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  • 実際の入試問題から選定した一段落分だけの長文読解。入試演習の手始めにまずはこの教材を!

実際の入試問題から選定した一段落分だけの長文読解。入試演習の手始めにまずはこの教材を!

最終更新日:2023年4月4日

おすすめしたプロフェッショナル

坂本 頼泰 / 大阪高等学校

目次

  • Smart Reader [Approach]

Smart Reader [Approach]

いいずな書店

おすすめのポイント

Q. 良かったところ

実際の大学入試問題から選定して1段落をそのまま掲載しているので、内容は入試問題レベルだが、文量が短いので長文に取り組む心理的なハードルを下げることができる。一文で構文を解説しているものより、本教材は文章の中で文脈理解ができ、段落の長さもちょうど良い。

Q. 困ったところや改善してほしいところ

設問が日本語訳を問うタイプの問題だけなので、内容理解の問題も含めてほしい。
教員用のデータファイルに英文しか入ってないものがあるので、日本語訳などを再作成しないといけないのが面倒だが、最近は「チャットGPT」を活用すればその点は補えるとは思う。
※チャットGPT=質問を文章で入力すれば、AIが日本語で解説してくれるチャットボット

Q. 導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い

問題/課題:
昨年度(令和3年度)文理特進コースを初めて受け持った。それまでは英検対策などは行ってきたが、入試にアプローチするのは初めての経験だった。本校の文理コースの生徒のレベルでは、いきなり共通テストの演習問題だと心が折れてしまう。長文を読むスタミナがないので、ステップを踏んでいく必要があると感じた。入試のレベル感を保ちつつ、読む文量は少なめの負担が少ない教材を探していた。

状況(クラスの人数やレベル):
文理特進コース2年生 1クラスあたり40人。偏差値45程度で、産近甲龍や、上位層は国公立を狙うレベル。

他の類似教材ではなくなぜこれか:
速読や読解のさまざまな教材を見ていく中で、1段落~2段落くらい(50~100語程)の短めの文章が、本コースの生徒のレベルにちょうど良かった。問題を解いて解説までを10分以内に収めることができ、かつ簡単すぎない教材なので扱いやすい。導入当時はレベルが「Approach」しかなかった。今年(令和4年度)「Basic」が出たので、高校1年生から導入しても良いと思う。

Q. 教材の構成(全体構成、単元ごとページ構成)

全体で28のユニットが、文法的なターゲットごとに大きく4つのZoneに分かれている。

  • Zone1:意味のまとまりをつかむ(ユニット1~14)
  • Zone2:文の構造をつかむ(ユニット15~22)
  • Zone3:説明を加えるパターンをつかむ(ユニット23~25)
  • Zone4:動詞の後のパターンをつかむ(ユニット26~28)

1ユニットは見開き1ページで、左側上段に例題1つ、下段に読解ポイント・英文解説・全訳、右側に実践問題が2つ載せられている。

Q. 実際の使い方 (どこを、どの程度のペースで等)

進め方(年/学期単位、授業単位):
週3時間の英語コミュニケーションの授業で使用。他の教材も扱うため、本教材は2回に1回くらいの割合で、最初の10分間の帯活動で扱う。1回の帯活動で実践問題1つ分を解いて、答え合わせをし、解説まで行う。10分間で扱うため、分からない単語を辞書で調べる時間はないので、最初に難しい単語や説明したいポイントは私が黒板に書き出しておく。本教材は、文構造などを学習する目的ではなく、難しい文章を一緒に読み入試レベルの文章に慣れる目的で使用している。
全部で56個(ユニット28×実践問題2個ずつ)の実践問題があるが、昨年は1年間でユニット22くらいまで終わった。終わらなかった残りのユニットについては各自で自主的に行う。
付属のCD-ROMで本文全体のデータが入っているので、授業で扱っていないところを定期考査で出す(例えば、5段落のうち授業で2段落まで扱い、残りの3~5段落をテストに出題する)と、初見の文章ではあるが、授業で学習した部分とつながりのある内容なので、まったく初見の問題を解くよりは取り組みやすい。問題の難易度のバランスを取ることができる。

指導する上での工夫:
偏差値45ほどの本コースの生徒のレベルでは、1コマ50分同じことをずっと扱うより、やる事を15分単位くらいで変えていった方が集中力が続く。本教材を帯活動として組み込んだのは、授業構成として良かったと思う。 
日本語訳を見てもよく分からない生徒もいる。現代文の先生とコラボして、英語の日本語訳を現代文の授業の中で、日本語の観点から内容理解を扱ってもらったりした。

Q. 使ってみた結果

本教材だけの成果ではないが、入試問題への架け橋にはなっていると思う。本教材を練習したうえで模試を解いてみると、少しだけ長文読解に対するスタミナが付いているはず、と信じて指導している。

Q. 利用が向いていると思われる学校・クラス・生徒

長文を読むことに心が折れそうな初級段階の生徒が、長文読解に入る前の下準備として使うのにおすすめ。「Basic」レベルが出たので、1年生から使えると思う。

Q. 個人的にあまり合わないと思う学校・クラス・生徒

入試を視野に入れた教材なので、進学をしないところは必要ない。

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坂本 頼泰
大阪高等学校

プロフィール

2004年~関西大学商学部、2008年~関西大学大学院外国語教育学研究科を経て2011年~大阪高等学校で勤務。東京書籍eネットの実践レポート「リテリング活動で4技能を学ぶ」、「英語ディベートに挑戦」を掲載。2022年度スタディサプリティーチャーズライブで発表。…

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