の英語力をつけていくことを狙いとしている。
Q.実際の使い方
・高校の英語表現(文法)で使用。
・習熟度別のクラスによって教科書のレベルは変えず、どのクラスも同じ教科書を使用している。
・見開き1ページで、左のページが例文と解説、右のページが練習問題になっている。見開き1ページを約2回の授業で進めている。
・習熟度別の上のクラスの場合、授業では文法事項や例文を解説した後、スピーキング練習させたり、ペアワークで習った表現を使う状況を考える四コマ漫画をスライドで作らさせたりなど、授業内ではアウトプットの機会を多くとっている。
・問題を解くのは基本的に宿題としているが、時間が余れば練習問題を解かせたりもしている。
Q.使ってみた結果
・和文英作問題を授業前にオンライン上で提出させる授業支援システムと連動させることで、全員の解答に目を通してどういった共通の間違いがあるのか視覚化して解説できるようになった。加えて、生徒が答えを黒板に書くという時間も節約できた。
・例文は選択授業の受験対策講習など別の授業と連動させて使えるので、本教材の反復ができ、それが生徒の基礎力向上に役立っていると感じる。
Q.利用が向いているクラスや生徒
教科書だけでは必要最低限の解説しか書かれていないので、自分で文法書を使って学習する習慣が身についている生徒や、英語の実力があったり、英語に興味があったりする生徒に向いてる。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
英語が苦手な生徒、自分で学習する習慣がついていない生徒には合わないと思う。特に習熟度別の下のクラスには難しいと感じる。しかし、教員の工夫で対応は十分可能である。
- 匿名先生