New Enjoy ワークブック
最終更新日:2022年2月23日
- おすすめしたプロフェッショナル
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匿名先生
New Enjoy ワークブック
教育同人社
- おすすめのポイント
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Q.良かったところ
本校は、1クラスに35~36名の生徒がおり、英語力のレベルの幅が広い。例えば中2のクラスでは、英検2級から5級までのレベルの生徒が同じクラスに混在している。
本教材は、下位層の生徒も自分で勉強に取り組めるようになることを念頭において導入した。解説が丁寧な本教材の利用により、助けがないと問題を解けない下位層の生徒でも、説明を読めば解くことができるので、自分で取り組ませることができている。さらに解説が必要な点については、授業内で解説を加えることで対応している。
Q.困ったところや改善してほしいところ
回答に誤植があったことが1,2度あった。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
2020年度から中学2年生を対象に導入した。使用を始めて現在1年になる。それまでは教科書のみを用いており、追加の練習問題は教員が各自プリントを作成して補充していた。しかし、それだけでは圧倒的に演習量が足りなく、さらに教員の手間もかなり掛かってしまうため、練習問題用の良いテキストを探していた。本教材は、教科書に準拠しており、まとまりが良い。2020年度に予算が確保できたため、導入が実現した。
Q.実際の使い方
教科書は、教育出版の「One World」を使用しており、それと併用している。
本教材は、1レッスンに4つのパート(パート1~パート4)がある。1パートは見開き2ページで、左側に「基本分・練習問題・新出単語」、右側に「教科書内容を確認する英問英答・目標文法を使った並べ替え問題・英作文」という構成。教科書の進捗に合わせて、教科書の範囲が終わったら、次の授業で本教材の対応するパートを用いて演習を行う。(教科書の授業時間も含めると、1パート2時間、1レッスン8時間で扱う。)
4人グループに分け、まずは各自で20分くらい問題を解かせる。早く終わった生徒が他の生徒を手伝う。グループ学習によって、下位層の生徒が助けを得られる。さらに、上位層の生徒も他の生徒に説明する機会を通して、より理解を深めることができる。その後、各自で答え合わせを行い、入試に出る項目や口語表現など、特に重要だと思う点は全体で解説を加える。各レッスンの終わりには、4つのパートで習った基本文の並べ替え問題が1ページ、新出単語約50語のリストが1ページ、「まとめテスト」が1ページ付いている。「まとめテスト」も他のパートと同様、授業内で問題を解く時間を取り、答え合わせを行い、必要に応じて解説を行う。順序立てて演習が行えるので、生徒たちも学習内容を振り返りやすい。音声教材は別売りなので、利用はしていない。
Q.使ってみた結果
学習内容がきれいにまとまっているため、生徒から「取り組みやすさがある」「ワークをもとに自分で勉強ができるようになった」という声が上がっている。レベルを問わず取り組みやすい教材だと感じる。
数字としてデータは出していないが、文法や語彙などの言語知識や、英作文力が身に付いていると思う。
Q.利用が向いているクラスや生徒
説明が丁寧なので、1つのクラスで習熟度にばらつきがあるクラスで、生徒に自分で取り組ませるのにお勧め。
Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
英語力が高い生徒が集まった学校やクラスでは、難易度的に物足りないと思う。
- 匿名先生