SUNSHINE ENGLISH シリーズ
最終更新日:2022年2月23日
- おすすめしたプロフェッショナル
-
吉田先生 / 横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校
SUNSHINE ENGLISH シリーズ
開隆堂出版株式会社
- おすすめのポイント
-
Q.良かったところ
①アトラクションカードが付いているところ
先生が「Clean a room」と言ったら、生徒はその絵がかかれているカードを指差す、というように授業内で使っている。こうすることで、生徒はコロケーションで頭に入る(Lookはatと一緒に使うなど)。また、音声、意味、動作のすべてがリンクして覚えやすい。特に、最初の段階で動詞を覚えさせるのに役立つ。②プログラムごとのテーマがよく、タスクを考えやすい。タスクをおこなうことで生徒たちの思考も働くところ。
テーマとタスクが関連しているので、タスクの目的や場面、状況が明確。そのため、子どもたちの思考が働く。例えば自己紹介をする際に、「自分の行きたい国を発表する」ことをタスクとして生徒に与える。すると、生徒によって選ぶ国が違うので、発表する内容も違ってくる。このように、ひとりひとりが自分の頭で考えるように促すことができるのがとても良い。
Q.困ったところや改善してほしいところ
一部ではあるが、タスクに結びつけにくいテーマへと改訂されたところ。中1のプログラム7は、改訂前はYUKIちゃん(登場人物)が好きな話をするという内容だった。以前はそこで、自分の好きな本の紹介をするというタスクを生徒に課しており、使いやすかった。しかし、現在は改定され、海がテーマの内容になってしまった。タスクと結びつけにくく、使いにくい。中1には、生徒に自己紹介の機会を与えやすいテーマを取り上げてほしい。
Q.導入の経緯や、本教材採用の意図と狙い
もともと使用していた。それぞれのプログラムごとに与えられているテーマがコミュニカティブなため、生徒に対しテーマに関連したタスクを設定しやすいところが、本教材が採用に至った理由。
Q.実際の使い方
教科書に沿って授業を進めている。それぞれのプログラムごとに一つのテーマがあるため、先生がそのテーマに関連したタスクを独自に設定し、生徒に課題として与えている。例えば、中1ではテーマに関連付けた自己紹介、中2では鎌倉など周辺地域の紹介、中3では社会問題や日本文化についてのタスクを設定し、生徒に取り組んでもらっている。
Q.使ってみた結果
よかった。プログラムごとのテーマが良く、タスクを設定しやすい。
Q.利用が向いているクラスや生徒
他社教材と比べて特に難しいということもないので、どの学校でも使いやすい。
特に、コミュニカティブな授業をしたい学校には適する。Q.あまり合わないと思うクラスや生徒
他社教材と比べて特に難しい教材ではないので、難易度の高い内容を求めている学校には向かないと思います。
- 吉田先生
- 横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校