Effective長文 Junior、Senior
最終更新日:2022年5月23日
- おすすめしたプロフェッショナル
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九州地方 私立高校 I先生 / 九州地方 私立高校
Effective長文(Junior、Senior)
エスト出版
- おすすめのポイント
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Q. 良かったところ
自分勝手な読み取りにならないための対策が講じられている。きちんと指示語や省略語句を説明するように仕向けられていて、要点をつかむために問いたい点がちゃんと設問になっている。また「簡潔に説明しなさい」「英語で抜き出しなさい」「日本語で書きなさい」といったさまざまな問題形式がある。入試では質問の意図をくみ取れず指示に従わなければ、その問題は丸々減点されてしまう。そのようなミスを避けるために、指示の傾向をしっかりつかめる仕組みになっている。
Q. 困ったところや改善してほしいところ
特になし
Q. 導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
正確な導入時期は分からないが、数年前から、スーパー特進クラスと特進クラスを対象に使用している。
長文の量が300語程度で、多すぎず少なすぎず、授業内で扱うのにちょうど良い文量。最近は速読でざっと読ませる教材も多いが、その場合、生徒が自分の解釈で、間違った方向にズレて理解していることがある。しかし本書は、本文に対する設問が、内容を問うものもあれば、文法を問うものもあり、的確に読みこなしていくことができる。最終的に「和訳せよ」「説明せよ」という問題が出たときに、きちんと訳せることを目指して授業を行っているので、その目的にしっかり合っている教材だと感じる。Q. 実際の使い方 (どこを、どの程度のペースで等)
高校2年から3年にかけて、コミュニケーション英語、および課外授業の中で用いている。
基本的に2年生はJunior、3年生はSeniorを学習する。1冊20レッスンを、1回の授業で1レッスンずつ進めていくため、本書を使う期間は1年のうち数カ月間。生徒の習熟度合が、ある程度基礎が身に付き、長文が読めるレベルになった頃(目安としては2学期に入るくらいの時期)から扱い始める。
各レッスンの構成は見開き2ページで、まず左ページの最初に、Keyとなる文法項目が各レッスン2つずつ取り上げられ、例文を交えて解説されている。(1項目にだいたい例文3つ掲載)その下に300語程度の長文がある。右ページには、和訳、指示語説明、文法説明などの演習問題が数問という構成。
授業では、まず最初の15~20分かけて問題を解かせる。その間に、そのレッスンで解説したい点をざっと黒板に板書しておく。それが終わったら教室を巡回して、生徒の回答を見ながら、どんな間違いをしているか、どんな良い表現を使えているかをチェックする。それを踏まえて、残りの時間を使って、全員で答え合わせをしながら、解説を行う。
(この教材とは別に、毎日1文、ロイロノートを使って長文課題を出している。板書の下にロイロノートで間違いの多かった点も書き出して解説する。)
- 九州地方 私立高校 I先生
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